【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう

タロット占いをやっていると、「このカードとこのカードは似ているな」と思うことがあります。
特に初心者の頃、まだ各カードの個性をしっかり握れていない場合は、細かいニュアンスの差を読みきれずに「このカードとこのカードは違うのに、同じような説明になる……」と迷ってしまうこともあるかもしれません。

例えば『戦車』と『ワンド ナイト』(どっちもすごい勢いのある戦士やけど何が違うの!?)とか、『ワンド 9』と『ソード ペイジ』(どっちも警戒って書いてあるけど何!?)とか。

というわけで!
今回はウェイト=スミス版タロットを、伝統的な意味をベースにしつつ、ももねこが重ねてきた占いの実践経験から導き出したイメージを重視してカテゴライズし、一覧にしてみました。
タロットの意味を「似ている要素」でくくるため、大アルカナ・小アルカナのくくりからも敢えて外しています。

きっと「そういう読み方もアリか!」と思っていただける内容なので、タロットリーディングのヒントとしてぜひご参考ください!

タロット一覧に入る前に、ちょっと前置き。

  • カードのキーワードやイメージは、基本的に「誰しもが内に秘めている要素」です。「カードが示す要素が表出している/表出させる必要がある」というように捉えます。
  • もしくは、「その状況において、カードが示す要素が表出している/表出させる必要がある」というように。
  • ポジティブなカードが逆位置で出た場合や、スプレッド内のネガティブな場所に出た場合は、カードそれぞれの要素が「強すぎた or 及ばなかった」「とにかく裏目に出た」と解釈すると意味を読みやすいです。
  • 対して、ネガティブなカードが逆位置で出た場合や、スプレッド内のポジティブな場所に出た場合は、カードそれぞれの要素が「改善した」「災い転じて福となった」と解釈すると意味を読みやすいです。

OKですか?それでは本題にいきますよ!
かなりの長文なので、目次を置いておきますね。

もくじ
01:純粋なエネルギー
愚者・太陽・ワンド 1・ソード 1・カップ 1・ペンタクル 1
02:歩き出すエネルギー
魔術師・ワンド ペイジ・ソード ペイジ・カップ ペイジ・ペンタクル ペイジ
ワンド 2・ワンド 3
03:自分の道を行くエネルギー
女教皇・戦車・ワンド ナイト・ソード ナイト・カップ ナイト・ペンタクル ナイト
ソード 5・ソード 7
04:成熟したエネルギー
女帝・ワンド クイーン・ソードクイーン・カップ クイーン・ペンタクル クイーン
皇帝・法皇・ワンド キング・ソード キング・カップ キング・ペンタクル キング
正義
05:静けさに宿るエネルギー
隠者・ワンド 9・ペンタクル 8
06:制限に宿るエネルギー
吊られた男・悪魔・月
ワンド 10・ソード 8・カップ 5・ペンタクル 4・ペンタクル 5
ソード 3・ソード 4・ソード 6・ソード 9・ソード 10・カップ 6
カップ 4・カップ 7
07:自律に宿るエネルギー
力・節制・ワンド 7・ソード 2・ペンタクル 2・ペンタクル 6
08:他者との関係に宿るエネルギー
恋人・ワンド 4・ワンド 5・カップ 2・カップ 3・ペンタクル 3
09:変容に宿るエネルギー
運命の輪・死・塔・星・ワンド 8・カップ 8
10:達成に宿るエネルギー
審判・ペンタクル 7
世界・ワンド 6・カップ 9・カップ 10・ペンタクル 9・ペンタクル 10
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純粋なエネルギー

ももねこ的・タロットの意味一覧

一言で表すなれば、『赤ちゃん』

生まれたてで、まだ何も知らなくて、その身体には未来へ向かうためのエネルギーがぎゅぎゅっと詰まっています。無制限で無限のエネルギー。

愚者
未知の可能性
太陽
純粋な、とても純粋なエネルギー
ワンド 1
情熱の灯火
ソード 1
知性の灯火
カップ 1
感情の灯火
ペンタクル 1
現実の灯火

愚者は未知の存在。ゼロベース。良くも悪くも何もない。あるのはただ可能性だけ。
彼の旅に目的はあるのかないのか、どこから来てどこへ行くのか、「まぁそんなことはどうでもいいじゃない?」とでも言わんばかりに楽しそう。
たまに「あの人、すごく面白いのだけれど普段何をしているのかわからないのよね……お勤めもしてなさそうだし……」みたいな人いるじゃないですか。あんな感じです。

