大アルカナの10番『運命の輪』です。
流れの変わり目、段階の変化を示します。
大アルカナ『運命の輪』の基本的な意味
- 転機、変わり目、変化
- 段階の移行
- スイッチとなる要素
空中に大きな車輪のような、文字の刻まれた魔法陣のようなものが浮かんでいます。周りにはスフィンクスや蛇、アヌビス神を思わせるものがおり、さらに外側には翼の生えた聖獣たちが座しています。
運命の輪は、その名のとおり運命のスイッチ、人間が逆らえない神秘の流れを示します。描かれた車輪は上昇と下降、右回りと左回りが切り替わり、それはコントロールできるものではありません。同じように、日々の暮らしにはいいこともあれば悪いこともあり、調子がいい時期も悪い時期もあり、その境目は自身でコントロールできません。
色の要素
- 青:精神性
- 黄:喜び、祝福
- 橙:本能
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- 流れに逆らっている
- コントロールできないものをコントロールしようとあがいている
イメージ
このカードは運気の流れを知らせてくれるカードです。今いけてる!っていうときと、今はいけてない……っていうときを教えてくれるのです。いけてるときは何をやっても順調だよね。わ~~い波に乗ってる!ってとき、誰だってあると思う。その逆も然り。人生山あり谷あり、諸行無常、盛者必衰の理、下りたら上がって上がったらまた下りる、そういうことよ。
私としては、『運命の輪』がどっちに回ってるかってことよりも“きちんと回っているかどうか”が大切な気がします。きれいにくるくる回ってたら、波はあれど「動いている」のだもの。私としては運命の輪が出た時点でちゃんと事態は進んでいると解釈します。だからね、たとえ周りのカードがどんなコンディションであっても、運命の輪が出てくれただけで良かったなってなるんだよ。停滞はどうにもいろんなものを腐らせるからね!
一方、今行っときたいのに!ってときに『運命の輪』が逆位置で出たら割とがっくりきちゃう。えええ今じゃないの?今なんだけど!私的には!!って……悪あがきしたくなる。けれど、まぁ多分そういうことなんだよ。今じゃないの。
だから、そういうときは素直に「あっれー今じゃないの!?じゃあちょっと他のことしとくか……」っていう感じで落ち着くことにしている。
人間は誰しも、人間だけでなくて何でもそうだけれども、リズムというか波があるので、その波に抗うよりも「行くときは行き、止まるときは止まる」を素直に感じた方がうまくいくんじゃないかしら。止まるって言ったって、人生も世の中も常に変化し続けるのだから、止まっている時にこそできること・すべきことを探して粛々黙々とやりたいところです。
ってなわけで、今日はもうおとなしく寝ておくことにします。実はこの約束、2回目の延期なんだけど、それこそ「今じゃない」のだろう。体調管理できてなかった私が言うとただの正当化に聞こえるな!とりあえず、治ったらまたカード引いたんねん。で、運命の輪が正位置で出たら予定再調整したんねん。そのときにはきっと、偶然にもみんなの都合が合うでしょう。
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。ご参考あれ!
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