【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

タロット占いをしていると、「このカードとこのカードは似ているな」と思うことがあります。特に初心者の頃、まだ各カードの個性をしっかりと握れていない場合なんかは、細かいニュアンスの差を掴みきれずに「このカードとこのカードは違うのに、同じような説明になる……」と迷ってしまうこともあると思います。

例えば『戦車』と『ワンド ナイト』(どっちもすごい勢いのある戦士やけど何が違うの!?)とか、『ワンド 9』と『ソード ペイジ』(どっちも『警戒』って言う意味があるらしいけどどういうこと!?)とか。

というわけで!今回はウェイト=スミス版タロットを、伝統的な意味をベースにしつつ、ももねこが重ねてきた占いの実践経験から導き出したイメージを重視してカテゴライズし、一覧にしてみました。タロットの意味を似ている要素でくくるため、大アルカナ・小アルカナの枠も敢えて外しています。きっと「そういう読み方もアリか!」と思っていただける内容なので、タロットリーディングのヒントとしてぜひご参考ください!

タロット一覧の説明に入る前に、ちょっと前置き。

  • カードのキーワードやイメージは、基本的に「誰しもが内に秘めている要素」です。リーディングの際は「カードが示す要素が表出している/表出させる必要がある」というように捉えます。
  • もしくは「その状況において、カードが示す要素が表出している/表出させる必要がある」というように。
  • ポジティブなカードが逆位置で出た場合や、スプレッド内のネガティブな場所に出た場合は、カードそれぞれの要素が「強すぎた or 及ばなかった」「裏目に出た」と解釈すると意味を読みやすいです。
  • 対して、ネガティブなカードが逆位置で出た場合や、スプレッド内のポジティブな場所に出た場合は、カードそれぞれの要素が「改善した」「適切な状態に戻った」「災い転じて福となった」と解釈すると意味を読みやすいです。

OKですか?それでは本題にいきますよ!かなりの長文なので、目次を置いておきますね。

もくじ

01:純粋なエネルギー
愚者・太陽・ワンド A・ソード A・カップ A・ペンタクル A
02:歩き出すエネルギー
魔術師・ワンド ペイジ・ソード ペイジ・カップ ペイジ・ペンタクル ペイジ、ワンド 2・ワンド 3
03:自分の道を行くエネルギー
女教皇・戦車・ワンド ナイト・ソード ナイト・カップ ナイト・ペンタクル ナイト、ソード 5・ソード 7
04:成熟したエネルギー
女帝・ワンド クイーン・ソードクイーン・カップ クイーン・ペンタクル クイーン、皇帝・法皇・ワンド キング・ソード キング・カップ キング・ペンタクル キング、正義
05:静けさに宿るエネルギー
隠者・ワンド 9・ペンタクル 8
06:制限に宿るエネルギー
吊られた男・悪魔・月、ワンド 10・ソード 8・カップ 5・ペンタクル 4・ペンタクル 5、ソード 3・ソード 4・ソード 6・ソード 9・ソード 10・カップ 6、カップ 4・カップ 7
07:自律に宿るエネルギー
力・節制・ワンド 7・ソード 2・ペンタクル 2・ペンタクル 6
08:他者との関係に宿るエネルギー
恋人・ワンド 4・ワンド 5・カップ 2・カップ 3・ペンタクル 3
09:変容に宿るエネルギー
運命の輪・死・塔・星・ワンド 8・カップ 8
10:達成に宿るエネルギー
審判・ペンタクル 7、世界・ワンド 6・カップ 9・カップ 10・ペンタクル 9・ペンタクル 10
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純粋なエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『赤ちゃん』

愚者
未知の可能性
太陽
純粋な、とても純粋なエネルギー
ワンド A
情熱の灯火
ソード A
知性の灯火
カップ A
感情の灯火
ペンタクル A
現実の灯火

どのカードにも、生まれたてで、まだ何も知らなくて、その身体には未来へ向かうためのエネルギーがぎゅぎゅっと詰まっています。無制限で無限のエネルギー。

このカテゴリにおいては、「未知」「純然」「ただ在る」というのがミソで、すべてにおいて真っ白まっさらだからこそ無限の可能性があると捉えます。目的も道筋もないということは、ルールも制限もないということ!損得の判断も善悪の概念すらもないのです。

これらは個の要素がとても強い上にとてもエネルギッシュなので、ともすればとんでもない常識外れにもただの馬鹿にもなるし、場合によっては周囲の輪を乱す要因にもなります。

愚者

愚者は未知の存在。ゼロベース。良くも悪くも何もない。あるのはただ可能性だけ。彼の旅に目的はあるのかないのか、どこから来てどこへ行くのか、本人は「まぁそんなことはどうでもいいじゃない?」とでも言わんばかりに楽しそう。たまに「あの人、すごく面白いのだけれど普段何をしているのかわからないのよね……お勤めもしてなさそうだし……」みたいな人いるじゃないですか。あんな感じです。

太陽

太陽は純然たるエネルギーの塊。人間離れした、それこそ太陽のような絶対的エネルギー。そのギラギラの熱は生命を育み、時には脅かし、我々いきものたちはどうあがいても逆らえない存在です。

絵には赤ちゃんと白馬がいて、ひまわりもたくさん咲いていて可愛い雰囲気なのですが、その気になれば地球を滅ぼす程のエネルギーを赤ん坊が持っていると思うと怖いよね。そう、そういう「怖いくらいのエネルギー」なのです。