太陽は純然たるエネルギーの塊。人間離れした、それこそ太陽のような絶対的エネルギー。
そのギラギラの熱は生命を育み、時には脅かし、我々いきものたちはどうあがいても逆らえない存在です。
絵は赤ちゃんと白馬がいて、ひまわりもたくさん咲いていて可愛い雰囲気なのですが、その気になれば地球を滅ぼす程のエネルギーを赤ん坊が持っていると思うと怖いよね。そう、そういう「怖いくらいのエネルギー」なのです。

ワンド 1・ソード 1・カップ 1・ペンタクル 1は、それぞれが表す要素がただ“在る”という存在。
ワンド 1は「情熱」。ソード 1は「知性」。カップ 1は「感情」。ペンタクル 1は「現実」ね。
例えばソード 1であれば「知的好奇心の芽生え」みたいに読んだりします。ペンタクル 1なら「現実化に対する意識の芽生え」とか。
誰かの資質を表すであれば、例えばワンド 1だと「好奇心や情熱を軸に行動する」みたいに読みます。

このカテゴリにおいては、「未知」「純然」「ただ在る」というのがミソで、すべてにおいて真っ白まっさらだからこそ無限の可能性があるのね。
目的も道筋もないということは、ルールも制限もないということ!
損得の判断も善悪の概念すらもないのです。

個の要素がとても強い上にエネルギッシュなので、ともすればとんでもない常識外れにもただの馬鹿にもなるし、場合によっては周囲の輪を乱す要因にもなります。

歩き出すエネルギー

ももねこ的・タロットの意味一覧

上段:一言で表すなれば、『高校生』

魔術師
何でも創れる人
ワンド ペイジ
好奇心ベースの可能性
ソード ペイジ
知識ベースの可能性
カップ ペイジ
情緒ベースの可能性
ペンタクル ペイジ
努力ベースの可能性

ある程度育って、自分の好きなこと・得意なことがわかるようになって、でもまだまだ経験は足りなくて、ポテンシャルで勝負する頃のイメージ。
才能を発掘し開花させるタイミングですね。

中でも魔術師のポテンシャルはすごい。
生まれながらにワンド・ソード・カップ・ペンタクルの要素を持っていて、何でもできる、何でも創れる。(魔術師には一般的に「創造」というキーワードが添えてあります)
自分の能力を十分知っているのでしょう、そりゃあもう堂々とした面構えです。

ワンド・ソード・カップ・ペンタクルはそれぞれの要素に特化したポテンシャルをもって外界と向き合っています。
ワンドはとにかくわくわくが向くままものごとに触れ、ソードは利発さを活かして剣の稽古に励み(きっと教えてもらった知識やセオリーを忠実に守っているのでしょうね)、カップはファンタジーな世界にどっぷり入り込んで感性を磨き、ペンタクルはマイペースにコツコツコツコツ勉強を進める……

こんな風に自分の特性に没頭できるのも、若い子たちならではでないでしょう
か。ソード ペイジなんて、経験よりも知識が先行しているせいか、「警戒心」として表現されていたりする。先入観でビクビクしていますね。可愛いですね。

下段:一言で表すなれば、『在学中に起業した大学生』

ワンド 2
目的・目標を確定する前
ワンド 3
目的・目標を確定した後

同じ歩き出しと言えど、ワンド 2・ワンド 3はちょっと大人です。
とはいえまだまだ経験よりも情熱が勝っていて、夢と希望に満ち満ちています。意識高い系です。

それまでに培ってきた能力や人脈等の資産を並べて、「さぁこれから何をしようか?」と眼前に広がる世界に前のめりで想いを馳せているのがワンド 2。
具体的な目的や目標、プランは未だ決まっていないにせよ、自分が持っているもので何かを成せることは本能的にわかっているようです。

ゴールを決め、行動をスタートして「最初の一歩は踏み出した!よっしゃやるぞ!」と意気込んでいるのがワンド 3。
ワンド 2と違い、他者の存在(海の向こうに小さな船がたくさん)も見えます。
それらが先人なのか仲間なのかはわかりませんが、何となく一緒にいるライトな友人関係、とは恐らく違うでしょう。
そういう「志を共にする仲間」を作れるくらい、彼の世界は広がっています。

自分の道を行くエネルギー

ももねこ的・タロットの意味一覧

上段:一言で表すなれば、『青年』

女教皇
純潔と直感の乙女
戦車
犠牲をいとわず邁進する
ワンド ナイト
情熱のままに邁進する
ソード ナイト
知識を武器に邁進する
カップ ナイト
感情に訴え行動する
ペンタクル ナイト
経験の蓄積を進める

能力を活かしつつ、なおかつそれなりに経験がついてきた頃のイメージです。
具体的に例えると、仕事ができるようになって調子に乗ってきた社会人5年目くらいね……
とんでもなく個性の強い、でもって優秀な若手たちなのです。

