小アルカナ カップ 9 です。
ずらりと並んだカップの前で腕を組んで座る男性の姿が描かれています。
小アルカナ『カップ 9』の基本的な意味
- スートのキーワード:感性・感情・情緒
- 数字のキーワード:具体的・物理的な行使
- 満足、充足、成功、感情のコントロールができる
黄色い背景にカップが並んでおり、その手前に赤い帽子をかぶった男性が座っています。正面を向いて腕を組み、顔には満足げな表情をたたえ、堂々とした佇まいです。
色の要素
- 赤:情熱、行動力、生命力
- 白:純粋さ
- 黄:喜び、祝福
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- 感情のコントロールを失う
- 調子に乗る、性質は悪くないがネガティブな作用を生む
イメージ
基本的な意味
現状への満足を表現するカードです。よきかな、よきかな!酒もうまいぞーーー!絵を見ると酔っ払ったおっさんがご満悦!といった感じで座っています。楽しそうで何よりだわね。
このおっさんが出てくると、素直に「ラッキー!」って気持ちになります。とりあえず現時点で想像できる何らかの何かで満足感を得られるようなできごとが起きるのかな!ラッキー!っつて。
例えば給料日、先月いっぱい残業した分いつもより残業代ついてる~~!Fooo~~~!みたいな。カップのスートなので残業代そのものよりも「頑張った分の報酬が手に入って嬉しい、満足」という気持ちにフォーカスします。日頃やっていること・積み重ねていることの成果が出て「ヤッター!」と喜ぶこと、事象自体は小さなことでもいいので喜んで満足しようね!と言ってくれるカードです。このおっさんだって、カップを9つ並べるまでにはいろいろやってきたのでしょう。勝手に並んだカップではないよね。きっとね。
カップのスートで学ぶことをひととおり経験して 9 として完成しているということは、このおっさんは心の扱いができる人なのです。後ろに並んだカップはきっといろいろな人間の気持ち(もちろんおっさんの分も含めて)、もしくはおっさんが培ってきた人脈や絆、そういったものなのだと思う。これらを集めて並べるだけではなく、しっかり自分のものとしてコントロールできる成熟した性質を表すのが「カップ 9」だと、私は解釈しています。
カップ 9 が逆位置で出ると、満足感を得るというよりは「調子に乗って傲慢になる」という感じです。ここまでできたからいいだろ、と勝手に満足してそこからは手を抜いてしまったり、一時の満足に溺れてそれ以上はサボるとか、まぁそういうアレね……逆位置で読み取れることは割と耳が痛い。
とはいえ、こういうことってけっこうありがちよね。だって背後に積み上げてきた成果への満足自体は自分のものなのだから。とはいえ慢心が続くと次のステップを踏めませんので、そこは忠告に従って目を覚ましておきたいところです。
あと、お酒の飲みすぎには気をつけて!っていうニュアンスもありますよ。せっかく成功しても、お酒の席で失敗したら台無しですからね。気をつけましょう。
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。
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