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タロットカードやオラクルカードを集めていると、「箱が弱いな」「そもそも箱がないな」というシーンに遭遇します。かくいう私たちDUCK WORKSが手掛ける『ココニアルオラクル』も、コストの問題で箱が付属していません。そう、立派な箱を付属させるには大きなコストがかかる＝販売価格に大きく響くのです。おそらく、同じ理由で立派な箱を諦めざるを得なかったカードたちが、世の中にはごまんとあるはずです。
しかも、世の中にあふれるタロットカード・オラクルカードは大きさや枚数が統一されていません。円形やハート型やらの変わった形のカードもあります。ある程度はパターンがあるものの、すべてにちょうどいい箱を探すのはなかなか難しいのが現状です。私自身、小さいサイズのルノルマンカードデッキの収納に困り、銀行でもらえる小銭用のジッパー袋に長らく入れていた過去があります。逆に言えば、あの袋はルノルマンカードデッキを保管するのにちょうどよかったのですが、如何せん見た目があまりにも「銀行のあの袋」です。お客さまの前で出すには、ほんの少しですがはばかられます。
カードもカード以外も包める便利な布、『カードのおくるみ』
大きさや枚数にとらわれず、ある程度融通の利く入れものがあればいいのに……と考えた結果、たどりついたのが「風呂敷」でした。私は普段から風呂敷を持ち歩いており、大きなものや割れものを持ち帰る際によく使っています。包むものの大きさや形にそこそこ融通が利き、何ならカード以外のものも包める便利な布が欲しい！という発想で、『カードのおくるみ』を作りました。
『カードのおくるみ』はこんな感じで“くるくるキュッ”とする
くるくるキュッ、でコロンとしたフォルムに仕上がります。
くるくるっと巻いてキュッと留められる「紐」
ここは完全に組紐の出番です。市販の紐をつけた方がコスト的にも労力的にも軽いものの、組紐の可愛さは捨てられません。むしろ、紐が可愛いからこそ得られるメリットがでかい。後述しますが、カードの絵柄を邪魔しないように無地の布で作りたかったので、下手をするとめちゃくちゃ地味になります。
これが、可愛い組紐によって解決されます。紐がアクセントになってめちゃくちゃ「可愛い！」ってなる。ナチュラルでベーシックな布につやつやカラフル楽しい組紐がくるっと巻かれて、結び目も丸っこくて可愛い感じ。これは、組紐の絶妙な固さと絹の摩擦係数が叶える結び目！しかも解きやすい！
組紐は市販の紐ではなく、絹糸を使って丸台にて組んでいます。毎回配色や組み方を変えるので、まったく同じおくるみはできあがらないと思います（たぶん）。
そこそこ丈夫で手になじむ、無地の「布」
布は、包みやすい・洗いやすい・カードの絵柄を邪魔しにくい、という3点を考えて探しました。パパッと包みやすくするには、手になじむ質感で適度な厚さがあるとよさそうです。汚れたら洗いたいし、洗ったらアイロンをあてたいので扱いやすい生地がいいですね。ついでにちょっとしたタロットクロスやリーディングマット、写真撮影用の背景として使えたら最高！それならばカードの絵柄を邪魔しないものが嬉しいし、特にオラクルカードは繊細な絵柄のデッキが多いので、ここは無地一択です。
これらの条件を満たすものとして、綿×麻のしっかりした無地の布を選びました。色はナチュラルで落ち着いた雰囲気、それなりに存在感はあれどカードの絵柄はしっかり活きます。念には念を入れて濃色・淡色のリバーシブルにしたので、どんな絵柄のカードにもやさしいはずです。
そうそう、布は綿・麻ですが、組紐は絹でできているので、洗う際は中性洗剤でやさしく手洗いをお願いします。アイロンも紐にはあてないように気をつけてくださいね。
おくるみを広げたときのサイズ感は40～45cm四方です。カードと解説書、ノートや手帳、メモ帳も一緒に包めます。占い師さんだけでなく、リーディング日記をつけている方にも便利に使っていただけるのではないでしょうか。
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