で、このカテゴリ、ポテンシャルを武器に周囲を押しがちなんですよ。
あんまり人の話を聞いていない。

女教皇は少女と言えるほど若いんですが、幼少期から大人の世界で揉まれたおかげで精神的に『青年』になった少女、という感じでかなり大人びています。
本質的に純粋、純粋が故に残酷、みたいなイメージもありますね。
研ぎ澄まされた直感と知性で「これはこういうものですから」と真理を告げる。
頭のいい子どもがまったく悪意なく、誰かに対してクリティカルな言葉を突きつける、みたいな。

勢いが強いカードの中でも、戦車は緊張感があります。
もはや戦うことにのみその存在を捧げ、背水の陣を敷き、自らの身体を戦車と融合させ、もう戦うことしかできない!やるんだ!とばかりに前を見据える……かなり激しい決意を感じるものね。
それに加えてめちゃくちゃ扱いづらそうな馬っていうかスフィンクスをこれまた動力のわからない魔法の杖で制御しているところからも、セルフコントロールにも神経を使う必要が読み取れて、ますますギリギリ感。でも堂々としてるからすごい。

ワンド ナイト・ソード ナイトは、それぞれの武器は違えどとんでもない勢いで攻めてくる。
ワンド ナイトの前のめりな情熱とソード ナイトのハイスピード理論攻めでこちらに来られたら、「お、おう……」と思わず腰が引けてしまいそうです。
カップ ナイト・ペンタクル ナイトはそんなに勢いはないですね。
周りの情緒をくすぐることで進路を拓くカップ ナイト、飽くまでもマイペースに経験を貯めまくるペンタクル ナイトと、それぞれに合ったやり方で邁進しています。

そして、このカテゴリにいる彼らは、それぞれの役目をしっかりと全うしています。若いだけじゃない、経験や環境への適応力があってこそ自分に課せられた役割をその身に背負えるんですね。

下段:一言で表すなれば、『駆け引きの末』

ソード 5
知識を武器に、相手から奪い取る
ソード 7
知識を駆使して、相手から奪い去る

これらのカードは、何らかの形で駆け引きの只中におり、しかも既に「周囲から何かを奪った後」の場面が描かれています。上記と同じく「自分の道を行くエネルギー」に分類しますが、自分の道を押し通した結果、ちょっと嫌なヤツになっています。

ソード 5は、知識や理論・理屈を武器に周囲を屈服させるまでに叩きのめした、というシチュエーション。
ドヤ顔で「論破した!」っつて自慢をしている感じです。

ソード 7は、知識や理論・理屈を駆使して相手を弱体化させている、というシチュエーション。
裏で根回しをして相手の立場を悪くするとか、都合のいいところだけ持ってささっと逃げちゃう、とか。

どちらも狡猾で小悪党なイメージですね。
これらのカードは、実際に「ちょっとズルいなこいつ」みたいなときに出てきたりします。

ただ、狡くあることも、敢えて悪役として泥をかぶることも、人生のうちではままあることです。
そういう意味では労いたくなるカードたちですね……。

成熟したエネルギー

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上段:一言で表すなれば、『大人の女性』

女帝
愛し愛されているからこその最強レディ
ワンド クイーン
明るく話しやすい、気さくなレディ
ソード クイーン
理知的で厳しいながらも優しさを隠し持つレディ
カップ クイーン
アーティスティックセンシティブ乙女レディ
ペンタクル クイーン
頼り甲斐ばっちり、縁の下の力持ちレディ

見事に女王様ばかりね。
女王様たちには「保護する・育てる」という要素が多かれ少なかれ共通して含まれています。

中でも女帝はめちゃくちゃ強い。すべてを受け容れる強さをもっている、超かっこいい女性です。
愛されている/愛するものがある、という絶対的な自信と余裕があるからこその強さ!すごい余裕!羨ましい!!

ワンド クイーンはお茶目でおしゃべり好きのお母さん。キングとのデートも少女のように楽しむ感じ。
ソード クイーンは、寂しさを知っているが故の独立心と厳粛さがあります(未亡人とも言われているね)。厳しいんだけど、「まずはあなたの考えを聞きましょう」と手を差し伸べてくれる。
カップ クイーンは乙女チックママ。優しくて手芸が得意で、おしゃれで、娘の恋愛話をまるで友達のように聞くような。
ペンタクル クイーンはしっかりと家計を支えどっしりと家庭を守る、良妻賢母。専業主婦として家の中を守ってくれる人です。

皆さん逆位置になったりネガティブな意味で出たりすると、それぞれの特性と併せてヒステリックな要素が出がちです。
女帝は嫉妬に狂うしワンド クイーンは自己中になるしソード クイーンは冷酷すぎるしカップ クイーンは泣き喚くしペンタクル クイーンは急に自信を失くして不安定になるし……皆さんひとまず落ち着いてください!

