「理論で攻める」小アルカナ:ソード ナイト【タロットカードの意味紹介】

小アルカナ ソード ナイト です。
剣を手に馬を駆る青年の姿が描かれています。

小アルカナ『ソード ナイト』の基本的な意味

ソード ナイト
  • スートのキーワード:知性・思考・言語
  • 人物像のキーワード:実務家・実行者・リーダー
  • 思考を武器に勢いよく攻める青年、迅速に仕事を進める人物

激しく雲が流れる空の下で、赤いマントを羽織った騎士が高速で馬を駆っています。馬の鼻息が聞こえてきそうなほどに勢いを感じる絵です。よほど風が強いのか、背景の木も斜めになっています。空には鳥が飛んでいます。騎士はまっすぐ前を見据え、剣を掲げて、迷いなく前進します。

色の要素

  • 赤:情熱、行動力、生命力
  • 白:純粋さ
  • 背景の青:ニュートラル

逆位置のキーワード

逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。

  • 思考が不足した軽率な実行
  • 思考・言語によるいきすぎた攻撃

イメージ

ソード ナイトは4人のナイトの中でもごりっごりの勢いがあるナイトさんですね。一人だけめっちゃ走ってる!何なら馬がナイトのこと「マジでこのまま行くんすか!?」って見てる!とにかくギュンギュン進むんです、知性という名の剣を持って。

歳の頃は……そうねぇ、20代半ば~30代前半くらいなのかな。個人的には、仕事に大分慣れてそれなりに経験もして若さと自信がいい感じにマッチしてる4年目社員、くらいのイメージです。新卒からすりゃ「頼りになる先輩」、上からすりゃ「ちょっと任せ甲斐が出てきた若手」っていうポジション。あぁナイト君、ちょっと客先行ってサービス説明してきてくれる?資料は預けるからさ。くらいの。

そんなナイト君たちの中でも、一番「知性」に自信を持っているのがソード ナイト君です。頭の回転が速くて、グイグイ進む勇気もあって、とにかくスピーディーに仕事を進めてくれるナイト君!賢い人だから話を飲むのも早いし、はっきりモノを喋るから一緒に仕事のし甲斐もあるよね。

やっぱりね、その「知性」への自信が裏目に出ることもあるんですよ。若いし、仕事ができるようになってきたし、調子に乗っちゃうときってありますよね。知性が裏目に出ると、頭でっかちになって行きすぎちゃって、例えば誰かを傷つけてしまったり、潰しちゃいけない相手のメンツを潰してしまったり、とにかくろくなことがないのだ。

それにナイトは勢いがあるしスピード感がとても速いから、気づいたら取り返しのつかないことになってたりしてね。調子に乗り出した若手の営業とかに「あんた気をつけなさいよ、口開く前に一旦考えてみてよ!?」って言いたくなるような場面に遭遇すると、このカードの逆位置を思うね……

いずれにせよ、ある程度独り立ちできていてそれでもまだ未熟なところもあって、愛すべき成長段階の人。ソード ナイトが出てきたら、「あらまぁお盛んですわね」と見守り態勢に入るのがよいかも。

ただ、誰かを指すところにソード ナイトが出て、さらにその人の実年齢がナイトのイメージよりも随分上だったとしたら、そのときは要注意だなーと思います。ちょっと待て、頼むから落ち着いてくれ。論破しなくていい。落ち着いて議論しよう。特にソード ナイトは理屈こねまくって頭かちこちで勢いだけあるおっさん、とかになりがちだから、頼むからやめてくれ!ってなるんだよ。マジで勘弁してくれよ……ソードのスートはどうしても仕事のことに結びつけちゃうから、イメージも生々しくなりますね。

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1枚1枚を覚えなくてもイイヨ!っていう記事です。タロットを投げてしまう前に読んでみてね。

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