「強弱・剛柔の融合」大アルカナ:力【タロットカードの意味紹介】

心の中に獅子がいて、それを無理矢理じゃなくて優しい力で抑えてて、うまいことふたりで世間を生きてる、みたいなイメージのカードです。
個人的には、あんた今うまくやれてるわよ!大丈夫よ!コントロール抜群!って言ってくれてる感じがするから、このカードは好きです。逆に、今は大人しくとも心の中には獅子がいるんだ、って思えるのも好きです。

基本的な意味

大アルカナ:力
  • 穏やかさによる力の制御、柔をもって剛を制す
  • 理性と本能、男性性と女性性といった相反する要素のバランス

獅子の強大な力を、乙女が柔軟な力で抑え込んでいます。まさに、柔をもって剛を制す!無理にコントロールするのではなく、相反するものの相互作用でバランスが取れている様子、といったところでしょうか。

絵を見ると、乙女が獅子をいい子いい子しているようにも、屈服させているようにも見えますね。獅子も甘えているのか怯えているのか、大人しいです。しっぽを巻いてるので、乙女を恐れているみたいだね。

さてさてこの乙女、どこからやってきてどうして獅子に近づいたのかは全然わからないけれど、それまで周囲のいきものを追い払い、孤独という檻をもって自分の身を守っていた獅子が、乙女の登場によって孤独を失ったのだ。これは大事件だ。

獅子がしっぽを巻いてるのは、乙女のことが純粋に怖いっていうだけじゃなくて、ひとりじゃなくなること自体が怖いのかもしれないな。世界を広げるのはどんな形であれ、それなりの覚悟と怯えが伴うことだものね。

世界を広げるのってすごく労力を使う。それに、力のコントロールは本当に難しくて、過ぎる力は孤独を呼ぶし、抑えすぎると自分がなくなってしまいそうだし、いずれの未来も怖いです。私は。

だからこのカードが正位置で出ると、嬉しくなっちゃう。
あぁ今はちゃんとコントロールが利いてるんだなぁ!良かった!って、もしくはそんな未来が来るんだなぁ、って思える。何ならお守りにして持っていたいよね。太陽とセットでさ!

逆位置で出たら?

  • 過剰な圧力、過剰な怯え
  • 相反するものの均衡の崩壊

力の逆位置の場合は、偏った要素の暴走が起きる感じです。獅子が強すぎて乙女を食ってしまうのか、乙女が強すぎて獅子が消えてしまうのか、とにかくうまくやれていない状態。どちらかが強すぎると、心地よさや安定は失われてしまう。
過剰な強さは周りを滅ぼすし、優しさだって行きすぎれば周りを支配しかねない……

その先にあるのって、どっちも孤独じゃないかなぁと思うのです。力の出どころがどこであれ、行きすぎ・やりすぎを感じたらちょっと注意やで!

以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。