下段:一言で表すなれば、『大人の男性』

皇帝
護るものがあるから戦う、尊厳の王
法皇
法と統制で民を守る、公正の王
ワンド キング
明るく楽しく、冒険心を忘れないジェントル
ソード キング
揺るがぬ理性で厳正な判断を下すジェントル
カップ キング
アーティスティックセンシティブ乙女ジェントル
ペンタクル キング
頼り甲斐ばっちり、マネタイズの鬼ジェントル

こちらは王様ばかりです。
王様たちには「守護する・導く・築く」という要素が多かれ少なかれ共通して含まれています。

皇帝は攻めの人!攻めることで護る、といった感じ。
背中に多くの民を背負っているだけあって威厳がすごいです。責任感もすごい。
支配的な雰囲気もあれど、「俺についてこい!」っていうタイプなので、人によっては抵抗感もあるでしょうがぜひ頼りにしたい存在です。

法皇は攻めない。代わりに法や伝統で民を統制します。
法や伝統というのは個人の権威ではなく偶像的な権威なので、法に則ってさえいれば最強でいられるのかもしれません。
ただし「私こそが法律だ!」と好き勝手にルールを変えたりするとよろしくないですね。逆位置だとそんな風にルールを笠に着て傲慢になっているから気を付けて、とも読めたりします。

ワンド・ソード・カップ・ペンタクルの王様たちは、各スートの女王様たちと似た性質で役割が違う、という風に捉えると読みやすいと思います。
旦那的・父親的な役割か、妻的・母親的な役割か、で想像してみると◎。
例えばソードだと、クイーンは「理知・理性」をもった母親的役割で、冷静に状況を整理する。で、キングは父親的役割で判断を下す。
お母さんに相談したことがお父さんに伝わって判断が下る、って感じでしょうかね。
ペンタクルは、キングが会社の社長でクイーンが経理のボス。
ご家庭であれば大黒柱と財務大臣。そんなイメージで読むと読みやすいです。

逆位置やネガティブな意味で出た場合は、各特性に強引さがプラスされがち。
王様という権威がある立場故に押し切ったら押し切れるので、ぐいぐいと押し切ろうとするんですね。
落ち着くまでそっとしておきましょう……

下段、右:一言で表すなれば、『価値観そのもの』

正義
絶対的価値観に基づく裁判官

正義は成熟したエネルギーの中でも、ちょっと色が違う。
王様でも女王様でも旦那でも妻でも父でも母でもない。

が、大人。絶対的な、成熟した大人。大人というかもはや神の域。
(大アルカナは11番 正義以降、神の領域に入ります。10番 運命の輪が切り替え点)

というのも、このひとこそ「私こそが法律、私こそが絶対的ルール」なんですよ。
法皇は「法の下に皇をやっている」のであって、法は大前提として民のためにあって、要は情状酌量の余地があるわけです。

正義にはそれがない。
絶対的・独断的な正義の下に、無情な判決がくだる。正義の女神様の足元では、個々人の情緒や何やは無力なのだ……。

なのでネガティブの要素として出るとめちゃくちゃ怖い。
「私が黒と言えば白も黒になるのだ」とばかりに反論の余地も挟めないほどの決定を押しつけてくる。強い。

静けさに宿るエネルギー

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一言で表すなれば、『プロフェッショナル』

隠者
俗世から離れ、真理を探究する哲学者
ワンド 9
豊富な経験が動かす防御本能
ペンタクル 8
仕事とものづくりに心血を注ぐ、一流の職人

大勢の先頭で旗を掲げて導くタイプではなく、粛々と自身の仕事に没頭する姿が後続の人たちの見本になるタイプ。
孤独や孤立の色が強いです。

隠者はもはや仙人の域に達しています。
この人が追求しているのは哲学的なことで、人間の生活に直接的な物理的な恩恵を与えるようなものではなく、それが故に外界と遮断されているのです。
孤独の中で深く深く真理探究の淵に入り込み、既知の世界と未だ誰も見たことのない世界をその智慧で繋ぐ……そんな人なので周りになかなか理解されず、偏屈な人だと思われることもしばしば。

ワンド 9はプロの守り人、ペンタクル 9はモノづくりのプロ。
いずれも隠者と違い普通の生活を営む人間なので、外界とも接点があります。ペンタクル 8の足元には街も見えるね。

ワンド 9は「ここを守らなきゃいけない」という強いパッションを持ち、今までの経験から鋭敏に働く“プロの勘”で城壁の守りをしています。
思考や理論ではなく勘を頼りに警戒していて、その勘の精度はすごい。
「そのトラブルの種、どうやって見つけたん!?」っていう人、たまにいるでしょ。ああいう感じ。ただ常に緊張しているのでストレスがすごそうですね。