ワンド A・ソード A・カップ A・ペンタクル A

これらは、それぞれが表す要素がただ“在る”という概念が大切です。ワンド Aは「情熱」。ソード Aは「知性」。カップ Aは「感情」。ペンタクル Aは「現実」ね。例えばソード Aであれば「知性・理性の芽生え」みたいに読んだりします。ペンタクル Aなら「現実化に対する意識の芽生え」とか。誰かの資質を表すであれば、例えばワンド Aだと「好奇心や情熱からスタートする人」みたいに読みます。

Aのカードは、もくもくから手が出ている絵ですね。これ、きっと神さまの手。人間の手ではない。なので、まだ「目に見えない・触れられない」。このニュアンスを覚えておくと便利だと思います。

歩き出すエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『高校生』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
魔術師
何でも創る才能を持つ人
ワンド ペイジ
好奇心ベースの可能性
ソード ペイジ
知識ベースの可能性
カップ ペイジ
情緒ベースの可能性
ペンタクル ペイジ
努力ベースの可能性

ある程度育って、自分の好きなこと・得意なことがわかるようになって、でもまだまだ経験は足りなくて、ポテンシャルで勝負する頃のイメージ。才能を発掘し開花させるタイミングですね。

魔術師

中でも魔術師のポテンシャルはすごい。生まれながらにワンド・ソード・カップ・ペンタクルの要素を持っていて、何でもできる、何でも創れる。(魔術師には一般的に「創造」というキーワードが添えてあります)彼自身も自分の能力を十分知っているのでしょう、そりゃあもう堂々とした面構えです。この時点では「今からやります!」であって「既にやっています!」ではないので、スイッチを入れるためのエネルギーをプラスできると良さそうね。

ワンド ペイジ・ソード ペイジ・カップ ペイジ・ペンタクル ペイジ

この人たちはそれぞれの要素に特化したポテンシャルをもって外界と向き合っています。ワンドはとにかくわくわくが向くままものごとに触れ、ソードは利発さを活かして剣の稽古に励み(きっと教えてもらった知識やセオリーを忠実に守っているのでしょうね)、カップはファンタジーな世界にどっぷりと入り込んで感性を磨き、ペンタクルはマイペースにコツコツコツコツ勉強を進める……

こんな風に自分の特性に没頭できるのも、若い子たちならではでないでしょう
か。ソード ペイジなんて、経験よりも知識が先行しているせいか、「警戒心」として表現されていたりする。先入観でビクビクしていますね。可愛いですね。

一言で表すなれば、『在学中に起業した大学生』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
ワンド 2
目的・目標を確定する前
ワンド 3
目的・目標を確定した後

同じ歩き出しと言えど、ワンド 2・ワンド 3はちょっと大人です。とはいえまだまだ経験よりも情熱が勝っていて、夢と希望に満ち満ちています。意識高い系です。

ワンド 2

それまでに培ってきた能力や人脈等の資産を並べて、「さぁこれからどこへ行こう、何をしよう?」と眼前に広がる世界に前のめりで想いを馳せているのがワンド 2。能力や人脈などの資産もワンドが故に実はまだ粗削りであります。「これからどこへ行こう?」というタイミングで地球儀を眺めるって、すごくない?雑じゃない??具体的な目的や目標、プランは未だ決まっていないにせよ、自分が持っているもので何かを成せることは本能的にわかっているようです。

ワンド 3

ゴールを決め、行動をスタートして「最初の一歩を踏み出した!よっしゃやるぞ!」と意気込んでいるのがワンド 3です。ワンド 2と違い、他者の存在(海の向こうに小さな船がたくさん)も見えます。それらが先人なのか仲間なのかはここではわかりませんが、何となく一緒にいるようなライトな友人関係とは恐らく違うでしょう。そういう「志を共にする仲間」を作れるくらい、彼の世界は広がっています。

自分の道を行くエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『青年』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
女教皇
純潔と直感の乙女
戦車
犠牲をいとわず邁進する
ワンド ナイト
情熱のままに邁進する
ソード ナイト
知識を武器に邁進する
カップ ナイト
感情を操って行動する
ペンタクル ナイト
経験の蓄積を進める

自分の能力を活かして行動し、なおかつそれなりに経験がついてきた頃のイメージです。具体的に例えると、仕事ができるようになって調子に乗りはじめた」社会人4、5年目くらいね……とんでもなく個性の強い、でもって優秀な若手たちなのです。

で、このカテゴリ、ポテンシャルを武器に周囲を押しがちなんですよ。あんまり人の話を聞いていない。

女教皇

女教皇は少女と言えるほど若い女性が描かれているのですが、幼少期から大人の世界で揉まれたおかげで精神的に『青年』になった少女、という感じでかなり大人びています。本質的に純粋、しかしながら純粋が故に残酷、みたいなイメージもありますね。研ぎ澄まされた直感と知性で「これはこういうものですから」と真理を告げる。頭のいい子どもがまったく悪意なく、誰かに対してクリティカルな言葉を突きつけること、あるでしょう?あれです。

戦車

勢いが強いカードの中でも、戦車は緊張感があります。もはや戦うことにのみその存在を捧げ、背水の陣を敷き、自らの身体を戦車と融合させ、もう戦うことしかできない!やるんだ!とばかりに前を見据える……かなり激しい決意を感じるよね。それに加えてめちゃくちゃ扱いづらそうな馬っていうかスフィンクスをこれまた動力のわからない魔法の杖で制御している。これらの要素からは、セルフコントロールに大変神経を使う必要がある様子を読み取れて、ますますギリギリ感を感じます。でも堂々としているからすごい。

