「センス」って何だろう

「やっぱりセンスがある人は違うねぇ~」なんて言葉。よく使われるフレーズではあると思いますが、これってどんなニュアンスに感じますか?
元々特別な才能があって、人より簡単にその才能が発揮されているようなニュアンスを受けませんか?何となくですけど。
センスが良いだとか悪いだとか。
センスがあるだとかないだとか。
スポーツだろうと、芸術だろうと、ビジネスだろうと、どの分野でもそのニュアンスって出てくる話です。
出来ればセンスがあってほしい!…そんな風に思ったりもいたします。
しかし、よく使っているけど改めて考えるとこの「センス」って何なんでしょうね。
……という事で調べてみましょう。

センス(Sense)
物事の微妙な感じや機微を感じとる能力・判断力。感覚。

なるほどね。
こまかぁ~~~い部分を感じ取る能力ね。なるほどなるほど。
こうなってくると、持ち前の能力だけでは無い気もしてきますね。
ということで、今回はこの「センス」って何なのかについて辞書の意味を基にして、適当に考えてみたいと思います。

「センス」ってどういうもの?

ではセンスが良いってどういう状態をいうのでしょう。
例えばPCを選んでくれるのが上手な人がいるとします。
私にぴったり合ったPCを選んでくれて、PC選びのセンスが良いねぇ~みたいに言われている人。
これって、機器の知識がめちゃめちゃあるだけではなくて、人に合ったものを選ぶ力があるって事です。知識だけ豊富なのはただのオタクって感じがしますが、人に合うものを選べるという事は豊富な知識から分析して判断が出来るという事。
つまり、「知識+使いこなす力=センスが良い」となるのではないかと考えました。
どんな業界であっても、知識が多いだけではセンスがあるとはいえないですし、それを上手に使いこなしていてこそ圧倒的な結果を出せたり、素晴らしい雰囲気を作り出せたりするのではないでしょうか。

つまり、情報の取得 → 分析 → 理解・把握 → 選択 → 判断

これが、人並以上に出来る事によってセンスが良いと言われる状態になるのではないかと考えた訳です。
センスといえば良く聞くのが「ファッションセンス」。何となく使われる場面が多い気がするので、今度は洋服を例にしてみましょう。(私がファッションの事は余り知らないので雰囲気で捉えてください)

ファッションセンスが良いってどういう事?

ファッションセンスが良いとはどういう事なのか。

  • 流行りを取り入れている
  • 自分に合った着こなしをしている
  • オリジナリティがある

う~ん。多分こんな感じかな。
じゃあこの3点を感じられる人って何が出来ているのか考えてみました。

情報の取得

たくさんの洋服の情報を知っている。
歴史や成り立ちやブランドの事、服の素材の事、購入できるお店の事などの情報を持っている。

分析

現在の流行について分析出来ている。
どういう人たちの間で何が流行っているのか。
どういう流れで流行りが生まれたのか。
どんなカテゴリがあるのか分析出来ている。

理解・把握

良いとされるものが、どんな形状で、どんな素材のものか服の細部の形状を理解している。
自分にはどんな服が似合うのか細部のディティール感も含めて、自分を理解している。

選択

分析と理解を通して、「流行」「自分とのマッチ」「独自性」における自分の方向性を選択出来ている。

判断

実際に服を選ぶ際に、上記の点を活かして判断できる。

こんな事が出来ているのではないかなぁと予想しました。
つまり!センスが良いって事は、ただただ生まれながらにして良い訳ではなく、めちゃめちゃ知識があって認識力があって、それを活かす力があるって事ではないでしょうか。もちろん、興味を持つ事で自然とその知識が増えているって事もありうると考えられます。

どうしたら「センス」が良くなるか

では、センスを良くするためにはどうしたら良いのか!
先ほどの考え方でいくと「知識」とそれを「使う力」を高めればセンスが良くなるんじゃないの?って事ですよね。

知識を高めるとは?