ペンタクル 8は、熟練の技と磨き上げたセンスを持っていて、いい意味で孤立しています。
自分の個性や味を価値にまで昇華している。机上の空論ではなく、確かな技で現実に作品を産み落としていく。
納得がいくまでただただ作り続ける、職人の鑑のようなイメージです。

制限に宿るエネルギー

ももねこ的・タロットの意味一覧

上段:一言で表すなれば、『自ら枷を負う』

吊られた男
自己犠牲で民を救う英雄
悪魔
誘惑に溺れるも抜けるも自分次第
不安と被害妄想

とにかく動かない。現状維持というか、現状にこそ課題があってそこから動けない、というときに出てきます。
基本的にごりごり動いていたいももねことしては、セルフリーディングでこれらが出ると「あぁ……」ってなる。

吊られた男はめっちゃしんどいです。何せ奉仕の精神でそこに吊られているのだ。
例えば会社勤めをしていて、中間管理職で、メンバーを守りつつ「自分のチーム」の業績を積み上げているときとか、このカードがぴったりです。
功績は「チーム全員の成果」、ネガティブ要素は「俺の責任」。
部下のやらかしたミスをしたら自分が頭を下げに行って、部下が成果を上げたら褒めてごはんでも奢って……あぁ、いい上司ってまるで聖人ですね。
そんな、自分はプレイヤーとしては動かないけれど組織に貢献・奉仕している、耐え忍びセルフコントロールしまくる感じのカードです。

悪魔は、自分で抜けようと思えば抜けられる制限を示します。誘惑やら甘えやら惰性、ってやつですね。
甘い誘いに他人が関わっていようがいまいが、そこに留まるのか脱するのかは自分次第だよーという「わかっちゃいるけどやめられないんですよ」って言いたくなるカード。

月は不安。移ろいゆくものに漠然とした不安を覚えたり、怖いもの・強いものに対して恐怖を感じたり……そういうことは多々あると思います。
その感情が基でよからぬ妄想が繰り広げられ、飲み込まれてしまうと前に進めなくなりますね。
不安を押し込め、えいっ!と飛び出す勇気を持てるまでは自分の動きを制限してしまう、そんな状態を示します。

中段:一言で表すなれば、『自らを制限する』

ワンド 10
キャパオーバー
ソード 8
ぐるぐる考えすぎ
カップ 5
失くしたものが忘れられない
ペンタクル 4
がっちがちの執着
ペンタクル 5
苦境への執着

それぞれ何かしらに囚われていて、結果的に自らに制限をかけているカードたちです。
共通して視野狭窄。

ワンド 10は見るからにキャパオーバーよね。
何としてでもやりきらなきゃ!という思いに支配されている。
やりたいこと・情熱を傾けたいことがいっぱいありすぎて、もはや前が見えていません。
その荷物、本当に全部いる?一気に運ぶ必要ある?誰かに手伝ってもらうのはどう??と問いかけるきっかけとして出てきたりもします。

ソード 8は思考がぐるぐる渦巻きすぎて、なおかつそこに執着していることを示します。
考えすぎるとそのことしか見えなくなって、アイディアも出にくくなってしまいますね。ぎゅーーっと煮詰まって思い込みが強くなっている状態なので、一旦考えるのをやめて他のことをするとか、誰かの意見を聞いて刺激を受けるなどして一歩踏み出せる状態です。

カップ 5は喪失感に囚われている。
失くしたものばっかり見ているけれど、あなたの後ろにまだ残ってるわよ……って、何らかのきっかけで気づけるといいのだけれど。

ペンタクル 4は手元にあるもの(お金やら物品やら成果やら)に対してがっちがちに執着しています。
物件でも何でも、動かさなければ年月に従ってどんどん価値が目減りしていくのに気づいていないのですね……何が何でもこのまま守るぞ!という強い意志を感じる。

ペンタクル 5はもうボロボロ。怪我してるわ服もみすぼらしいわ雪も降っているわで、なるべく早く助けを求めてほしいのですがなかなかそれができません。
何故なら彼ら自身が「このままでいい」と言わんばかりに下を向いて歩いているからです。外界を拒んでいる。
「今がどん底、どん底をキープすればこれ以上は落ちないから安心」とどん底に依存しているとも言えます。

下段:一言で表すなれば、『今は動くときじゃない』

ソード 3
傷を受けたばかり、涙の日々
ソード 4
考えたり話したり、は一旦お休み
ソード 6
安心できる場所へと静かに運んでもらう
ソード 9
ひどく傷ついた自分を落ち着かせる
ソード 10
落ちるところまで落っこちた
カップ 6
思い出に浸る

上記の「自分を制限している」カードたちのように制限があるわけではないので動けるっちゃ動けるのだけれど、まぁちょっと待ちなよ、という感じ。
ソードが多いですね!