ワンド ナイト・ソード ナイト・カップ ナイト・ペンタクル ナイト

ワンド ナイト・ソード ナイトは、それぞれの武器は違えどとんでもない勢いで攻めてくる。ワンド ナイトの前のめりな情熱とソード ナイトのハイスピード理論攻めでこちらに来られたら、「お、おう……」と思わず腰が引けてしまいそうですね。

カップ ナイト・ペンタクル ナイトはそんなに勢いはないです。周りの情緒をくすぐることで進路を拓くカップ ナイト、飽くまでもマイペースに経験を貯めまくるペンタクル ナイトと、それぞれに合ったやり方で邁進しています。

そして、このカテゴリにいる彼らは、それぞれの役目をしっかりとまっとうしています。若いだけじゃない、これまでに培った経験や環境への適応力があってこそ、自分に課せられた役割をその身に背負えるんですね。

一言で表すなれば、『駆け引きの末』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
ソード 5
知識を武器に、相手から奪い取る
ソード 7
知識を駆使して、相手から奪い去る

これらのカードは、何らかの形で駆け引きの只中におり、しかも既に「周囲から何かを奪った後」の場面が描かれています。上記と同じく「自分の道を行くエネルギー」に分類しますが、自分の道を押し通した結果、ちょっと嫌なヤツになっています。

ソード 5

ソード 5は、知識や理論・理屈を武器に周囲を屈服させるまでに叩きのめした、というシチュエーション。ドヤ顔で「論破した!」って自慢をしている感じです。周りの人たち見てみ。そこまでせんでも……って言わんばかりのしょんぼり具合。後味悪いよね~。

ソード 7

ソード 7は、知識や理論・理屈を駆使して相手を弱体化させている、というシチュエーションを表します。裏で根回しをして相手の立場を悪くするとか、都合のいいところだけ持ってささっと逃げちゃう、とか。ただ、カードの雰囲気的には『喜劇』なのです。そこまで極悪ではない。

ソード 5もソード 7も、どちらも狡猾で小悪党なイメージですね。これらのカードは、実際に「ちょっとズルいなこいつ」みたいなときに出てきたりします。ただ、狡くあることも、敢えて悪役として泥をかぶることも、人生のうちではままあることです。そういう意味では労いたくなるカードたちですね……

成熟したエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『大人の女性』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
女帝
愛し愛されているからこその最強ロイヤルレディ
ワンド クイーン
明るく話しやすい、気さくなレディ
ソード クイーン
理知的で厳しいながらも優しさを隠し持つレディ
カップ クイーン
アーティスティックセンシティブ乙女レディ
ペンタクル クイーン
頼り甲斐ばっちり、縁の下の力持ちレディ

見事に女王様ばかりね。女王様たちには「保護する・育てる」という要素が多かれ少なかれ共通して含まれています。

女帝

中でも女帝はめちゃくちゃ強い。すべてを受け容れる強さをもっている、超かっこいい女性です。愛されている&愛するものがある、という絶対的な自信と余裕があるからこその強さ!すごい余裕!羨ましい!!皇帝が外向きの力を存分に発揮して守ってくれるからこそ、この美しい庭園と豊かな富を守り育てることができるのです。これ、「私は大丈夫」と強く信じていないとできないよね。自分を守ってくれている何かに絶大の信頼を置く覚悟、これもとても大切なニュアンスだと思います。

ワンド クイーン・ソード クイーン・カップ クイーン・ペンタクル クイーン

ワンド クイーンはお茶目でおしゃべり好きのお母さん。キングとのデートも少女のように楽しむ感じのキュートな女性です。世話焼きであけすけで、「アメちゃんあるで~」と笑顔で話しかけてくれそうな気さくさを感じます。

ソード クイーンは、理性という距離感を知っているが故の独立心と厳粛さがあります。(未亡人とも言われているね)基本的には厳しいのだけれど、「まずはあなたの考えを聞きましょう」と手を差し伸べてくれる余裕がある。

カップ クイーンは乙女チックママ。優しくて手芸が得意で、おしゃれで、娘の恋愛話をまるで仲のいい友人のような態度で聞くような雰囲気です。「うんうん、そうなんだ~」と頷き、相手のコンディションやテンションに合わせてコミュニケーションを取る柔軟さがウリ。

ペンタクル クイーンはしっかりと家計を支えどっしりと家庭を守る、良妻賢母ね。専業主婦として家の中を守ってくれるタイプの人です。いいか、ときどき旅行ができるのは、たまの外食でええもんが食べられるのは、ペンタクル クイーンのおかげですよ。しっかり運用に感謝しましょう。

このカテゴリーの皆さんは、逆位置になったりネガティブな意味で出たりすると、それぞれの特性と併せてヒステリックな要素が出がちです。女帝は「どうして守ってくれないの!他に大切なものがあるの!?」と嫉妬に狂うし、ワンド クイーンはプンプン怒って横暴になるし、ソード クイーンは冷酷すぎるしカップ クイーンは泣き喚くしペンタクル クイーンは急に自信を失くして不安定になるし……皆さん、ひとまず落ち着いてください!

