「ズタボロすぎて動けない」小アルカナ:ソード 10【タロットカードの意味紹介】

クライアントさんから「何ですか、この怖いの」「し、死んでる……」と怖がられるランキング~小アルカナ部門~の第一位、ソード 10。

これは私が占いをやるようになってから今までずっと、不動の一位です。きっと今後も変わらないでしょう。未来を表すところにソード 10が出た!ショック!とばかりに、何とかいい意味がないかと「タロット ソード 10 意味」とかいうキーワードでインターネットの海を探し回った人もいるんじゃないでしょうか?

大丈夫よ。落ち着いて。慌てないで。絵柄は確かに怖いし、めちゃくちゃハッピーなカードかと言えば正直そんなことはないけれど、「何故ズタボロなのか」「ズタボロだからこそこれからどうなるのか/どうすればいいのか」という視点で解決のヒントをくれるカードなのです。

もしも、ソード 10がスプレッド内に出たならば。悩んでいるときにこそこのカードに着目し、“苦悩”の周りにあるさまざまな要素をじっくり拾い上げて、明日からどう動くか?の指針を見つけていきましょう!

小アルカナ『ソード 10』の基本的な意味

ソード 10
  • スートのキーワード:知性・思考・言葉
  • 数字のキーワード:最終的に得たもの、満ち足りた、過剰な

一目見て「やばい!」と思うくらい、剣がぶっ刺さって突き刺さって倒れている人物が描かれています。肌は土色、きっともう生きていないでしょう。

そもそも、ソードのスートは『知性・思考・言葉』を表します。ソードの物語は『知性・思考・言葉』のエネルギーを使ったやりとりや応酬・攻防・争いなどが、1~10までで展開されているのですな。

ソードの場合は、全体を通して“ソードの持つエネルギー”が厳しい対峙や争いとして発露していることが多いです。例えば、勝利のために相手を理論や理屈でコテンパンにやっつけたり、はちゃめちゃに傷ついて悪夢にうなされたり……ソードの物語は、そういった“思考・理論・言語によって生まれる傷”がテーマだと思ってもらえるといいです。

ソード 10はまさしくその最たるもの!相手に向かって発したり相手から発されて受け取ったりしてきた『知性・思考・言葉』が刃となって、対象の人物に突き刺さっているのです。言ったり言われたりしたことが、限界まで自分自身を苦しめきっている状態。

そう、ソードの10で描かれているのは、主人公の死なのだ。知性・思考・言葉の剣を振るい、相手も自分も傷つけて、最終的には振るい続けたそれらに刺し貫かれ、冷たい地面に臥す……これがこの10のカードなんだな。

これ、結構大事なところ。「振るい続けた知性・思考・言葉の剣」に刺し貫かれて死ぬ。これ結構大事なところーーー!

剣を振るい続けるには、剣を振るう状況を選び続けなきゃならない。争いや戦いを選び続けた結果がこの死なのだ。もちろん、争いや戦いをどうしても避けられないときもあるけれど、それでも自ら争いの方へと歩を進めていけば「いずれは死ぬぞ」と。傷を軸に生きるとこうなるぞと、ソードの10はそういうことを教えてくれるカードなのね。

例えば、恋愛を占っていて相手の気持ちのところにソード 10が出たなら、「今は自分の傷のことで精いっぱい」というニュアンスで読めます。ソード 10自体は動きのない……というか動けないカードなので、周りの関係ありそうなところに動きそうなカード(例えばワンド 8など)が出ていない場合は、相手からのアクションは望めないでしょう。もう少し活動的なカードが出るようになるまで、そっと相手を見守る姿勢でいるのがいいんじゃないかな。

ここで大切なのは、ソード 10が出たからといってその恋はもうダメだ!と判断するのは早計だと肝に銘じることです。クライアントさんも「こんなカード出たらもう終わりじゃないんですか?」と悲壮な顔をされる方が多いのですが、私はいつも「それは早計でっせ!」とお伝えします。

何故なら、このカード1枚だけでは「相手が何に傷ついてズタボロになっているのか」がわからないからです。相手の傷の原因は一体何なのか、心当たりがあるならその心当たりを道標にして、相手の状況を推察し観察することが何よりも大切なのよ。喧嘩をした、みたいな明らかな心当たりがあるならいざ知らず、恋愛とはまったく関係のないところでズタボロに傷ついているのかもしれないでしょ?

飽くまでも、このカード1枚でわかることは「傷だらけで立ち上がれない・動けない」ということ。そしてその傷のジャンルは『知性・思考・言葉』であること。この2点を押さえておくと吉でございます。

『ソード 10』が逆位置で出たら?

そびえ立つ10本の剣の向こうに、何が見えますか?真っ黒な雲の下、黄金の空……そう!回復の兆しです!

ソード 10が逆位置になると、「傷だらけで立ち上がれない・動けない」状態から回復する兆しが見える、というニュアンスが出てきます。周りの関係ありそうなところに動きそうなカードが出ていたらさらに良し!傷ついて傷ついてもうダメだ……となっていた状態から、むくりと立ち上がるタイミングになった、と捉えましょう。

例えば恋愛を占っていて、なおかつ相手と喧嘩して膠着状態が続いている……などというときにソード 10が逆位置で出てきたら、「お!もうすぐ事態が動くかも!」と言える感じです。とはいえまだまだ傷は深く生々しい状態なので、いきなり仲直りして大団円♪とはいかないことが多いでしょうが、徐々にコミュニケーションを取れるようにはなっていくのではないかしら。

ここまで傷つき傷つけられた分、回復にも時間とエネルギーがかかると思って、ゆっくり進めていこう!逆位置も正位置と同じく、その対象が『知性・思考・言葉』でめちゃくちゃに傷ついている・疲れている、ということをシンプルに押さえましょう。傷はまだまだ癒えていないけれど、少しだけ落ち着いたかな?改めて話ができるようになるかな?という状態です。

上記の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。ご参考あれ!

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ももねこ