小アルカナ ソード 6 です。
小舟に乗って移動する人物と舟を操る人物が描かれています。
小アルカナ『ソード 6』の基本の意味
- スートのキーワード:知性・思考・言語
- 数字のキーワード:混乱を経て得る調和、成果・勝利
- 移動、代わりにものごとを動かしてくれる他者の存在
穏やかな海を小舟で移動する様子が描かれています。舟の前方には6本の剣が立てられ、乗客を守っているかのようです。乗客の背後には舟を操る人物がおり、乗客の代わりに動力を担っています。
色の要素
- 背景の灰:ニュートラル
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- ままならない移動
- 他者の協力が得られない
イメージ
カードの色も人物の描かれ方もあんまり明るくないですね。逃避行なのかな?と思ってしまうような絵柄です。
このカードは主に移動を表します。けれども自分の足や自分の動力で動くのではない。移動するのは舟の乗客ですが、その動力は船頭が握っています。なので、このカードが出たときは何かしらの移動が発生するものの、そこに対してイニシアチブをとる人や環境が影響してきます。
さあ、これから何処へどうやって向かうのかしら。何を目的に、何がしたくて進むのかしら。乗客の2人の人物は親子でしょうか。2人とも小さく身体を丸めて移動中です。大人の方はすっぽりフードもかぶって、顔を見せたくないのかもしれない。
先ほども書いたとおり、この2人は自分たちの力で歩いていくのではなく、船頭さんにお任せして運んでもらっています。力も立場も弱くなってしまったら、自分で歩くよりも信頼できる誰かに連れて行ってもらった方が安心ですね。この2人はその手段を選んだわけです。というわけでこのカードが出たときは、自分でどうにか動く道を見つけるというよりも、確実にいい方向へ運んで行ってくれそうな人物や環境を探した方がよさそうです。
このカードは描かれている人物がみな背を向けていて、顔が見えないんですよ。乗客の顔も船頭さんの顔も見えない。この人たちがどこへ向かうのか、何がしたいのか、進む速さはどうか、そういう最低限のことをお互いに情報として伝えているだけで、意思疎通はしてないのではないかなぁ。
また、乗客を守るように6本の剣が立っている。ソードのスートは「知性・思考・言語」を表すので、そういったもので守ってもらいながら状況の変化を待つ、移動する、みたいなイメージが持てます。
ソード 6 が逆位置で出ると、惰性で船が動いている感じ。本当にいいところへ行けるのか!?行けないのか!?なかなか運ばれて行かない。やきもき、やきもき。水は流れているからね、船を漕がなくたってじわじわと運ばれては行くんだけど、だけどねぇ……ちょっとすっきりしないですね。
あれ、思ったより周りもうまく進まないな……?と思ったら、運ばれていくスタイルでいいかどうかも改めて考えてみた方がいいのかもね。
大アルカナ・小アルカナの概要をはじめ、その他カードのご紹介はこちらにて!
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。
1枚1枚を覚えなくてもイイヨ!っていう記事です。タロットを投げてしまう前に読んでみてね。
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