一言で表すなれば、『大人の男性』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
皇帝
護るものがあるから戦う、尊厳の王
法皇
法と統制で民を守る、公正の王
ワンド キング
明るく楽しく、冒険心を忘れないジェントル
ソード キング
揺るがぬ理性で厳正な判断を下すジェントル
カップ キング
アーティスティックセンシティブ乙女ジェントル
ペンタクル キング
頼り甲斐ばっちり、マネーの鬼ジェントル

こちらは王様ばかりです。王様たちには「攻める・守護する・導く・築く」という要素が多かれ少なかれ共通して含まれています。

皇帝

皇帝は攻めの人!攻めることで護る、といった感じ。背中に多くの民を背負っているだけあって威厳がすごいです。責任感もすごい。支配的な雰囲気もあれど、「俺についてこい!」というタイプなので、人によっては抵抗感もあるでしょうがぜひ頼りにしたい存在です。しかしまぁ、この眉間の皺を見てくれよ。権力と責任を一身に負う覚悟をもった男の顔……シブいだろ。

法皇

法皇は攻めない。代わりに法や伝統で民を統制します。法や伝統というのは個人の権威ではなく偶像的な権威なので、法に則ってさえいれば安定した立場を守れるのかもしれません。ただし「私こそが法律だ!」と好き勝手にルールを変えたりするとよろしくないですね。逆位置だとそんな風にルールを笠に着て傲慢になっているかもよ、とも読めたりします。

ワンド キング・ソード キング・カップ キング・ペンタクル キング

これらの王様たちは、各スートの女王様たちと似た性質で役割が違う、という風に捉えると読みやすいと思います。もはや古い価値観と言えばそれまでですが、敢えてキングを『旦那的・父親的』な役割、クイーンを『妻的・母親的』な役割で想像してみると◎。

例えばソードだと、クイーンは「理知・理性」をもった母親的役割で、冷静に状況を受け止め、整理する。一方、キングは父親的役割で判断し決断を下す。お母さんに相談したことがお父さんに伝わってバチン!と判断が下る、って感じでしょうかね。ペンタクルは、キングが会社の社長でクイーンが経理のボス。ご家庭であれば大黒柱と財務大臣。そんなイメージで読むと読みやすいです。

逆位置やネガティブな意味で出た場合は、各特性に強引さがプラスされがちね。王様という権威がある立場故に押し切ろうとすれば押し切れるので、ぐいぐいと押し切ろうとするんですね。落ち着くまでそっとしておきましょう……

一言で表すなれば、『価値観そのもの』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
正義
絶対的価値観に基づく裁判官

正義

正義は成熟したエネルギーの中でも、ちょっと色が違う。王様でも女王様でも旦那でも妻でも父でも母でもない。

というのもですね、神さまなのですよ。子供だとか大人だというよりも、もはや神の域。(大アルカナは11番 正義以降、神の領域に入ります。10番 運命の輪が切り替え点)

このひとこそ「私こそが法律、私こそが絶対的ルール」です。法皇は「法の下に皇をやっている」のであって、法は大前提として民のためにあって、要は情状酌量の余地があるわけです。正義にはそれがない。絶対的・独断的な正義の下に、無情な判決がくだる。正義の女神様の足元では、個々人の情緒や何やは無力なのだ……

なのでネガティブ要素として出るとめちゃくちゃ怖い。「私が黒と言えば白も黒になるのだ」とばかりに反論の余地も挟めないほどの決定を押しつけてくる。強い。

静けさに宿るエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『プロフェッショナル』

隠者
俗世から離れ、真理を探究する哲学者
ワンド 9
豊富な経験が動かす防衛本能
ペンタクル 8
仕事とものづくりに心血を注ぐ、一流の職人

大勢の先頭で旗を掲げて導くタイプではなく、粛々と自身の仕事に没頭する姿が後続の人たちの見本になるタイプ。孤独や孤立の色が強いです。

隠者

隠者はもはや仙人の域に達しています。この人が追求しているのは哲学的なことで、人間の生活に直接的・物理的な恩恵を与えるようなものではなく、それが故に外界と遮断されているのです。孤独の中で深く深く真理探究の淵に入り込み、既知の世界と未だ誰も見たことのない世界をその智慧で繋ぐ……そんな人なので周りになかなか理解されず、偏屈な人だと思われることもしばしば。説明しようとするとこちらの文章すら偏屈になる。そういうカードです。

ワンド 9

ワンド 9はプロの守り人、ペンタクル 8はモノづくりのプロ。いずれも隠者と違って普通の生活を営む人なので、外界とも接点があります。ペンタクル 8の足元には街も見えるね。

ワンド 9は「ここを守らなきゃいけない」という強いパッションを持ち、今までの経験から導き出される“プロの勘”で城壁の守りをしています。思考や理論ではなく勘を頼りに警戒していて、その勘の精度はすごい。「そのトラブルの種、どうやって見つけたん!?」っていう人、たまにいるでしょ。ああいう感じ。ただ常に緊張しているのでストレスがすごそうですね。鳥の影にさえ警戒して頭を手で覆いそうな感じです。

ペンタクル 8

ペンタクル 8は、ベテランの技と磨き上げたセンスを持っていて、いい意味で孤立しています。自分の個性や味を価値にまで昇華しようと試行錯誤している。机上の空論ではなく、確かな技で現実世界に作品を産み落としていく。

このカードに描かれたペンタクルをよく見てみると、ひとつひとつの形が微妙に違います。納品に値するものを作りつつ、更によいものが作れないか、さらなるベストはどこか……納得がいくまでただただ作り続ける、職人の鑑のようなイメージです。

制限に宿るエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『自ら枷を負う』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
吊られた男
自己犠牲で民を救う英雄
悪魔
誘惑に溺れるも抜けるも自分次第
不安と被害妄想

とにかく動かない。現状維持というか、現状にこそ課題があってそこから動けない、というときに出てきます。基本的にごりごり動いていたい人は、これらが出ると「あぁ……」ってなるかもしれませんね。

