ルーン文字ってどんな文字?

むかしむかし実際に使われていたとされる神秘的なイメージの強いルーン文字。
ルーン文字
文字の形状を見てみると、なんとな~くMやらRやらアルファベットっぽい形が並んでいるけどどうやら違う!この直線で作られた記号のような形状になんとなく惹かれるところがあります。シンボルっぽくて雰囲気ありますよね。
魔法陣とかで使われているイメージを持っている方もいるでしょうか。この魔術っぽさにどこかしらが疼きそうですね!
ルーン
↑ちなみにこれでルーン文字という言葉になっているみたいです。

私は何となくシンボルとしては認識しており、モチーフ的に格好いいなぁと思っていました。それから実際きちんとルーン文字として認識したのは、占いをする中ででした。占いのひとつの手法としてルーンに興味を持ち、直線で構成され、力強さを感じさせるその文字が私にとって不思議と魅力的に感じ続けるものになり、ルーン文字について知りたいと思うようになりました。
今回はそのルーン文字について、占いっていう視点よりはどういう文字だったのかというところを簡単にご紹介したいと思います。色々書籍など読ませていただいたりしたのですが、これって結局だいたい謎ってことじゃね?って感じではございますがいってみましょう!

ルーン文字について

ルーン文字は未だに様々な点で謎が多く解明されていない事が多いようですが、
はじまりは紀元後100年~200年頃で、中世後期まで生き延びた文字だといわれています。そして、この文字はラテン語が使われる前からゲルマン人が用いていたとされています。ルーン文字で記された碑文が広範囲で残っている事から、ルーン文字はヨーロッパ大陸やその周辺のかなり広い範囲の地域で理解されていたといわれています。

北欧神話では、最高神であるオーディンが世界樹のユグドラシルで9夜にわたり首を吊り、槍が身体を貫き「自らに自らを捧げる」という、生死の境をさまよう中でルーン文字をつかみとったと詩のエッダ(神々と英雄の詩扁)ではされています。神々がルーンの呪術を使っている記述はたくさんあり、神話の中でとても強い力を持った文字として扱われていたようです。つまり、北欧の人々はルーン文字を神々が与えてくれた贈り物のような形でみていたのではないかとも言われています。そして、その時代は現実でも実際にルーン文字を並べた呪術やルーンを組み合わせてシンボル化した呪術ルーン・ガルドゥルとして使用されていたようです。
ルーン・ガルドゥルについてはこちら↓のページで説明しております。
https://duck-works.com/rumikhe/runegaldr/

そんなイメージからから、現在でも占いや、ゲームや映画にて呪術として登場し、魔法のイメージが強い文字となっているのかもしれません。
ヴァイキングが武器に勝利を意味するルーン文字を刻んでいた事は有名ですが、そのようにお守りとしてであったり、儀式として善意であれ、悪意であれ呪術文字として使用されていたルーン文字。しかし、呪術的な使い方だけでなく、普段の実用的な文字でもあったそうです。筆記文字として伝達手段であったり詩を書き留める為に使用されていたり、歴史を石碑に刻むための文字としても使われていたとされています。

ルーン(rune)とは、ゴート語での「秘密」を意味するといわれていますが、アイスランド語のuunのでは「ささやく」「秘密」「神秘」を意味するとなっており、ルーン文字と共にその意味付けが出来てきたのではとも思えます。
未だ解明されていない事が多く、魔法の意味合いが濃く伝わってきているルーン文字。その秘密のベールに包まれたところが、ひとつの魅力となって今でも愛されているのではないでしょうか。

刻むための文字

ルーン文字が刻まれたものとしては、武器や護符や石碑・宝石・貨幣などが見つかっているようです。木版に書かれたものの多くは消失しているようで、わずかに木や金属に刻まれたものも見られるそうですが、大半は石に刻まれたものが多く見つかっているそうです。
多く見つかったとされる石碑は、ヴァイキング時代に作られたものが多いそう。こちらは、記念碑であったり死者を追悼する目的で作成されていたようです。

ルーン文字の特徴としては文字が直線で構成されている事があげられますが、これは何かに刻むため、つまり彫刻用にこのような直線で表現できる構成になっているといわれています。

ちなみに、ルーンは縦の線と斜めの線で構成されており、横の直線がありません。これは木に刻む際に木目に重なってわからなくなるからではないかとかなんとか…

時代で変化してきたルーン文字

ルーン文字は数世紀にわたって変化しながら使用されてきた文字だそうです。
その中で、大きく3つの段階でそれぞれの文字の形態があったといわれています。

ゲルマン共通ルーン(古北欧型ルーン)

最も古くて原形となったのが、「ゲルマン共通ルーン」24文字で成り立っています。
ゲルマン共通ルーン

北欧ルーン(ヴァイキング時代型ルーン)

スカンジナビアで独自のルーンが発達し16文字に変化し、ヴァイキング時代の文字改革で文字が24文字から16文字になったそうです。
いくつかの字体があるようですが、長枝ルーンと短枝ルーンという2つのルーンが誕生しました。(その違いは見た目の違いから)
長枝ルーン
短枝ルーン
そして、10世紀末か11世紀はじめには、限られた範囲で「点付きルーン」というものが使用されていたらしいです。
点付きルーン
文字の内側や上に点がうってあり、これによりのその音を正確に表すようにしていたと言われています。

アングロサクソンルーン(アングロ・フリージア型ルーン)

スカンジナビアでは16文字に変化しましたが、オランダとイングランドでは24文字から28文字へ。さらには31文字、33文字とその数を増やしたそうです。(11世紀中には廃れた)
アングロサクソンルーン

このように時代ごとに文字数や形を変えてきたルーン文字。
それぞれの時代によって少し音の読み方や意味も違うようです。

現在占いでよく使われているのは、24文字のゲルマンルーンかと思われます。私もこのルーン文字を使用しています。とはいえ、ゲルマンルーンの意味は、後に(中世に作られた文字の意味を通して)意味合いなどが推測されたものだそうなので、当時本当にその意味で使用されていたかどうかはわからないようです。ルーンは大体謎に包まれていますね……。

ルーン・アルファベットについて

音や意味は少し変わっていっても、ルーン・アルファベットはいつの時代もフサルク(fupark)と呼ばれています。それは、最初の文字がそれぞれその6文字であるからだそうです。
フサルク
フサルクは3つのアティル(AEttir)古アイスランド語で8つずつのまとまりを意味するものからなっており、それぞれ3つの組が、フレイヤ・ヘイムワズ・ディワズという北欧の神々の名がつけられているようです。

という事で、現代では謎だらけで神秘性が先行している中ではありますが、刻むための文字として直線的で無骨とも思える形状に力強さを感じ、まだまだわからない事が多いながら歴史を残すものとして沢山の場所に残っているルーン文字。ロマンを感じずにはいられませんね。

参考:
ルーンの教科書―ルーン文字の世界 歴史・意味・解釈
ルーン文字:古代ヨーロッパの魔術文字 (アルケミスト双書)
いちばんわかりやすい 北欧神話 (じっぴコンパクト新書)


ちなみに、私の占いのメニューは以下↓からご覧になれます。

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