「心がズキズキ痛む」小アルカナ:ソード 3【タロットカードの意味紹介】

こちらのカードの絵、ハートにグサグサグサっと剣が3本ぶっ刺さってて、雨まで降っておりますね。このカードはとりわけ見たままの意味を持つのですが、要は「傷ついたもんは仕方ない!痛い!痛いのを認めて泣こう!!」っていうやつです。

基本的な意味

ソード 3


このカードが表す傷というのは、スッ……と指で紙を撫でたような、酷く血が流れるような傷ではないけれど地味に痛い、っていう傷です。しくしくちくちく、痛みが気になって何だかしょんぼりしてしまいますね。ウェイト版の小アルカナ(コートカード以外)は、本当に絵柄どおりの解釈でOKで、その中でもソード 3はとてもとてもわかりやすい絵柄です。ソードのスートですから、誰かと口論したか何かで随分と傷ついてしまったようだ、と解釈します。誰かからかけられた何気ない言葉に地味~に傷ついたり、「あのときあんな風に言わなきゃよかったな……」と自分自身の言葉を悔いたり、そういうときって常にそのことが気になってうじうじうじうじしてしまいませんか?まるで抜けないトゲがずっとあるように、すっきりしないあの感じ。ソード 10のように致命傷にはなりませんが、ずーっと心に居座る小さな傷……

ただね、大怪我じゃないからってナメてはいけませんよ。小さな傷が重なれば大きなダメージにだってなり得ます。現にほら、心の中はまだまだ雨降りですし。傷だらけでも強く生きていくのが人間であり人生の常というものなので、傷ついた日は素直に泣いてええんやで、って自分の肩をそっと抱いてあげましょう。でもってTHE冠の『傷だらけのヘビーメタル』を聴こう。冠さんのかっこよさに酔いしれて泣こう。(ももねこが好きなだけです)

逆位置で出たら?

ソード 3が逆位置で出たら、その心の傷から剣が抜けてくれることを期待します。抜けたらまたどぱっと血が出るかもしれないけれど、それはそれでまた泣いて洗い流しましょう。そもそも、剣が抜けてくれないと治りようがないからね。ピアス穴みたいに、刺したままきれいな穴を作るならそれもそれでいいけどね。ん?いいのか??そして、今回傷ついたことを事実と認めつつ、次はこんな風にぶっ刺さらないようにと対策を練りましょう、というアドバイス的なメッセージとしても読めます。

ソードのスートは「思考・理論・言語」を象徴するので、どんな言葉のやりとりで傷ついたのか、をきちんと省みることでそれ以降同じようなことがあってもある程度は望まない事態を避けられるでしょう、ということ。剣が抜けるタイミングなんてまだまだ血まみれ傷だらけだから、そこまで考えられない!という方も多いでしょうが、その傷が落ち着く頃には改めて振り返ってみるといいかと思います。

もしも過去を表すところに出たのなら、現在は傷を教訓として活かす余裕も出てきたのでは?という疑問を自分に投げかけてみましょう。自分と、ましてや自分の傷と向き合うなんてなかなかしんどいことなので、このカードが出たときは私もヒュゥ……ってなるよ。だって、「あなた傷つきましたね」なんてわざわざ言われなきゃならないことある!?見なかったことにするな、逃げんな。ってことなのだろうけれど、そんなわざわざ生傷に触れるようなしんどいことする必要ある!?!?と、まぁ思ってしまうときもある。

なので、そんな風に思ってしまう自分を認めつつも頑張って戦っていこうね、っていう風に自分を元気づけるきっかけとしても役立つカードだな、と思っています。

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