吊られた男

吊られた男は見たままめっちゃしんどい状況です。なんせ奉仕の精神でそこに吊られているのだ。例えば会社勤めをしていて、中間管理職で、メンバーを守りつつ「自分のチーム」の業績を積み上げている状況などにこのカードがぴったりです。功績は「チーム全員の成果」、ネガティブ要素は「俺の責任」。部下のやらかしたミスには自分が頭を下げに行って、部下が成果を上げたら褒めてごはんでも奢って……あぁ、いい上司ってまるで聖人ですね。そんな、自分はプレイヤーとしては動かないけれど組織に貢献・奉仕している、耐え忍びセルフコントロールしまくる感じのカードです。

そして忘れちゃいけない、このカードは『悟り』のカード。聖人のような上司は、ある意味悟りに近いものを持っているのかもしれません。

悪魔

悪魔は、自分で抜けようと思えば抜けられる制限を示します。誘惑やら甘えやら惰性、ってやつですね。甘い誘いに他人が関わっていようがいまいが、そこに留まるのか脱するのかは自分次第だよーという「わかっちゃいるけどやめられないんですよ」って言いたくなるカード。ほら、描かれた男女の首輪見てみ。自分で外せそうなサイズやろ。身体が人間じゃないものに変化していっているのは自覚しているのに、それでも外さないのは、「そこが心地よいから」なのだよ。

月は不安。移ろいゆくものに漠然とした不安を覚えたり、怖いもの・強いものに対して恐怖を感じたり……そういうことは多々あると思います。その感情が元となってよからぬ妄想が繰り広げられ、飲み込まれてしまうと前に進めなくなりますね。不安を押し込め、えいっ!と飛び出す勇気を持てるまでは自分の動きを制限してしまう、そんな状態を示します。

月って、一番でかい星なのに、ころころ位置が変わるわ大きさも色も形も変わるわ、あまつさえまったく見えなくなるときもあるわでめちゃくちゃ不安定なんですよね。カード下部に描かれたザリガニくんも、「今は満月で怖いものの気を引いてくれているけれど、いつそれが終わるかわからない!怖い!」ってなっているのです。頑張れザリガニくん。

一言で表すなれば、『自らを制限する』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
ワンド 10
キャパオーバー
ソード 8
ぐるぐる考えすぎ
カップ 5
失くしたものが忘れられない
ペンタクル 4
がっちがちの執着
ペンタクル 5
苦境への執着

それぞれ何かしらに囚われていて、結果的に自らに制限をかけているカードたちです。共通して視野狭窄。

ワンド 10

ワンド 10は見るからにキャパオーバーよね。何としてでもやりきらなきゃ!という思いに支配されている。目の前の荷物がたくさんありすぎて、もはや前が見えていません。その荷物、本当に全部いる?一気に運ぶ必要ある?誰かに手伝ってもらうのはどう??と問いかけるきっかけとして出てきたりもします。

ソード 8

ソード 8は思考がぐるぐると渦巻きすぎて、なおかつそこに執着していることを示します。考えすぎるとそのことしか見えなくなって、アイディアも出にくくなってしまいますね。ぎゅーーっと煮詰まって思い込みが強くなっている状態なので、一旦考えるのをやめて他のことをするとか、誰かの意見を聞いて刺激を受けるなどすると一歩踏み出せる状態です。そして何よりも大切なのは、足下の水=感情・感性を辿っていくことだよ。

カップ 5

カップ 5は喪失感に囚われています。覆水盆に返らず、零れた水(ワイン)の味やそこに込めた想いからせめて何かを拾い上げることができれば、少しは報われるのかもしれません。失くしたものばっかり見ている彼も、後ろにまだ素敵なものが残っているよ……って、何らかのきっかけで気づけるといいのだけれど。

ペンタクル 4

ペンタクル 4は手元にあるもの(お金やら物品やら成果やら)に対してがっちがちに執着しています。物というものは何でも、動かさずにいれば年月に従ってどんどん価値が目減りしていくことに気づいていないのですね……何が何でもこのまま守るぞ!という強い意志を感じる。気ぃつけなはれや、そのうち劣化して裾からほつれてきますえ。

ペンタクル 5

ペンタクル 5はもうボロボロ。怪我してるわ服もみすぼらしいわ雪も降っているわで、こちらとしてはなるべく早くどこかに助けを求めてほしいのですが、なかなかそれをしません。

何故なら彼ら自身が「このままでいい」と言わんばかりに下を向いて歩いているからです。外界を拒んでいる。「今がどん底、どん底をキープすればこれ以上は落ちないから安心」と“どん底”に依存しているとも言えます。もしくは「この人とふたりだから大丈夫、一緒にいるから耐えられる」とかね。ある意味でソウルメイトですね。

一言で表すなれば、『今は動くときじゃない』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
ソード 3
傷を受けたばかり、涙の日々
ソード 4
考えたり話したりは一旦お休み
ソード 6
安心できる場所へと静かに運んでもらう
ソード 9
ひどく傷ついた自分を落ち着かせる
ソード 10
落ちるところまで落っこちた
カップ 6
思い出に浸る

上記の「自分を制限している」カードたちのように制限があるわけではないので動けるっちゃ動けるのだけれど、まぁちょっと待ちなよ、という感じ。ソードが多いですね!

