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2022年7月29日(金)、七嶋ナオ(Twitter:https://twitter.com/manaka_kotohogi)さんとのコラボイベントを実施しました。
『星とオラクルで探る!今、向き合うべきテーマ』と銘打って参加者を募集したこちらのイベント、最終的には『出でよ!ワタシモンスター』というタイトルのワークショップとして皆さまにお披露目いたしました。
会場は、清水寺のすぐ下にある『別邸 樹下』という素敵な素敵な一棟貸しのお宿。
徒歩で向かうと足下には石畳、前方には五重塔がそびえ立ち、京都感満載であります。
嗚呼、京都。THE 京都。夏の京都すぎる!
本当の本当にヤバいくらいの暑さの中、皆さま元気にお集まりいただきまして誠にありがとうございました。写真からも伝わるかと思いますが、当日はめちゃくちゃに暑かったんですよ!蒸し器で蒸されながらオーブンで焼かれてるのかと思うくらい。
外観はこんな感じ。2階建てで広々でございます。
こんなご時勢でなければワイワイ占い合宿したかったね~!なんて主催者同士で言いながら、皆さまをお迎えする準備をしておりました。
天井高~~~~い!
お部屋広~~~~い!
今回は星読みパートとオラクルカードパートを行き来していただく必要があったので、広い空間を何となく分けて使えたり、2階でマンツーマンの空間を作れたのがとてもナイスでした。ナイス!
イベントの趣旨は「星とオラクルで遊びながら、自分自身の像と向き合いテーマを探す」
今回のイベントはワークショップ形式で、占いの持つ「テーマに応じた像を眼前に映し出す」という作用を皆さまご自身の手で感じてもらえるように組み立ててみました。
普段からリーディングや占いをされる方、触れられる方には特に共感してもらえると思うのですが、リーディングや占いの場には、それぞれのテーマに応じた「像」が投影されます。星(ホロスコープ)然り、カード然り、「〇〇について占う」というテーマを掲げて占いを始めると、星やカードが鏡のような働きをして、眼前にさまざまな登場人物や一連の物語を描いてくれるのです。
ただ、その「像」を素直に眺めるのってめちゃくちゃ難しいんですよね。人間の意識にはどうしたって先入観や既存の価値観、イメージみたいなものがつきまといます。それをきれいに取っ払って「像」と向き合うのは、当たり前に難しいんです。
出でよ!ワタシモンスター
じゃあどうすれば「像」を素直に映し出せるのか?素直に眺められるのか?先入観も価値観もイメージもなくしてからっぽになれるのか?……まぁそれは人間である以上正直ムリだと思うのですが、なるべくそこに近づくひとつの手として「遊び」の力を借りることができる、と私たちは考えています。
遊びだから自分の好きになようにしていいし、遊びだから決まりやルールはシンプルにスパイスだし、間違えていいし、途中で飽きたって、最後まで夢中になったっていい。かっこよくなくてもきれいじゃなくても上手でも下手でもいい。「無責任」と「一生懸命」が同居できるのが、「遊び」のめちゃくちゃいいところ。
そんな「遊び」を通して、あなた自身の聖なる獣=ワタシモンスターを絵として描いてみよう!というのが、今回のワークショップのお題です。
アシ、ウデ、チ、メ……ひとつひとつをオラクルカードを使ってイメージしてみる
まずは、身体の部位になぞらえた以下の要素について、それぞれオラクルカードを引いていきます。枚数制限もデッキの制限もありません。何も考えず、自由にキーワードを拾ってメモしていきます。キーワードはどこから拾っても大丈夫!文字からも絵からも音からも、自由に気になったものを留めていきます。
- アシ ⇒ 移動手段
- ウデ ⇒ 行動手段
- チ ⇒ 欲求・欲望
- メ ⇒ インプット・受信
- クチ ⇒ アウトプット・発信
- アタマ ⇒ 判断基準
- ドウタイ ⇒ 軸
ここで参加者さんから、「どうして(身体の部位を)カタカナで書いてあるんですか?」というご質問をいただきました。こいつはいい質問だ。
それはね、人間や動物の持つ「脚」や「足」、「腕」や「血」のイメージから抜け出して、単純な要素として捉えてほしいと考えたからです。文字というものは得てして無意識に意味を限定するよう働きかけるので、なるべく単純な音として目に入るようにしたかったのですね。この些細な仕掛けにどれほどの影響があるかは測りようがないけれど。
全体を「ワタシモンスター」と題したのも同じ理由です。モンスターとすることで、一旦形を失ってほしかったのです。どんどん奇妙な形になっていいし、もちろんニンゲンの形になったってOK!というわけです。
オラクルカードが提示してくれるキーワードは多彩で、正直まったくイメージに繋がらないこともあります。反対に、イメージにはすぐ繋がるけれども、そこからなかなか広がらないこともあります。
リーディングや占いは、要素を関連させる力・関連からイメージを広げる力が効いてくる分野と言えます。簡単に言うと延々と続く連想ゲームです。仮説に仮説を重ねながら網のように広がり為されていくストーリーメイキングです。この動きに慣れていない人は、自分以外の人とあーだこーだお話しながらやるとうまく閃いたりします。ワークショップの利点のひとつね!
ホロスコープはストーリーメイキングを助けてくれる相棒
そもそも、人間はホロスコープ(ネイタルチャート)という便利なもの、「ストーリーを映し出す鏡」を持って生まれてきます。持っているものはどんどん使えばいいじゃない!ということで、今回のワークショップではオラクルカードだけでなくネイタルチャートも大いに活用します。
七嶋ナオさんがひとりひとりのネイタルチャートを眺めながら、皆さんのワタシモンスターが顔を出せるようにたくさんのヒントを導いてくださいました。爆速。ナオさんの星読みはとにかく爆速。皆さんがオラクルカードとの戯れで拾い集めてくれたキーワードたちに、ナオさんがホロスコープから手繰り寄せてくれたキーワードが重なって、あれよあれよという間に!モンスターたちの輪郭が!浮かび上がってくる~~~~!
日頃から占星術に親しんでいるお客さまもそうでないお客さまも、ナオさんと楽しく会話しながら、自身のネイタルチャートから読み取られるキーワードと目の前に自身の手で書いたキーワードをどんどん結びつけておられました。「そういうことかぁ!」とか「わかります~~!」とか、そういうハラオチの声がぴょんぴょん飛び出す様子は、私たちも見ていて楽しかったです。ハラオチすると気持ちいいよね!
七嶋さんの星読みで皆さんもスイッチが入ったのか、その後もそれぞれのネイタルチャートにまつわる話題でもりもり盛り上がっておりましたね。西洋占星術には、全員が初対面でも何らかの共通項を見つけて楽しくおしゃべりできる、という素敵な側面もあります。
A3サイズの白紙に浮かび上がるワタシモンスターたち
というわけで、皆さまに無事ワタシモンスターを描き上げていただくことができました。やったね!
いきなり「最終的には絵にしていただきます」と告げたので「!?!?」と困惑の表情が見えたりもしましたが、心配することは何もなかったですね。皆さま個性的なモンスターと対面されておりました。
浮かび上がったワタシモンスター、もちろん今回かぎりの存在にしてもいいけれど、今後のセルフリーディングの相手になってもらうのもオススメです。なんせあなた自身の像ですからね、善き相棒(時には悪しき相棒)になってくれることでしょう。きっと、あなたと一緒に成長や変化もしてくれるはず!
皆さまのご協力もありめちゃくちゃスムーズに進んで、ワークショップのあとは七嶋ナオさんの個別プチ鑑定(待ち時間にももねこのプチオラクルリーディングも)をやりまして、無事に閉会となりました。
今回のワークショップのおまけ
さらにワタシモンスターと遊ぶためのおまけといたしまして、「ワタシモンスターへの質問例」「ももねこがオラクルカードを引いて書いたシチュエーション文」も同封してございました。質問例はそのまま質問例として、シチュエーション文は「もしもワタシモンスターがそのシチュエーションに存在したら?」というイメージの取っ掛かりとしてご利用ください。
さらに!むしろこっちが本当のおまけ!
皆さんに、誰に渡るかわからないお手紙をオラクルカードを使って書いていただいて、シャッフルして1枚ずつ持ち帰っていただきました。オラクルカードリーディングの交換会です。誰が書いたかわからないリーディング文、ぎゅーん!と刺さることも多々あるかと思います。ぜひご査収くださいまし。
改めまして、皆さまご参加いただきまして誠にありがとうございました!
そして七嶋ナオさん、一緒に楽しいイベントを作ってくださってありがとうございました。
今後ともぜひよろしくお願いいたします!