小アルカナ カップ 7 です。
シルエットで描かれた人物の前に7つのカップが配され、その中にさまざまなモチーフが入っています。
小アルカナ『カップ 7』の基本的な意味
- スートのキーワード:感性・感情・情緒
- 数字のキーワード:発展性・評価
- 想像、空想、物質や現実には結びつかない妄想
雲の上に7つのカップがあり、それぞれにモチーフが入っています。羽根をもつトカゲのようなもの、冠のようなもの、財宝、建物、蛇、ベールに包まれ赤く光る人物、人の頭部と、何らかの魔術的な雰囲気も感じられます。これらを眺め驚嘆しているように見える人物が、手前にシルエットで描かれています。
色の要素
- 背景の青:ニュートラル
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- 妄想に囚われる、現実を見ない
- 妄想からの脱却
イメージ
もくもくの雲の上に、何やらアヤシイものが入ったカップが並んでいますね。これはね、夢です。妄想です。ぼんやりと「あれがああだったらいいのにな~」と言っているような、あとに残らないイメージの類です。雲の上にあるから現実世界の話ではないのだ。
もしくは、現実味のないことをぐだぐだ考え続けているようなイメージもあります。「宝くじで1等が当たったらどうしよう!お姫様みたいな素敵な服を買って、言ったことのない国に旅行して、食べたことのない美味しいものを食べて……」のように、結局それはどこで何をどないしてんねん!と突っ込みたくなるような、でも突っ込んでも意味のないようなことを考えている状態。
ではそれが悪いことかと言えばそうでもない。どんなに立派な計画や有意義なプロジェクトもいきなりしっかりした形で生まれてくることはないわけで、まずは妄想から始まりますね。「こういう道具があれば便利だろうなぁ」「こんな仕組みが実現すれば世の中はもっとよくなるぞ」みたいな、周りに「そんな夢みたいなこと笑」と言われてしまうような発想から生まれたものはたくさんあります。
そう、発想。イメージです。カップのスートなので、パッと思いついたもの、湧き出たもの、ふわふわと思いついては消えたり融合したりする、半分まぼろしのようなものです。整理された思考や前提を踏まえて出てくるアイディアはソードの担当領域ね。
恋愛を占っているときに相手の気持ちのところにカップ 7 が出てきたら「気持ちが動いてはいそうだけれど、現実的にどうしようというのはまだないかも」みたいに読みます。よくあるのが、恋愛がしたい!恋人がほしい!と占いに来たお客さま自身のところにカップ 7 が出るの。「恋に恋してない?なんとなくドキドキしたいな~恋人がいたら楽しいだろうなぁって思ってはいても、本気で恋愛したいとは思ってなくない?」と訊きたくなるやつです。これを訊くと高確率で「あっ……やっぱりそう思います??」なんて返ってきます。楽しい刺激があるといいなー!くらいの感じですね。
仕事を占っているときにお客さま自身のところにカップ 7 が出たら、仕事に身が入ってないな!?となったりします。いいんです、そういうときもあります。たぶん、業務があまり詰まっていなくて余裕があるんですよね。数字の 7 のキーワードとして「発展性・評価」を挙げていますが、これは 1~6 を経ていったん立ち止まれるタイミングにきたよ、ということです。この余裕があるうちにたくさん妄想の中で遊んで、アイディアの種をたくさんたくさん作っておけばいい。
カップ 7 が逆位置で出ると、イメージで遊ぶ時期もひと段落だよ、というニュアンスになります。これまでの積み重ねをついに完成までもっていくために、ふわふわから立ち上がって現実に戻る。もしくは戻らずにずっと妄想の中にいる。いずれを選ぶかは自分次第!できれば然るべきタイミングで立ち上がれるように、カップ 7 が正位置で出ている間にセルフケアに精を出してコンディションを整えておきましょう。
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