ソード 3

ソード 3は考え方の摩擦や言葉の応酬により心が傷ついて荒れている状態なので、現実的にあまり上手に動けない様子です。まずは傷ついて弱っていることを認めましょう。そう認めたらスピードダウンせざるを得ないよねー。

ソード 4

ソード 4はね、今まで頭を使ってきて疲れているので、一旦休んでリフレッシュしようね!というお話。頭を回転させ続けているとどうしても擦り切れて疲れてくるので、昼寝したりして頭を休ませるタイミングだよと教えてくれます。

ソード 6

ソード 6も疲弊している。上記ソード 4と違うのは、それでも“動く”ということです。ただ自分で能動的に考えたり発言するのではなく、周囲の誰かの考えや流れに乗っかって運んでいってもらうのだ。素敵なところに運んでもらえるといいですねえ。

ソード 9

ソード 9とソード 10は見るからに「うっ!」となりますね!すごいズタボロ!

ソード 9はあまりの傷の深さに夢でまで苦しみに襲われている状態です。それが夢であること、既に去ったことだと理解するまでの苦しい時間……考えて考えて考えて、永遠にこの苦しみから解放されないのかもしれない、なんて辛すぎるよね。考えるところまで考えたのでもはやループしてしまう、もうはちきれそう、限界!という様子です。

ソード10

10はもうここまできたらどうしようもない、あとは夜明けを待つのみ、といった様子です。描かれた人物は明らかに死んでいますが、死んだらあとは生まれ変わるしかないのですね。ほら、向こうの空が明るくなってきているでしょう。

これはソードのスート全体に共通して言えることですが、思考や言葉で傷ついていることを示します。相手に言われたことだけでなく、自分が発した言葉も自分を傷つける要因となるのですね。

カップ 6

カップ 6は、ソードと違って傷ついているのではなくて、むしろいい思い出を味わっている状態です。美しく幸福感に満ちた記憶をたどり、「あの頃は良かったなぁ……」と思いを馳せている状態。思い出から元気をもらうのはいいのですが、ときどき「あの頃はよかった」という感傷から出てこられないこともあります。場合によっては、そういう意味での現実逃避を表します。

一言で表すなれば、『動く前のブレイクポイント』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

焦らな~い、焦らな~い。本当の自分の気持ちはどうなのか?を確認するタイミングです。

カップ 4
手に取る前にときめくかどうか確かめる
カップ 7
選択肢いっぱい!どれを選ぶ?

カップ 4

カップ 4は、「ときめきを待つ」というニュアンスです。目の前に出されたものにときめきを感じるか?感情が動くか?と確かめているときに出てきます。まだときめくものが見つかっていないので、動かない。妥協して受け取るよりはときめき待ちをした方がよさそうです。

カップ 7

カップ 7は、「グッとくるものを選ぶ」というニュアンスです。カップ 4よりもたくさんの、それでいて具体的な選択肢を提示されておりますね。ときめきがたくさんあって、その中からどれを選ぼう!なんて贅沢なやつめ。とはいえ選択肢は妄想の範囲であり何とも夢見がちなものが並んでいますので、そこからどう現実化していくかは別のお話です。

自律に宿るエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『卓越したバランス』

陰陽のバランス
節制
神業的なバランス
ワンド 7
ギリギリのバランス
ソード 2
バランスを保つための距離感
ペンタクル 2
要領がよくて器用
ペンタクル 6
公平な分配

自分を安定させ他者との関係も安定させる、一歩引いた感覚を持ち合わせているカードたち。すべてのカードがとても落ち着いています。

力は、男性性・女性性、理性・本能、優しさと攻撃性……みたいに相反するもののバランスをとることを表しています。「あの人、びっくりするくらいパワフルだけど、物腰が柔らかくていい感じよね」みたいな、「すごく素直で単純なところがあるけれど、案外暴走しないよね~」みたいな。

節制

節制はバランスの最たるもので、神業的な感覚をもって安定した流れを作り出す様子を示します。飽くまでも自分の芯がどっしりと安定していて、それが故に周囲の細部に至るまですべてのバランスが取れている、という感じ。他の人から見たら奇跡的なバランス感覚に見えても、本人にとってはそれが通常運行であることも。

また、魂・精神・肉体のバランスも示します。要は健康です。三者すべてのバランスが大事だよ!

ワンド 7

ワンド 7・ソード 2・ペンタクル 2・ペンタクル 6はそれぞれの領域に特化したバランス感覚のお話です。

ワンド 7は、急に現れた棒(雑事や細かい課題)にせっつかれてあわあわあわ!となっている状態ですね。それらをどうにかギリギリのラインでいなしつつ、混乱に飲み込まれないようにパッションと勘でバランスを保っているわけです。「何かよくわからんけどやる!!」みたいな、気合いでもっているようなところがある。ま、そうやって手癖と勘で何とかなるっちゅーことです。

ソード 2

ソード 2は思考と言語表現をもって周囲とのバランスを保っている状態です。理性的に周囲との間に線を引いて距離を保つことでバランスを維持するイメージね。これにはちょっとした警戒心を感じます。「私はここで様子を見させていただきますね」的な距離感。背後には凪いだ海があるので、心を乱さないようにしているのでしょう。

ペンタクル 2

ペンタクル 2は目の前にある事象を要領よく器用に処理して、うまく回している状態です。いますよね、さらっと日常をこなすスマートな人。しかも結構軽いノリというか楽しそうな様子で、余裕すら感じます。自分のキャパと実力を知っているからこそのバランス感覚です。とはいえこちらは背後の海が荒れに荒れているので、内心慌てているのかもしれないけれど。

ペンタクル 6

ペンタクル 6はねー、次の項目(他者との関係に宿るエネルギー)に入れようかどうか悩んだやつです。が、「卓越したバランス感覚に基づく他者との関係」というイメージが強いのでこちらにしました。

