小アルカナ ソード キング です。
立派な椅子に座り、正面を見据えて剣を掲げる王の姿が描かれています。
小アルカナ『ソード キング』の基本的な意味
- スートのキーワード:知性・思考・言語
- 人物像のキーワード:能動・男性性・管理者
- 論理的にものごとを制御する人物、ルールを敷く人物
しっかりと正面を見据え、剣を掲げて座る高貴な男性の姿が描かれています。椅子には彫刻が施され、立派な造りです。空には雲が浮かんでおり、鳥が飛んでいます。ソードの他のコートカードと違って、風が吹いていないのか穏やかな様子です。
色の要素
- 背景の青:ニュートラル
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- 思考や言語による過剰な統制・支配
- 冷徹・冷酷な管理者
イメージ
ソード キングはとてもクールなおじさんです。ガチガチに理屈で攻めてくる。キングなので管理職や経営者のようなポジションですね。
数字や計画、仕組みやルールのことにはめちゃくちゃアドバイスをくれるし頼りになるけれど、ニンゲン同士の心の機微が絡む話になると途端に興味を失くすというか、仕事に個人的な感情を持ち込むな!的に切り捨てる感じの上司、遭遇したことないですか?いやまぁ確かにそれは正論なんだけど、働いているメンバーが感情を持つニンゲンである以上、そこを完全無視するわけにはいかなくない?って言いたくなるような上司。さらには、情緒的な話はほとんど通じず、人の感情さえも数値で計測して処理するような、ちょっと怖い感じの人物像です。
もちろんルールにもめちゃくちゃ厳しい。ルールで民を統制し、場を均衡にしてくれます。たぶん、ルールを破ったり秩序を乱すようなメンバーは容赦なくやられると思う。
正位置でもこんな感じなので、逆位置になるともっと怖いですよ!ちょっとでも口答えをしようものなら100倍になって返ってきます。何なら「話を聞く価値もない」とバッサリ判断されて左遷されるかもしれません。えっ怖い。
恋愛をテーマに占っているときにソード キングがどこかしらに出たら、人間同士のあたたかい雰囲気は期待できなさそうですね。相手の気持ちにせよ、アドバイスにせよ、今後の展開にせよ、まずは心の交流が可能かどうかを考えた方がいい。
ただ、相手の人物像を表すところに出た場合は「お相手はこういう人ですよ」というのを教えてくれているはずなので、「なるほどそういう人なのね」という前提の上で仲良くなるための作戦を練るのがよさそうです。もしも喧嘩や別れ話の最中だったとしたら……強硬な態度でぶつかることになりかねないので、慎重にいきましょう!
大アルカナ・小アルカナの概要をはじめ、その他カードのご紹介はこちらにて!
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。
1枚1枚を覚えなくてもイイヨ!っていう記事です。タロットを投げてしまう前に読んでみてね。
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