目次
小アルカナ ソード 2 です。
目隠しをした女性が剣を身体の前で交差させ、海を背景に座っています。
小アルカナ『ソード 2』の基本の意味
- スートのキーワード:知性・思考・言語
- 数字のキーワード:二元性・バランス、異質なエネルギー(男性と女性・陽と陰・外と内など)の出会い、疎通
- 思考と感情の均衡を保つ、思考で身を守る、調停を図る
穏やかな海を背景に、白い服を身に着けた女性が座っています。手には2本の剣を持ち、自身を守るように交差させています。目隠しをしており、感覚を研ぎ澄ましているかのようです。
色の要素
- 青:精神性
- 灰:ニュートラル
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- 思考の過多、もしくは感情の過多
- 適切な境界線が引けない
- 不安定、不均衡
イメージ
『ソード 2』を一言で表すと「知性・理性と感情のバランス」です。2本の剣を掲げた目隠しの女性が、こっちを向いて座っています。彼女の後ろには凪いだ海、海や水は感情を表すので、理性で感情のバランスをとって穏やかにしている様子です。Be cool……
そして、目隠しの奥からはちらっとこっち見ているように見えます。印刷の加減かもしれないけれど、ちょろっと目が見えているような感じがする。気のせいかもしれないけれど!
とにかく、剣を2本も掲げてバランスをとるのはなかなか難しいことですよ。この人はそれを上手にやってるんだなぁ。すごく静かな雰囲気なのに緊迫感と圧を感じる。緊迫感はあるけれど、慌てた感じやギリギリ感は前面に出ていない。冷静にこちらの様子を伺って、剣を盾にして自分を守っているんです。理性の防御が崩れると、後ろにある感情の海が荒れるのでしょうね。そうなると大変だ!それはダメだ!っつて、じっと守っているのかしら。でも、こんな守り方してたら動きにくいぞ。
そうそう、何かが動くようなカードではないです。防御に徹しているから動かない。ちょっと怯えているんですかね、ヘタに動いて調子崩すのが怖い、って、理性でぐっと踏ん張って現状維持してるんですかね。
ソード 2 が逆位置で出ると、頭でっかちになりすぎて悪影響を及ぼしてないかい!と注意喚起をしてくれます。理性で守りすぎて感情を無視していないかい、理性だけでバランス取ろうとして他の部分のバランスを無視していないかい?ちょんと突いただけで倒れるような、ギリギリのバランスで守っていないかい。
仕事や何やで張り詰めた精神状態のときに逆位置のソード 2 に出られると、こんな感じで結構グッときますね。や……やめろ!仕方ないだろ仕事なんだから!!疲れたしんどいっつて問題解決するならもうとっくにしとるわ!!と言い返したくなるような。
いやいや、問題解決しなくてもいいから、疲れたしんどいっつて剣を下ろす時間や場所を作って、他の部分とのバランスもとろうよ。ってそういうことなんでしょう。仕事に限らずそうですよ、何らかの何かで意地を張りすぎているとか、そういうこともあるでしょうよ。
そういうときって、もはや原動力が「意地」なんだよね。意地になっちゃってる時点で、必死で守ってる後ろの海、さざ波が立っているんじゃないです??後ろから感情の飛沫が飛んできて、びっくりして剣を落とすとか、あり得ることだよね。そんなときこそ、穏やかに、穏やかに。なるべく心を波立てないで済むように過ごすことにしましょう。
大アルカナ・小アルカナの概要をはじめ、その他カードのご紹介はこちらにて!
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。
1枚1枚を覚えなくてもイイヨ!っていう記事です。タロットを投げてしまう前に読んでみてね。
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