この人は自分の財産を人々に分けているのですが、それぞれの人たちに必要な分だけをきちんと見極め、不公平にならないように分配しているんですよ。でもって自分の生活レベルに影響を及ぼさない範囲にしている。このバランス感覚ってなかなか身に着くものではないし、与えすぎて一緒に苦しんだり与えることができなかったりすることの方が多いのではないかしら。そういう意味で、すんんんごい卓越したバランス感覚があるのです。

他者との関係に宿るエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『他者との関わり』

恋人
結びつきの選択
ワンド 4
喜びごとを分かち合う
ワンド 5
競う相手がいるから成長できる
カップ 2
繋がるための約束
カップ 3
共感しあえる友だち
ペンタクル 3
仕事仲間、チームでの仕事

他者の存在が大前提!ひとりでは成せないことは生きる上で山ほどあります。ひとりからふたりに、二人から三人に、そこからみんなになっていく大切な要素です。

恋人

恋人は、「正しい選択」という意味が根底にあります。人間はどうしても群れで生きるものなので、誰かと何かを成すために「この人でいいの?このやり方でいいの?この考えでいいの……?」と問いを繰り返し選択し続けるわけですが、その中でも重大な選択を示すことが多いです。結婚とかまさにそれよね。これから先、共に人生を、家族という船を漕いで進んでいこう、そのためのパートナーを選ぶイベント。もちろん結婚に限らず、さまざまな範囲での選択がここには示されています。

ワンド 4

ワンド 4は平和でハッピーな集まりです。パーティーの絵ですね。同じ志をもって先へ進もうとするふたりと、近しいところからふたりを祝う人たちとが集まっている様子が描かれています。恋愛や結婚などの成就に限らず、打ち上げや祝勝会、お疲れさま会みたいな「同じパッションの下に集った人たち」のおめでたい節目ね。向こうの方から「君もおいでよ!」と迎え入れる様子にフューチャーするとリーディングがグッと深まるかもしれません。

ワンド 5

ワンド 5は平和でハッピーではないけれど大事には至らない争いを示します。切磋琢磨するための練習試合とか、内輪での小競り合いとか。ある程度人数が揃ってこそ、向上心や競争心が芽生えるのですな。例えるならば新入社員たちのディスカッション、って感じですかね。戦いというにはあまりにも普段着なのよね、この人たち。

カップ 2

カップ 2は「付き合ってください!」「はい喜んで♪」みたいな、関係性を強化するための約束や契約を表します。物質的な利害を担保するための約束というよりは「私たち、繋がっていますね」という絆みたいなものを確認し強化するための約束です。意思の疎通。

カップ 3

カップ 3は楽しく飲める気の置けない仲間たちです。「こういうことがあってさぁ~~」「わかるぅ~~!」みたいな共感をベースに存在する集まりで、ワイワイと感情を触れ合わせています。1対1の密な関係性ではなく、軽いノリで楽しめる感じ。

変容に宿るエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『人生の転機』

運命の輪
巡り巡る流れ
避けられぬ死、そこからの再誕
崩壊と再生
希望とひらめき
ワンド 8
とにかくめっちゃ速い
カップ 8
時には諦めも肝心

今までとこれからで流れがガラリと変わったり、価値観が崩壊したり生まれ変わったり……と大ごとでございます。気合が入りますね!

運命の輪

運命の輪は、タイミングの切り替わりです。敢えて正逆の話をしますが、正位置で出たら「タイミングが来た!」逆位置で出たら「まだだ! or 逃した!」という感じ。皆さま、最近調子いいわ~という時期と最近ツイてないという時期を繰り返しながら生きているかと思われますが、まさにその時期の切り替え点です。

死と塔は怖い絵ですね。どちらも終焉からのリスタートです。似ているけれどもちょっと違う。

死は魂がまっしろな状態に戻されて、生まれ変わるイメージ。「生まれ変わる」ということは今までの常識が常識じゃなくなるような、『価値観がきれいさっぱり変化』して、今までの居場所にはもういられなくなるような感じね。しかも死は老若男女に平等に訪れるので、成熟してようがしていまいが突然もたらされる。昨日までこう思っていたけれど、今は全然違う!となるようなきっかけが訪れるかも、です。

塔は一旦全部ブチ壊されて、そこから新たに造り始めるイメージ。ブチ壊されるということは一旦何かしらの形でできあがっているもの……例えば生活の場や慣習のようなものなどの『物理的な変化』を示します。完膚なきまでにブチ壊されたとしても、今までの諸々を活かしてもっとすごいものを造れるかもね。進化のための破壊が神からもたらされたのだ……

星は、きらりと光る希望の星を見つけた!成功へ導くアイディアがひらめいた!みたいなカードです。希望の発生は転換のエネルギーをゴリッと動かす鍵になります。そんな希望をはらんだアイディアの到来は、物理的な転機にもなります。描かれた人物がすっぱだかなのも大切な要素で、この希望にはすっぱだか=純粋・純潔が求められることも覚えておくとよし。

ワンド 8

ワンド 8は「今だ!行け!とにかく速くだ!!」というカードです。速くてものすごい勢いがある。勢いと言えば戦車も思いつきますが、ワンド 8はただただ純粋に速さだけを示します。とにかく速いぞ。ていうか何やねんこの棒。何で飛んでるねん。不思議だけれども、とにかく速くてとにかく飛んでいる。この謎のエネルギーはそんなに長く続きませんので、来た!と思ったらすぐに掴んでください。