ソード 3は考えの違いや言葉の応酬で心が傷ついて荒れているので、現実的にあまり上手に動けないと思います。まずは傷ついて弱っていることを認めましょう。
そう認めたらスピードダウンせざるを得ないよねー。

ソード 4はね、今まで頭を使ってきて疲れているので、一旦休んでリフレッシュしようね!ということ。
頭を回転させ続けているとどうしても擦り切れて疲れてくるので、昼寝したりして頭を休ませるタイミングだよーと教えてくれます。

ソード 6も疲弊している。
上記ソード 4と違うのは、それでも“動く”ということです。
ただ自分で能動的に考えたり発言するのではなく、周囲の誰かの考えや流れに乗っかって運んでいってもらうのだ。
素敵なところに運んでもらえるといいですねえ。

ソード 9とソード 10は見るからに「うっ!」となりますね!すごいズタボロ!
9はあまりの傷の深さに夢でまで苦しみが襲ってくる状態です。
それが夢であること、既に去ったことを理解するまでの苦しい時間……。
10はもうここまで行ったらどうしようもない、あとは夜明けを待つのみ、といった感じです。ほら、向こうの空は明るくなってきてるし。

これはソードのスート全体に共通して言えることですが、思考や言葉で傷ついていることを示します。相手に言われたことだけでなく、自分が発した言葉も自分を傷つける要因となるのですね。

カップ 6は、ソードと違って傷ついているのではなくて、むしろいい思い出を味わっている状態です。
美しく幸福感に満ちた記憶をたどり、「あの頃は良かったなぁ……」と思いを馳せている状態。ある意味で現実逃避ですね。

中段、右:一言で表すなれば、『動く前のブレイクポイント』

焦らな~い、焦らな~い。
本当の自分の気持ちはどうなのか?を確認するタイミングです。

カップ 4
手に取る前にときめくかどうか確かめる
カップ 7
選択肢いっぱい!どれを選ぶ?

カップ 4は、「ときめきを待つ」というニュアンスです。
目の前に出されたものにときめきを感じるか?感情が動くか?と確かめているときに出てきます。
まだときめくものが見つかっていないので、動かない。妥協して受け取るよりはときめき待ちをした方がよさそうです。

カップ 7は、「グッとくるものを選ぶ」というニュアンスです。
カップ 4よりもたくさんの、それでいて具体的な選択肢を提示されておりますね。
ときめきがたくさんあって、その中からどれを選ぼう!なんて贅沢なやつめ。
とはいえ選択肢は妄想の範囲ですので、そこからどう現実化していくかは別のお話です。

自律に宿るエネルギー

ももねこ的・タロットの意味一覧

一言で表すなれば、『卓越したバランス』

陰陽のバランス
節制
神業的なバランス
ワンド 7
ギリギリのバランス
ソード 2
バランスを保つための距離感
ペンタクル 2
要領がよくて器用
ペンタクル 6
公平な分配

自分を安定させ他者との関係も安定させる、一歩引いた感覚を持ち合わせているカードたち。すべてのカードがとても落ち着いています。

力は、男性性・女性性、理性・本能、優しさと攻撃性……みたいに相反するもののバランスをとることを表しています。
「あの人、びっくりするくらいパワフルだけど、物腰が柔らかくていい感じよね」みたいな、「すごく素直で単純なところがあるけれど、案外暴走しないよね~」みたいな。

節制はバランスの最たるもので、神業的な感覚をもって安定した流れを作り出す様子を示します。
飽くまでも自分の芯がどっしりと安定していて、それが故に周囲の細部に至るまですべてのバランスが取れている、という感じ。
他の人から見たら奇跡的なバランス感覚に見えても、本人にとってはそれが通常運行であることが多いです。

で、ワンド 7・ソード 2・ペンタクル 2・ペンタクル 6はそれぞれの領域に特化したバランス感覚のお話です。

ワンド 7は、いろいろな感情や思いにせっつかれてあわあわあわ!となっている状態ですね。
それらをどうにかギリギリのラインでいなしつつ、混乱に飲み込まれないようにバランスを保っているわけです。「何かよくわからんけどやる!!」みたいな、気合いでもっているようなところがある。

ソード 2は思考と言語表現をもって周囲とのバランスを保っている。
思考と言葉で周囲との間に線を引いて、距離を保つことでバランスを維持するイメージね。ちょっとした警戒心を感じる。
「私はここで様子を見させていただきますね」的な距離感。

ペンタクル 2は目の前にある事象を要領よく器用に処理して、うまく回している状態です。いますよね、こういう人。
しかも結構軽いノリというか楽しそうで、結構余裕なのです。きっと自分のキャパと実力を知っているのでしょう。

