【読み】フェオ・フェフ・フェイヒュー
【意味】家畜・財産・豊かさ
【英字】f
【神】フレイ
北欧にて筆記文字や呪術文字、占いの用途で使われてきたとされているが、未だ謎が多い古代の文字「ルーン」。個人的に占いで使う中で感じた自分なりの解釈を勝手気儘に一文字ずつ乗せていこうと思います。まずはフェオ!
基本の意味
フェオは「家畜」を意味するルーン。 かつて貨幣の無い時代では「家畜」をどれだけ多く所有するかが豊かさの象徴だったようです。 なので、現在の意味合いにするのであれば、自分が所有している「お金」や「お金に変えられるもの」、「資金源になるもの」という意味合いになるのではないでしょうか。 (どちらかといえば土地などの不動産より動産のイメージかもしれません。) そういう自分が所有する「財」を意味するルーンですね。 所有する財があるこその「豊かさ」という意味合いになります。
お金だけが豊かさを感じられる全てではないですが、財産があるからこそ心に余裕が出来て豊かであれたり、豊かな心が財産を増やす鍵になったりすることもあるのではないかと思っています。
「財」を意味するルーンが占いで出てきたら「やったー!お金が増える予感!」みたいなイメージがわくかもしれません。まぁそれもひとつあるかもしれません。しかし、この「財」は元々の意味である「家畜」に目を向けるとわかりやすいのですが、ラッキーで手に入る臨時収入的なニュアンスはございません。財産となる家畜は日々世話をして成長させ増やしていくことが大事であり、手間暇かけてコツコツ積み重ねることが必要となります。年月がかかることですね。ですので、努力して、工夫して、日々力を注いで得られる財というニュアンスになってきます。 もちろん、ラッキー的に家畜の成長が良かったぜ!みたいな事もあると思いますが、そもそも畜産を初めていなかったり日々世話をしていなければそのような事は起こりません。ですので、もう手をつけており、日々の努力のもとに生まれる財となります。
また、「お金に変えられるもの」というのは、車とかブランド品とか物体として直接的にお金に換金できるものだけではありません。自分自身の技術や才能、繋いできた人脈を活かすことも財を増やすことに繋がります。そういう面も含めて自分の所有する財とは何なのかを考えさせてくれますね。 ですので、このルーンは所有する財に向き合う力をくれ、誠実に財を増やすことを応援してくれるルーンといえます。所有する財を増やして豊かになりたいという気持ちは、恥ずかしくも悪いものでもございません。素直に豊かさを望みましょう!
占いでフェオが出たら?
正位置で出た場合
- 今まで育ててきたのものに実りがある
- 頑張ってきたことへの報酬がある
- 自分の財に目を向ける時期
- 資産があることでの豊かさに目を向ける
- 自分が持っている財に気づく必要性
逆位置で出た場合
- 目の前にある、すぐに手の届きそうな財に目がくらんでないかチェック。
- 自分の利益ばかり考えていないかチェック。
- 財を増やすことで得られる豊かさを諦めていないかチェック。
- このままだと損失があるかもしれないから見直しを!
フェオの考え方
とにかく、自分が所有している財の話という解釈でOKだと思います。 質問の内容や出方によって、「所有する財に目を向ける時」だという解釈や、「今までの頑張りが自分の財になる」といった解釈ができるかと思います。 どちらにせよ、自分の財がどのくらいあるのか今一度確認するのは大事ですね。所有しているお金がどれだけあるのかという確認はしやすいかもしれませんが、そのお金をどう運用して増やしていくのか、自分の才能をどう活かして育んでいくのか等を考えてみても良いかもしれません。うっかりしていたけど私こんなことも出来るじゃん!みたいな発見もあるかもしれません。そういう確認を改めてする機会にしても良いですね。
仕事・恋愛・遊び等に対してこのルーンが出たとしても意味合いは同じで、育み続けることで実るようなイメージですね。人との間柄でも育んできたものが実って財につながる、またはそういう人との出会いのような感じでしょうか。
このルーンは新しいチャレンジに出るとか博打的に賭けるようなイメージとは真逆のものになります。「今自分が持っていいるものを堅実に増やす」という目線で考えるというニュアンスになると思います。
このルーンが出て、財かぁ… … お金なら増える気しないなぁとか、お金の事はいいや……っていう事もあると思います。しかし、自分がもう持っているもので、お金だけではなく、スキルや体力、人脈、やる気、などなど絶対何かしらの種があるはずなんですよね。それがもうすでに所有している財であり、それを無理にお金に繋げなくても成長させるための行動をとっていくことで、結果お金や人脈や色々な形で返ってくることがあります。それが己の豊さをつくっていくといえます。ズルせず心穏やかに真面目に励んでいくことの大切さを考えさせられますね。