「もう突っ走るしかない」大アルカナ:戦車【タロットカードの意味紹介】

私は戦車のカードが好きです。正位置で出たらテンション上がる。ゴリゴリ進むぜイェーイ!

だけど、この戦車は背水の陣もいいところでございまして。前にしか進めない感がちょっと切なくて、だからこそ好きなカードなのです。

戦車を引く2体のスフィンクス、ってのもいい。操るのが難しい代わりにものすごい強いんじゃないかな……全然言うこと聞かなさそうだけど!スフィンクスを従えているんだから、戦車に乗っている人は普通の人ではないのでしょうね。つーか乗ってないね、もうこの人自身が戦車だね、やっぱり前に進むしかないんだね。

基本的な意味

大アルカナ:戦車
  • 勢い、猪突猛進
  • 奇跡的なコントロール
  • 背水の陣とその覚悟

前に進むしかない、って覚悟を持って突き進むのって結構大変じゃないですか。人間そう思い込めば結構ゴリゴリに進めると思うんですけど、なかなかそうもいかないっていうかやっぱりリスクは読んじゃうわけで。

このカードは、「リスクヘッジは必要だけれど、それに囚われてばかりだと何もできなくなりますよ」と教えてくれています。月のカードの記事でも書いたとおり、不安に囚われすぎてしまうとよろしくないのだなぁ。特に私はその状態が心底苦手というか完全に弱点なので、戦車くらい勢いのあるカードが出てきてくれると妙にほっとしますね。

正位置で出ると、2体のスフィンクスをきちんと制御して前に進んでいるということを表し、自分の中や外、理性と直感、勢いと慎重さ……といった相反しつつも双方必要なもののバランスをきちんと保って進んでいる、という安心感をくれます。車体に描いてあるコマの柄も象徴的ね。コマって、回っている限りはバランスを崩さずに回るんだよ。

だから、戦車が正位置で出たときは「良かったこれで大丈夫なんだ突き進めー!」って背中を押してもらっている気がして、嬉しくなるのです。

逆位置で出ると?

  • 暴走、強引、もしくはスピードの喪失
  • バランスの喪失、コケる
  • 後がない状態での失敗

バランスが悪いのか勢いが足りていないのか、いずれにせよ戦車が走っていない状態。もしくはこけてしまった状態……

人によっては「あ、あかん!止まったら不安になる!やめてくれ!!」という人もいそうですね。まさに戦車的な人ね。もし整備不良で走っているとしたら、いつか事故るかもしれないし、怖いからやめてほしいので、戦車の逆位置がお目見えしたらいっぺん止まって点検しましょう。バランスを整えて、スピードもコントロールの正確さも出せるようになってから走りたいもんだ。

上記の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。ご参考あれ!