「不安で仕方がない」大アルカナ:月【タロットカード紹介】

見るからに薄暗いカードですね。
月はタロット以外でも不安定で冷たい存在として描かれることが多いです。
グリム童話の「七わのからす」に出てくる月は本当に怖かった!未だに思い出します。

基本的な意味

月のカードは「不安・誤解・嘘・曖昧」みたいな、何だかすっきりしない単語が並びがちですな。
私の一番の敵は「不安・怯え」だもんで、このカードがこれから先を指して出ると、あぁマジかもう…勘弁してくれ……ってなる。なるんや。

そもそも不安や怯えって何なのでしょうね。
自分を護るための仕組み、危険を避け傷つくことを避けるために備わったセンサーから発令されるお知らせかしらね。

ただそのお知らせに囚われすぎるとほんとロクなことがないのだ。
何故そう感じるのか?不安が生まれるのか?怖いのか、怯えるのか。
大前提としての「成し遂げたいこと/進みたい方向/なりたい自分」を忘れて、“そこへ向かう過程での危険や負傷を避けるためのお知らせ”自体に怯えきってしまうと、ロクなことがないんだよ。ないんだよ……。

月のカードに対してだらだらだらだら文章が出てくるのは、私にとって本当に痛いカードだからです。
未だに、このカードが正位置で出ると重い。
早くひっくり返ってくれないかな……って、そっと目を逸らしてしまう。
ほら、逆位置で出ると「不安が晴れる・疑惑が解消する」みたいな感じになってくるんでね。

私は狼であり、犬であり、ザリガニなんです。
得体の知れないもの(黄金の道、空から降り注ぐ黄金の雫)に怯えて吠える狼、犬。
黄金の道や雫は自分の目指すものだと確信していて、棲み慣れた水場から旅立とうとしているザリガニ。

月のカードが出たときは、お前は狼や犬なのか?ザリガニなのか?ちゃんと選びなさい、って叱られているんだと解釈しています。

身体は小さく、脆く、水場を離れれば飢えて渇いて死んでしまうかもしれない、大きな犬や狼に食べられてしまうかもしれない……けれど、ザリガニはきらきらの方に進もうとしてるのね。
その小さな身体で、あそこに辿り着くのにどれだけかかるのよ、ってこっちが心配になるくらいにさ。

狼と犬は強いよ。
身体は大きく、牙もある、走るのも速いし、賢い。
きっとこの場から離れなくても生きていけるんだよ。
そうやって朝が来るまで警戒して吠えて夜をやり過ごすってのも必要なときがあるでしょう。

ただ私の経験上、狼・犬サイドで警戒心が必要なときはもうちょっと違うカードが出るね!
例えばワンドの9とかね!

だから、月が出たときは。
お前は狼や犬なのか?ザリガニなのか?ちゃんと選びなさい!ってのに、「もちろんザリガニだよね?」的なニュアンスを多分に含んだ感じでお叱りを受けている気分になります。

逆位置で出たら?

不安が晴れてきたー!晴れる要素が出てきたー!
これでちょっと安心ですね。まだまだ目の前は暗く怖いものや恐れはたくさんありますが、それでも「軽くなってくる」という風に読みます。

狼や犬がわうわう吠えている足元を、どうにかすり抜けて歩いていける道を見つけるのですな。
あちらの山々は厳しいし、道だって自分の短い脚で歩ききれるものかどうかもわからないけれど。

そう!『七わのからす』の月だってめちゃくちゃ怖いけれど、主人公は何とかそこを潜り抜けて目的地まで行けるんです。怯えながらでも進む勇気!
あ。そういえば太陽も怖いな、このお話……でもって星は優しい。
ちょっとこれもタロットっぽいですね。太陽は時に乱暴で恐ろしいけれど、星はそんなことないもの。

関係ないですが、私の大好きな『ワンワン物語』では、“月はひんやりしていて薄荷味で美味しい”と書いてありました。何それ食べてみたい。

どっちも私が大好きで何度も何度も読み返した絵本です。
タロットとは直接関係ないですが、おすすめしたいのでご紹介しておきます。

以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう