目次
小アルカナ ソード A です。
雲から突き出た光る手がソードを掲げています。
小アルカナ『ソード A』の基本の意味
- スートのキーワード:知性・思考・言語
- 数字のキーワード:はじまりはじまり、最もピュアなエネルギー
- アイディアの発生、発明の兆し、それらによる勝利の予感
険しい山々の上空に雲があり、光る手が突き出ています。手には冠と葉があしらわれた剣が握られています。生まれたての、最も純粋な、物質世界に顕現する前の『知性・思考・言語』のエネルギーを示します。
色の要素
- 白:純粋さ
- 灰:ニュートラル
- 青:精神性
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- アイディアが浮かばない
- 新しい考え方の不足
- 勝ち目のないアイディア
イメージ
あっなんか思いつきそう、いい案が出そう、あとちょっとでキそう!みたいな「思考の芽」です。芽が出たところで育つかどうかはまだわかりません。が、反射的な感覚(ワンド)や感情・感性(カップ)といった目に見えないものが具現化するきっかけとして機能するのがソードのスートであり、その走りとしてこの「A」があると私は解釈しています。
タロットにおいて、思考のエネルギーはソードという刃物・武器で表現されます。対象物を切り分け、整理整頓し、扱いやすい形に加工するはたらきがあります。そのはたらきの最もピュアな顕れが「A」なので、使いようによってはめちゃくちゃ危険!純粋な刃物、切れ味バツグンで安全装置など付いていない代物です。振り回すとお互いに怪我をするかもしれません。
あっ!と考えついてすぐの言葉をそのまま口に出した結果、相手にグサーッと刺さってしまった……なんていう経験、ありませんか?相互関係を考慮して効果的にソードの力を使うには、「2」「3」以降のエネルギーが必要なのですね。
恋愛をテーマに占っているとき、相手の気持ちを表す場所に『ソード A』が出てきたら、今のところお相手は恋愛モードとは遠い状態かもしれません。感情のやりとりを楽しむ感じではなく分析モードに入ろうとしているような、気持ちの盛り上がり云々は横に置いて「この人とは会話の調子が合うだろうか?」という調査モードに入ろうとしているような、そんな風に読めたりします。
仕事をテーマに占っているときなら、新しいアイディアが湧きそうですね!と喜べるかも。頭がシャキシャキ動くタイミングだよ、と読めたりもするので、背筋を伸ばすとよさそうですね。
逆位置で『ソード A』が出てくると、思考がうまく使えない状況を示すかもしれません。考えは湧いてくるけれどまとまらない、もしくはまったく考えが浮かばない、なんとなくざわざわするものはあるけれど考えやアイディアとして出てこない……想像するだけでやきもきする!そんな感じに読めます。
あとは、せっかくアイディアが出てもぜんぜん現実的ではなかったり、対抗のアイディアに完敗しそうだったり、「出たけど使えない~!」と悔しい思いをするようなこともあります。そんなときは一回ぜんぶ忘れてリフレッシュして、逆位置から正位置に戻るのを待つのも手ですよ。
大アルカナ・小アルカナの概要をはじめ、その他カードのご紹介はこちらにて!
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。
1枚1枚を覚えなくてもイイヨ!っていう記事です。タロットを投げてしまう前に読んでみてね。
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