ペンタクル 6はねー、次の項目(他者との関係に宿るエネルギー)に入れようかどうか悩んだやつです。
が、卓越したバランス感覚に基づく他者との関係、というイメージが強いのでこちらにしました。

この人、自分の財産を人々に分けているのですが、ちゃんとそれぞれの人たちに必要な分だけ、不公平にならないように分けてるんですよ。
でもって自分の生活レベルに影響を及ぼさない範囲にしている。
このバランス感覚ってなかなか身に着くものではないし、与えすぎて一緒に苦しんだり与えることができなかったりすることの方が多いのではないかしら。
そういう意味で、すんんんごい卓越したバランス感覚があるのです。

他者との関係に宿るエネルギー

ももねこ的・タロットの意味一覧

一言で表すなれば、『他者との関わり』

恋人
結びつきの選択
ワンド 4
喜びごとを分かち合う
ワンド 5
競う相手がいるから成長できる
カップ 2
繋がるための約束
カップ 3
共感しあえる友だち
ペンタクル 3
仕事仲間、チームでの仕事

他者の存在が大前提!
ひとりでは成せないことは生きる上で山ほどあります。
ひとりからふたりに、二人から三人に、そこからみんなになっていく大切な段階です。

恋人は、人生において重要なパートナーの選択・決定を示します。
たまたま同じチームになった仲間とかクラスメイトとか、そういうふんわりした関係性ではなくて、自らの意思で「この人となら!」と選択する関係ってありますよね。例えば結婚とかさ。
何となくでは構築できない関係と、それにまつわる選択のことです。

ワンド 4は平和でハッピーな集まりです。結婚式の絵ですね。
同じ志をもって先へ進もうとするふたりと、近しいところからふたりを祝う人たちとが集まっています。
結婚に限らず、打ち上げや祝勝会、お疲れさま会みたいな「同じパッションの下に集った人たち」のおめでたい節目を示します。

ワンド 5は平和でハッピーではないけれど大事には至らない争いを示します。
切磋琢磨するための練習試合とか、内輪での小競り合いとか。ある程度人数が揃ってこそ、向上心や競争心が芽生えるのですな。
例えるならば新入社員たちのディスカッション、って感じですかね。

カップ 2は「付き合ってください!」「はい喜んで♪」みたいな、関係性を強化するための約束や契約を表します。
物質的な利害を担保するための約束というよりは「私たち、繋がってますね」という絆みたいなものを強化するための約束です。

カップ 3は楽しく飲める気の置けない仲間たち。
「こういうことがあってさぁ~~」「わかるぅ~~!」みたいな共感をベースに存在する集まりです。
1対1の密な関係性ではなく、軽いノリで楽しめる感じ。

変容に宿るエネルギー

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一言で表すなれば、『人生の転機』

運命の輪
巡り巡る流れ
避けられぬ死、そこからの再誕
崩壊と再生
希望とひらめき
ワンド 8
とにかくめっちゃ速い
カップ 8
時には諦めも肝心

今までとこれからで流れがガラリと変わったり、価値観が崩壊したり生まれ変わったり……と大ごとでございます。気合が入りますね!

運命の輪は、タイミングの切り替わりです。
敢えて正逆の話をしますが、正位置で出たら「タイミングが来た!」逆位置で出たら「まだだ! or 逃した!」という感じ。
皆さま、最近調子いいわ~ってのと最近ツイてない……ってのを繰り返しているかと思われますが、まさにその時期の切り替え点です。

死と塔は怖い絵ですね。どちらも終焉からのリスタートです。
似ているけれどちょっと違う。

死は一旦全部ゼロに戻されて、生まれ変わるイメージ。
「生まれ変わる」ということは今までの常識が常識じゃなくなるような、今までの居場所にはもういられないような感じがあります。
しかも死は老若男女に平等に訪れるので、成熟してようがしていまいが突然もたらされることがあります。

塔は一旦全部ブチ壊されて、そこから新たに造り始めるイメージ。
ブチ壊される、ということは一旦何かしらの形でできあがっているもの……例えば価値観や慣習のようなものの変容を示します。
完膚なきまでにブチ壊されたとしても、今までの諸々を活かしてもっとすごいものを造れるかもね。

星は、きらりと光る希望の星を見つけた!成功へ導くアイディアがひらめいた!みたいなカードです。
希望の有無は転換のきっかけになります。そんな希望をはらんだアイディアの到来も、言わずもがな転機になります。

ワンド 8は「今だ!行け!とにかく速くだ!!」っていうカードです。速くてものすごい勢いがある。
勢いと言えば戦車も思いつきますが、ワンド 8はただただ純粋に速さだけを示します。とにかく速いぞ。

