【読み】ヤラ・ジェラ
【意味】一年・収穫・日々の積み重ね
【英字】j
【神】地の神
北欧にて筆記文字や呪術文字、占いの用途で使われてきたとされているが、未だ謎が多い古代の文字「ルーン」。個人的に占いで使う中で感じた自分なりの解釈を勝手気儘に一文字ずつ乗せていこうと思います。今回はヤラ!
基本の意味
英語の「year」の語源で「一年」を意味するとされているルーンです。この一年というのは、農業での収穫までの一年を表しているといわれています。土を耕し、種や苗を植え、季節の巡りと共に手入れをしながら収穫に繋がるというような、収穫までの流れという意味合いですね。ですので、単位としての一年という意味より「工程をきちんとこなして、積み重ねる事で得られる収穫」という意味にてまずは考えてみると良いかもしれません。
これまでの日々のコツコツとした積み重ねにより、実りや収穫の時期がきている事。もしくは、これからコツコツと日々積み重ねていくことで実りに繋がる事を表しているといえるでしょう。それは、努力とか継続とかのニュアンスが強いかもしれません。自ら汗をかいて、手を動かして、やることをやって、やっと迎える収穫でございます。計画的に努力を続けるという、どちらかといえば地道なイメージですね。
このルーンはそういう収穫までのサイクルの大切さを教えてくれるルーンともいえます。作物を育てるための計画をたて、その計画通りに進めつつも天気によっては思い通りにいかないこともあるでしょう。だとしても、諦めずにその時その時で対応しながら収穫の日を目指して励むという行いを指しているように感じられます。とにかく収穫を目指してコツコツ励もう!そういう事ですね。焦らずに長い目で見たほうが良いといった感じにも受け取れます。
占いでヤラが出たら?
正位置で出た場合
- 今までの努力が実を結ぶ
- 長いスパンでこなすもの
- 継続は力なり
- 日々日々コツコツと取り組むことが重要
- 普通の毎日を大切に
逆位置で出た場合
ヤラには逆位置がないので、どちらで出ても同じような意味になります。
ヤラの考え方
このルーンが出たら、今まで重ねてきた努力が実る時であることや、これからの積み重ねの大切さを意味していると考えられます。仕事・恋愛・遊び等に対してこのルーンが出たとしても意味合いは同じで、じっくりコツコツと励むことが大切といった意味合いになりますね。
流れや時期をみている時にこのルーンがでてきたら、今までの努力が実る時期であるというイメージで受け取っていますし、日々の事やアドバイスとしてひいた時にこのルーンがでた時は今はコツコツと収穫に向けて少しずつでも進めていくことを大事にしたほうが良いという意味合いで受け取っています。いつも通りを心がけて日々の流れを大切にしていく事が重要であるように感じられます。
「続けるか迷っているんです」みたいな時にヤラがでたら、今まで続けてきたことを実るまで継続してみてはどうだろうかといった感じになりますね。もしかしたら、継続に対して飽きを感じていたりする事もあるかもしれませんが、続けることで繋がる未来があるという事を信じて励むことが大切となってきますね。
現代では、一年という単位をピックアップすると学生であれば学年が変わるタイミングですし、仕事をしていても一年単位で振り返りをする事が多いと思います。ですので、そういう振り返りのタイミングとして考えてみても良いかもしれません。何を収穫できたのか、これから何を収穫するのか、どこに向けて努力してきたのか・するのか。今の私はどのタイミングなのか。そんな事を考えてみても良いかもしれませんね。
ヤラからは、成果をすぐに求めない!とか、焦らずいこうぜ!といったメッセージが感じられます。計画を立ててじっくり参りましょう!