スポーツであろうと、芸術であろうと、ビジネスであろうと、どんな事でも知識は要ります。より多くの情報を知識として持っておくことで必ずや幅は広がるはず。深く知る。広く知る力は必要。
そして、センスとして活かす為の知識として自分の中に備えておく時に超重要なのが「細部まで認識する力」だと思います。
良いものがどうして良いのか。それを自分でこと細かに認識する力こそが「センス」の鍵だと思います。
言葉でこと細かに説明できるくらいに、詳細に把握していている事が大切です。
例えばスポーツであれば、人体をどんな風に使えばどういう動きになるのか筋繊維ひとつの動きまで捉える勢いで把握する事。
デザイナーであれば、綺麗に思えるデザインはどんな風に出来ているのか、細かい余白の程度や形状、色、バランス、文字、等々ひとつひとつ分解して認識し、美しさの理由を理解出来る事。
Tシャツひとつにしても、丈の長さがどれくらいで、袖がどんな角度で、どんな生地で、どんな色だと流行のモノに見えるか…という細かい部分を捉えられる目を持っている事。

そんな風に物事を分解して捉えて理解できる視点こそがセンスの良さにおいて重要だと思えます。よく見て把握した事を知識として貯蓄していく事が重要なのではないでしょうか。
この視点があれば、あとは自分がどう使いこなすかって事ですね。

使う力を高めるとは?

お次は、その豊富な知識をどう使うのか。
まず、知識をきちんと分別して、適切な時に適切なものを引き出せるようにしておかなくてはいけないでしょう。
そして、使うのは自分なので、自分にマッチした形にしていかないといけないわけです。
あと、自分だけでなく状況や環境も考慮した形が一番良いでしょう。

自分と置かれている状況環境を細かく認識してマッチしたやり方を考えないといけないですね。
自分にはこういう特性があってっていうのを細かく把握していれば取り入れ方の工夫が出来て自分なりの形でやっていく事が出来るし、独自性も発揮できるでしょう。
そして、置かれている状況や環境がどういう状態なのかきちんと把握できていれば、その時に合った形で取り入れる事が出来るでしょう。
そして、確認として自分を判断する時も細かい視点でみていく事が必要になります。
全体として調和しているか、していないのであればどこを調整したら良いのか。
明確なビジョンと共に「自分をジャッジ出来る目線」が必要となります。
つまり「細部まで認識する力」と「ジャッジ出来る目線」が大切なんじゃねーかなって事です。あっ最初に調べた意味にあったねって話!

センス(Sense)
物事の微妙な感じや機微を感じとる能力・判断力。感覚。

これがとんでもなく綿密に出来ればセンスが良い存在になれるぞ!!
とどのつまり……
どれだけ細かいとこまで認識できるの?
どれだけ冷静に基準を作って判断できるの?

って事じゃない?
認識する力って外からは見えにくいので、努力無しに何となくで素晴らしい選択や判断が出来ている様にも見えますが、きっと判断に活かせる認識に凄い力が注がれているのではないかと思いました。
逆にいうと、そのモノに対して…

  • 知識量が足りなかった。
  • 細かい認識力が無く、把握が雑だった。
  • 分解して区別して捉える事が出来なかった。(違いがわからない)
  • 自分にマッチングできなかった。
  • 自分の目指しているものと今持っている事との差が、こと細かに理解できなかった。

みたいな事があったが故に自分ってセンスがないなぁみたいな感覚が出てくるのでしょう。
でもこの項目に気づく事自体も難しい事でしょう。大体は気づいてなくて、なんかセンス無いわ…やめよ。ってなるんだと思います。
こう思ったら、頑張る部分はわかるけど、どんだけ出来るんだよって話になってきますね。
好きな事だったり興味がある事であれば、単純に知識を増やしたり自分でやってみたりという部分は積み重ねていけます。という事は、好きな事をするというのは、センスとして活かす入り口ではあるのかもしれません。

しかし、知識を冷静な目で分析したり、調和を考えて活用するという点が難しくなる事が多いでしょう。
好きだからこそ冷静に見れない事もあるでしょう。
その地点に立った時に、趣味として楽しむのか、センスを活かして仕事に取り入れていくのかという選択肢が出てくるのかもしれません。

扱いが得意な事、苦手な事にはこのような目線があると考えると腑に落ちる事もありますね。センスを高めたいものがあれば自分がどれだけ細かい目線を持てているかをまずはジャッジしてみると良いのかもしれませんね。

記事を書いた人

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タカノ