達成に宿るエネルギー

ももねこ的・タロットの意味一覧

一言で表すなれば、『評価』

審判
抗えぬ評価
ペンタクル 7
振り返りとフィードバック

いずれのカードも、それまでの行いや成果に対して然るべき評価を下すタイミングを示します。

審判は自己評価ではなく外部からの評価です。
「あなたの行いはこうでした。そのためこのような処遇を与えます。」みたいな感じ。納得のいく評価になるかどうかは天任せです。
このカードがネガティブな要素として出ると、納得のいかない評価を下されたり、そもそも評価の対象とならなかったりと、モヤッとする内容になりがち。

ペンタクル 7は自己評価です。
振り返りとフィードバック、「今回の成果はこんな感じだな~次はどうしようかな~」みたいな感じ。
自分で評価をするので、納得がいかないことはないと思います。
が、結果的に正当な評価を下せなかった、ということはあるかも。

全体的にゴール感すごい。
これだけゴールを羅列すると何となく威圧感がありますね。

一言で表すなれば、『完成』

世界
完結
ワンド 6
成功・完遂のお祝い
カップ 9
個人の満足
カップ 10
愛の完成
ペンタクル 9
個人の成功
ペンタクル 10
富の完成

ワンド 6はお祭り!
それも、偉業を成し遂げた人物が主役として君臨していて、周りの人たちも彼の功績を称えてお祭りを盛り上げています。
もしこのカードが自分のことを示す要素として出たなら、遠慮なく喜んでください。
ピンとこなくても、とにかく何でもいいのでやり遂げたことを探してお祝いしましょう。
「できた!」と認識してごほうびをもらう、そういうタイミングなのです。

カップ 9とペンタクル 9は個人レベルでの満足と成功を表します。
カップはとにかく大満足!お腹いっぱい、酒もうまい!
背後に自分が得てきた満足の種を並べております。ふくふくの笑顔が眩しいですね。
ペンタクル 9はとても優雅な生活をしている女性が描かれていて、財産をたくさんもっていることが伺えます。お金持ちです。
ペットの鳥にもおしゃれをさせて、人生を余裕で過ごしていますね。

カップ 10とペンタクル 10は、9にそれぞれ「他者」を加えた状態です。
カップであれば愛。9に比べて財産はなさそうな雰囲気ですが、その代わり仲睦まじく幸福な家庭がそこにあります。
ペンタクルであれば富。それも、物質的な財産だけでなく一族の繁栄という大きな富が加わります。
会社で言えば、自分だけ昇進するのでなく周りも一緒にキャリアアップしたりさらにメンバーを増やしたり、という感じね。

さて、世界。
このカードは今までに述べてきたすべてを包括するものです。
酸いも甘いも咀嚼して飲み込んで消化して、ひとつになって、すっきり!これが「私」です!!と言わんばかりの清々しい絵ですね。堂々としております。
世界が出たら、とにもかくにも一旦そこで「完結」します。
そこに不満や未練は通用しません。
何がどう完結したのか、それを踏まえて次のステップはどうなるのか、をじっくりと検証することをおすすめします。

最後に

タロットカードの意味って、覚えようと思うと結構大変です。
これは別にタロットに限ったことではありませんが、私はいつも“覚える”というより、“知るを重ねる”という意識で取り組んでいます。
私、「脳みそは賢いので一旦インプットしたものは忘れない」と信じておりまして、ということはそれらを引き出すきっかけを多く持った方がいい、“知るを重ねる”=きっかけを増やすこと、っていう思いでそうしております。

また、整理された情報は理解しやすく記憶にも残りやすいです。
加えて、「理解しやすく記憶にも残りやすい情報整理の形式」は人それぞれ違います。

なので、私のタロットにおける情報整理の形式が皆さんの“知るを重ねる”の一助になればいいなと思いまして、今回の記事をしたためました。
「なるほど~~~!」って思っていただければ是幸い!

おすすめのタロット本&ももねこの占い動画

伝統的なタロットの意味、図像に込められたメッセージについて勉強するなら、以下の書籍がおすすめ。

……とはいえこの本、初心者さんにはちょっと難しい。
ウェイトやパメラがカードに込めた意図や、これらが出来上がった背景を知りたい方におすすめです。
分厚いしややこしいけれど、これを一冊読むと、タロットの読み方、変わるかもよ。

以下の動画で、ももねこの占いを公開しています。

実際にこんな感じで読むんだ!複数枚で読むときってこんななんだ!と、参考にしていただければ嬉しいな。

ももねこ、DUCK WORKSのWEBサイトで占いやってます。

自分だけじゃにっちもさっちもいかないときなんかに、どうぞいらしてね。