「THE がんじがらめ」小アルカナ:ソード 8【タロットカードの意味紹介】

ソード 8はがんじがらめちゃんだねぇ。
ぐるぐるに縛られて、その周りを剣に囲まれて、動くに動けずじっとしてるの。
とはいえ縛られてる言うても自分で解けそうなくらいゆっるゆるの拘束だし、周りを囲む剣だって全然間すり抜けて通れそうなんですけどね。

基本的な意味

ソード 8
この人はがんじがらめになっているけれども、そうしているのは彼女自身なのですよ。
ソードですから、ああだこうだ考えて考えて考えすぎて足を止めてしまっている状態でしょうかね。
何においても考えることはもちろん大切だしリスクヘッジだってした方がいいけれども、それに縛られすぎるとこうやって身動きが取れなくなっちゃうのです。
それも、自分自身がかけた制限で。
仕事にせよ恋愛にせよ、頭がパンクしそうなほど悩みごと・考えごとが膨らんで、ぐるぐるぐるぐる同じことを考えてしまって、もう動けない!ってときがあると思います。
まさにそういう状態なのだけれど、他の人から見たら「あれ?そんなにそこで思い詰めることあるかな?」とか「ちょっと待って、こっちに抜け道があるよ」とか「考えすぎ考えすぎ!全然違うからそれ!!」みたいなことが多々あるでしょう。
なので、このカードが自分を指すところに出てきたら、一旦考えるのをやめて冷静に物事を整理したり、他の人の視点を取り入れたりすることが大切です。
相手を指すところや周囲を指すところに出てきたら、「あの人は今この状態だからストレートに話しかけても拒まれると思うよ」とカードが注意してくれていると捉えましょう。
自分が介入して改善されそうであればする、そうでなさそうならば静観する、といった対応ができるはず。
そうそう、たまにだけど、「もうちょっと考えなさいよあんた」ってニュアンスで出てくることもあるな……一旦外の世界から自分を切り離して考えてみなさい、っていうニュアンス。
そういう風に出てきたときは大体自覚があるので「うわっすんません!」ってなります。

逆位置で出ると?

逆を向くと「思考のがんじがらめ状態から抜け出せますよ」という意味を示します。
考えすぎ!膠着状態!から細く光の筋が見えて、何だか動き出せるような気がしてきた!っていうタイミングで出てきたりします。
本当に長いこと悩んで悩んで苦しんで……っていうときにソード 8が逆位置で出てきてくれたら嬉しいですね。
嬉しいんだけど、抜けられそうだよっていうだけでごりっと変化するようなエネルギーはこのカードだけだと示されていないので、実際どっちに転ぶかはそこからの自分次第です。
周囲のカードと併せて掘り下げていくのもよいですよ。
で、そこから「えいやっ!」て自分が頑張らないと、またがんじがらめ状態に戻ってしまうことも十二分にあり得ます。ま、それはこのカードに限らず全部そうだわね。
ただ、このカードは他のカードに比べて「自分で築いた檻」感が強くて、周りから見ると割ともどかしかったりもします。
本人はがんじがらめ真っ最中だから切羽詰ってるんだろうけどね。
私はこのカードを見ると、描かれているがんじがらめのお姉ちゃんにエンジェルアンサーオラクルカードの「It’s up to you!(あなた次第よ!)」を掲げつつ「あなた次第よ!!!」って言いたくなるんだけど、当人からすりゃ不快感極まりないと思うので大人しくしておきます。(エンジェルアンサーオラクルカードとはこういうカードです
人間は得てして知性を用いてリスクヘッジをしたがるものだから、ある程度はこうなるのも自覚した上で日々を暮らしたい。
ある程度自覚しておくと、考えすぎ・警戒しすぎは自分の首を絞めることになると思い出せるし、それこそこのカードが思い出させてもくれるから、たまに出てきてくれると嬉しいよね。
ソード 8さん、これからもよろしくお願いいたします。

以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。

【タロット一覧】イメージでカードの意味を知ろう