「やる気の芽吹き」小アルカナ:ワンド A【タロットカードの意味紹介】

小アルカナ ワンド A です。
雲から突き出た光る手がワンドを掲げています。

小アルカナ『ワンド A』の基本の意味

  • スートのキーワード:本能・情熱・衝動
  • 数字のキーワード:はじまりはじまり、最もピュアなエネルギー
  • 創造、発生、根源、やる気、元気

見晴らしのよい平原の上空に雲があり、光る手が突き出ています。手には葉の生えた木の棒『ワンド』が握られています。生まれたての、最も純粋な、物質世界に顕現する前の『本能・情熱・衝動』のエネルギーを示します。

色の要素

  • 白:純粋さ
  • 灰:ニュートラル
  • 橙:本能

逆位置のキーワード

逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。

  • 創造されない、生み出されない
  • やる気が出ない、元気が出ない
  • 生命エネルギーの枯渇

イメージ

よっしゃ元気!とにかく元気!やる気ーーー!とにかく純粋でとにかく無垢な、「情熱の塊」がこの『ワンド A』です。

これは、反射でビビビと湧いた「やる気!」です。まだ何も準備していないし、考えてもいない。これが出ると、おっ!景気いいね!となる。何かに対してやる気が出るって言うのはすごくおめでたいことですよ。とりあえず喜ぼう!

『ワンド A』の場合は、具体的に「〇〇という行動をする!成し遂げてやる!」みたいな情熱じゃなくて、言葉や思考になる前の「ドキドキ」「ワクワク」「ソワソワ」です。

ワンドは総じて言葉を持ちません。特にAは顕著で「美味しいものを見た瞬間じわっと出る唾液」くらいの雰囲気です。身体の反射がものがたる情熱!恋愛で例えるならば、「何かよくわからんけどめっちゃ好きだわ!?好きか!?いや、好きだ!!」みたいなイケイケ感がありますね。

余談ですが、わたくしも30歳を超えてからしばらく、徹夜が辛いとか疲れが抜けにくいとかいろいろあって、新しいことを始めるどころか今までやっていたことも全部お休みしちゃおうか、なんて考えたときがあったんですよ。

で、「いや……疲れをとろう、話はそれからだ」と思いまして、めちゃくちゃ自分をケアしてメンテナンスして……ってしたんです。そうしたら、久々に出てくれたのがこの『ワンド A』でした。それまでは『ワンド 10』とか『ソード 9』『ソード 10』みたいな、煮詰まった数字のカードが多く出ていたのよ。久々に『ワンド A』を見たときは、私の中にも情熱の種火が帰ってきてくれたのだなぁ、とにっこりしたね。

『ワンド A』が逆位置で出たら、「おやおや?ちょっと元気ないんじゃない?楽しむ余裕なくしてない?」とか、「動きたい気持ちはあるのに何かが邪魔してダメな感じになってる??」とか、そういう問いかけと捉えるとよさそうです。やる気は生まれてくるはずなのに、それがうまく発揮できていない状態。せっかく情熱の種はあるのに!何故か芽吹かない。

まさに、上に書いたような「自分のメンテナンスをやる前の私」ですね。やる気の炎が小さく小さく、かろうじて燃えている……といった感じ。ここはひとつ、どうやって火を大きくするか考えましょう!

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1枚1枚を覚えなくてもイイヨ!っていう記事です。タロットを投げてしまう前に読んでみてね。

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