達成に宿るエネルギー

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

一言で表すなれば、『評価』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
審判
抗えぬ評価
ペンタクル 7
振り返りとフィードバック

いずれのカードも、それまでの行いや成果に対して然るべき評価を下すタイミングを示します。しかしながら全体的にゴール感がすごい。これだけゴールを羅列すると何となく威圧感がありますね。

審判

審判は自己評価ではなく外部からの評価です。「あなたの行いはこうでした。そのためこのような処遇を与えます。」みたいな感じ。納得のいく評価になるかどうかは天任せです。このカードがネガティブな要素として出ると、納得のいかない評価を下されたり、そもそも評価の対象とならなかったりと、モヤッとする内容になりがちです。また、このカードが出た時点では既にあなたは(占いの対象者は)棺桶の中の死体なので、どうこう足掻くのも無駄でございます。今までの行いを信じて、処遇を受け入れましょうね。

ペンタクル 7

ペンタクル 7は自己評価です。振り返りとフィードバック、「今回の成果はこんな感じだな~次はどうしようかな~」みたいな感じ。自分で評価をするので、納得がいかないことはないと思います。が、結果的に正当な評価を下せなかった、ということはあるかも。冷静に評価するんやで。

一言で表すなれば、『完成』

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう
世界
完結
ワンド 6
成功・完遂のお祝い
カップ 9
個人の満足
カップ 10
愛の完成
ペンタクル 9
個人の成功
ペンタクル 10
富の完成

ワンド 6

ワンド 6はお祭!それも、偉業を成し遂げた人物が主役として君臨していて、周りの人たちも彼の功績を称えてお祭を盛り上げています。もしもこのカードが自分のことを示す要素として出たなら、遠慮なく喜んでください。ピンとこなくても、とにかく何でもいいのでやり遂げたことを探してお祝いしましょう。「できた!」と認識してごほうびをもらう、そういうタイミングなのです。もちろん、周りで支えてくれている人たちへの感謝も忘れてはいかんよ。

カップ 9

カップ 9とペンタクル 9は個人レベルでの満足と成功を表します。

カップ 9はとにかく大満足!お腹いっぱい、酒もうまい!背後に自分が得てきた満足の種を並べております。ふくふくの笑顔が眩しいですね。自分ひとりで得られる感情的・情緒的な満足をこれでもかと味わっている状態です。

ペンタクル 9

ペンタクル 9はとても優雅な生活をしている女性が描かれています。彼女の様子を見るに、財産をたくさんもっていることが伺えます。お金持ちです。(というか、お金持ちのパトロンがいる)ペットの鳥にもおしゃれをさせて、人生を余裕で過ごしていますね。こちらは自分ひとりで得られる物質的・実質的な満足を味わっている状態です。

カップ 10

カップ 10とペンタクル 10は、9にそれぞれ「他者」を加えた状態です。

カップ 10は愛。カップ 9に比べて財産はなさそうな雰囲気ですが、その代わり仲睦まじく幸福な家庭がそこにあります。真に成熟した感情的・情緒的な満足は、他者と関わることで新たな種(子どもに象徴される、絆の成果)を生み出すのだよ。

ペンタクル 10

ペンタクル 10は富。それも、物質的な財産だけでなく一族の繁栄という大きな富が加わります。築き上げたものが一代終わるのではなく、跡継ぎができて続いていくというニュアンス。会社で言えば、自分だけ昇進するのでなく周りも一緒にキャリアアップしたりさらにメンバーを増やしたり、という感じね。

世界

さて、世界。このカードは今までに述べてきたすべてを包括するものです。酸いも甘いも咀嚼して飲み込んで消化して、ひとつになって、すっきり!これが「私」です!!と言わんばかりの清々しい絵ですね。堂々としております。世界が出たら、とにもかくにも一旦そこで「完結」します。そこに不満や未練は通用しません。何がどう完結したのか、それを踏まえて次のステップはどうなるのか、をじっくりと検証することをおすすめします。

最後に

タロットカードの意味って、覚えようと思うと結構大変です。これは別にタロットに限ったことではありませんが、私はいつも“覚える”というより、“知るを重ねる”という意識で取り組んでいます。私、「脳みそは賢いので一旦インプットしたものは忘れない」と信じておりまして、そうなるとインプットされたそれらを引き出すきっかけを多く持った方がいいのです。“知るを重ねる”=きっかけを増やすこと、なのですな。

また、整理された情報は理解しやすく記憶にも残りやすいです。加えて、「理解しやすく記憶にも残りやすい情報整理の形式」は人それぞれ違います。

なので、私のタロットにおける情報整理の形式が皆さんの“知るを重ねる”の一助になればいいなと思いまして、今回の記事をしたためました。「なるほど~~~!」って思っていただければ是幸い!

おすすめのタロット本&ももねこの占い動画

伝統的なタロットの意味、図像に込められたメッセージについて勉強するなら、以下の書籍がおすすめ。

……とはいえこの本、初心者さんにはちょっと難しい。ウェイトやパメラがカードに込めた意図や、これらが出来上がった背景を知りたい方におすすめです。分厚いしややこしいけれど、これを一冊読むと、タロットの読み方、変わるかもよ。

こちらの記事も参考になるかもしれない。

「難しい!」と感じられがちなネガティブな意味のカードを読むヒントを、具体的な例を挙げながらご紹介している記事です。こちらもぜひどうぞ。

ももねこ、DUCK WORKSのWEBサイトで占いやってます。

自分だけじゃにっちもさっちもいかないときなんかに、どうぞいらしてね。