ミスティック絵物語の事例紹介も、これで3つめとなりました!今回はIさんからご依頼いただいて作成した「ミスティック絵物語」の事例といただいたご感想を紹介いたします。皆さまから嬉しい感想をたくさんいただいて、日々感無量の我々です。
ご依頼いただくたびに毎回違うイメージのお話に出会えて、いろいろな人生の一部に触れているかのようで、私たちも有意義な時を過ごしております。
はい。ということで!今回はどんな感じになったのか!いってみましょう!
そもそも『ミスティック絵物語』ってナニ?の方は以下の記事をご覧ください。
Iさんに「ご縁のあるフシギな存在」
まずは、今回のご依頼主Iさんに向けての絵を。
Iさんにメッセージのある人、縁のある人出てこ~~~いと念じながら描きました。それがこちら。

帽子を被った男の人が出てきました。どうやら寒い地方の人のようです。兵隊さんで、夜外にいるようなイメージが浮かびました。人々が賑やかに騒いでいる場所からは離れて、静かな路地のようなところで物思いにふけっているようです。この絵をじっと見ていると彼の想いが感じられました。
この絵から感じ取ったメッセージ
白い息を吐きながら、自分が自分でない感覚に囚われる。
何かを思いっきり信じて精いっぱいの力を出したいが
自由にならない状況の中で何を信じたらいいのかわからない。
用意されたものを信じることはうまくはできない。
心は自分のもので、感情も自由なはずなのに
自分ではどうにもならない。定まらない。
激しいゆらぎで不安定な気持ちではあるが、
心の内はやけに静かで時はゆっくりと流れる。
願わくば
信じられるものを大切にして
ただ静かに過ごしていきたい。
できあがった絵からはそんな想いが感じられました。
何かに一生懸命になりたいけれど、この状況ではそんな風になれるものが見当たらず、虚無感があるようです。状況的にも不自由な中で、やらなくてはいけないことが自分の意志とは関係ないところで進んでゆく感じに違和感を覚えているような印象でした。諦めともとれるどうしようもない気持ちのせいで皮肉にも心は静まり、その中でゆっくりとした時の流れを感じているような感覚がありました。
「フシギな存在」のおとぎ話
こんな感じで「フシギな存在」の登場を経て、感じたことや聞いたことをお伽話として記録します。これには結構なボリュームがありますので、一部抜粋してご紹介いたします。
おとぎ話(一部抜粋)
人の生命は儚いなどと、一体誰が決めたのだろうか。 私の眼前にいる人々は皆、屈強で逞しく、優しくて気高い。私自身も、常にそのように在れと教え込まれてきた。少しでも髪が伸びればすぐに整える。服の端から糸がほつれて垂れていようものなら、怠惰を恥じる。私は、私たちは、そのようにして生きている。少なくとも私たちの生命は、儚く散ることなど許されてはいないのだ。何度でも何度でも立ち上がり、そして次の世代へとこの人生を引き継いでいく。末の末まで、永久に豊かな暮らしができるよう、私たちは私たちを引き継いでいく。
まずはこの人の生活の様子と思想が見えてきました。
私は歩くのを止めた。その代わり、彼女らに大きな声で問いかけた。
あなたたちは何者だ?彼女らは答えた。
「私たちは“平和” だよ」
老婆の声はとても澄んでおり、音量は小さい割にこちらの耳にしっかりと届いてくる。巨大な牛は、老婆を支えるように立っている。
私は老婆が言った言葉の意味を理解しないまま、私があなたにできることはないかと問うた。このような雪原にマフラーもしないでいては、身体を壊してしまうだろう、と。 老婆は笑って礼を言った。
「ありがとう、あなたのことは忘れません」
この世のものではないと思われる老婆と牛との出会いです。
また、ここから両親へ手紙を書くシーンへと移ります。
それは父と母に宛てた、月並みなメッセージだ。
私は、その文字を見て「しまった」と思った。 絵の具だけが載った葉書の方が、今の何倍も美しかったのだ。 父母を気遣うメッセージはきちんと役割を果たしてくれるような面をして並んでいるが、それは、まるで今の私のようで見ていて辛くなったのだ。
私は少し悩んだ末、その葉書をくずかごへ入れた。 そしてまた、新しい葉書を取り出し、絵の具を指に少しだけ付けた。
最後はこんな形でまとめられていました。描き始めた新しい葉書は納得して送れるものが出来たのでしょうか。本当の自分というものの表現への葛藤や、くすぶりのようなものが感じられました。
Iさんからのご感想
このような内容をIさんにお届けしたところ、早々に感想をいただきました!
早速読みました。
素敵な絵と物語ありがとうございます。
この人の絵のヴィジョン読んだ途端に涙が出て溢れました。
実は私がよく知っている身近な人のこととめちゃくちゃ重なるのです。
すごく頑張っていて、でもすごく苦しんでて、けどいつも私たちを幸せにしてくれる人。
絵を見た瞬間にもその方のことが浮かんだのですが。
あまりにもその方のことと重なるのでもう泣けて泣けて。
私のところにこの絵が来てこの想いが届いたことにはどんな意味があるんやろ?て今考えています。
どうしてこの人がここに来たのかな?
そして、それとは別に個人的に悩んでいる事もあったので、
その方のことと自分のことが両方この絵に出て来たのでびっくりしています。
物語読んでますます泣けて。
ワンオラクルの
「誰かのために何かをする」
それも、その方のために何かしたいと思いながらなかなか何もできていない自分にもどかしさ感じてたので、、、
本当にすごいって感動してます。
そしてこの絵の人に、そして尊敬してるその方に幸せになってもらいたいって今すごく思ってます。
それにしても全く私のこと知らないはずなのにすごい。
すごすぎる。
本当にありがとうございます。
宝物にします。
(現在、ワンオラクルのオプションは終了しております)
まじでーーーー?!我々2人ともこのような感想をいただいて驚きました。そんなこともあるんですね!!
何よりも、受け取ってくれる方々の感度が凄い!こんな風に受け取っていただいて本当に嬉しいです。お届けさせていただけてよかったなという想いでいっぱいでございます。こんな風に向き合ってもらって、自分の中に浸透させていただいているのを感じると、我々もやってよかったなぁと思います。
Iさん、今回はご依頼をいただきまして誠にありがとうございました!
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『ミスティック絵物語』に興味をもたれましたら、こちらからぜひどうぞ。どんな絵物語がやってくるかは届くまでのお楽しみ!
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