「チラッと様子を見つつ待機」小アルカナ:ソード 2【タロットカードの意味紹介】

本日の1枚は、ソード 2です。
バランス、バランス。
何のバランスかと言うと、ソードなので知性とか理性ですね。

基本的な意味

剣を2本掲げた目隠しの女性が、こっち向いて座ってる絵柄です。
彼女の後ろには凪いだ海…理性でバランスとって、感情も穏やかにしてらっしゃるんですね。Be cool……
で、目隠しの奥からちらっとこっち見てる。伺ってる。この辺の抜かりない感、悪くない。詰めが甘い私にとってはその感覚が羨ましいくらいだぞ。
剣を2本も掲げてバランスをとるってなかなか難しいことですよ。
でもこの人はそれを上手にやってるんだなぁ。すごくね、静かなんだよね。このカード。
それなりに緊迫感はあるけれど、慌てた感じやギリギリ感は前面に出ていない。冷静にこちらの様子を伺って、剣を盾にして自分を守っているんです。
理性の防御が崩れると、後ろにある感情の海が荒れるのでしょうね。
そうなると大変だ!それはダメだ!っつて、じっと守っているのかしら。
でもこんな守り方してたら動きにくいぞ。
そうそう、何かが動くようなカードではないよね。
防御に徹しているから動かない。ちょっと怯えているんですかね、ヘタに動いて調子崩すのが怖い、って、理性でぐっと踏ん張って現状維持してるんですかね。
逆位置で出ると?
ソードは全体的にそうなんですけど、頭でっかちになりすぎて悪影響を及ぼしてないかい!って注意喚起してくれるの。
理性で守りすぎて感情を無視していないかい、理性だけでバランス取ろうとして他の部分のバランスを無視していないかい?
ちょんと突いただけで倒れるような、ギリギリのバランスで守っていないかい。
仕事とかで張り詰めた精神状態のときに逆位置で出られると、こんな感じで結構グッときますね。
や…やめろ!仕方ないだろ仕事なんだから!!疲れたしんどいっつて問題解決するならもうとっくにしとるわ!!
いやいや!問題解決しなくてもいいから、疲れたしんどいっつて剣を下ろす時間や場所を作って、他の部分とのバランスもとろうよ。ってそういうことなんでしょう。
仕事に限らずそうですよ、何らかの何かで意地を張りすぎているとか、そういうこともあるでしょうよ。
そういうときって、もはや原動力が「意地」なんだよね。意地になっちゃってる時点で、必死で守ってる後ろの海、さざ波が立っているんじゃないです??
後ろから感情の飛沫が飛んできて、びっくりして剣を落とすとか、あり得ることだよね。
本日は正位置で出ましたので、どうやら上手く感情の海を理性の剣で守れているようです。
穏やかに、穏やかに。
なるべく心を波立てないで済むように、1日過ごすことにしよう。

以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう