小アルカナ ペンタクル A です。
雲から突き出た光る手が金貨(ペンタクル)を掲げています。
小アルカナ『ペンタクル A』の基本的な意味
- スートのキーワード:物質・現実・成果
- 数字のキーワード:はじまりはじまり、最もピュアなエネルギー
- 現実化の兆し、物質の発生、それらによる利益の予感
美しい庭園の上空に雲があり、光る手が突き出ています。手には金貨(ペンタクル)が載せられています。生まれたての、最も純粋な、物質世界に顕現する前の『物質・現実・成果』のエネルギーを示します。(少々わかりづらいですが、モノになる前の、現実化する前の段階です)
色の要素
- 白:純粋さ
- 赤:情熱、行動力、生命力
- 緑:生命力、みずみずしさ
- 灰:ニュートラル
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- 現実化されない、現実化に一歩及ばない
- 材料や要素の不足
イメージ
ペンタクル A は、まだまだ見えないけれど、いつかは目に見える形になるよ!という可能性を示すカードです。まだやっていないので成果は出ていないけれどやれば出るはずだよ、頑張ってね、と言われているような気になります。新しい計画を立てたあとにこのカードが出てくると幸先がよいですね。
ワンドが象徴する本能・情熱・衝動から発生したエネルギーが、カップで感性・感情・情緒として広がったり繋がったり混ざったりして、それをソードの知性・思考・言語の力で切り分け整理し、ペンタクルでまとまって現実化・物質化する。これまでのスートの物語をいよいよこの物質界に顕現させる段階です。その最初の一歩がペンタクル A!ワクワク!
カードの下の方には手入れされたきれいなお庭が描かれていて、小径から緑のゲートをくぐるような景色が見られます。明らかに自然物ではない、誰かが整えたお庭です。そこに、ぽちぽち赤いお花や白い百合が咲いていて、祝福感がありますね。その向こうには険しそうな山が見えて、まだまだクリアしなきゃいけない課題の存在も感じます。
ペンタクル A はそんなカードなので、逆位置で出た場合は何かがちょっと足りないことを教えてくれているかもしれません。ソードの段階で切り捨てすぎちゃった?それとも整理が足りていなくて余計なものが残っている??いずれにせよ、これから現実化していく段階には届いているようですから、改めて足下を確認したほうがよさそうです。
恋愛をテーマに占っているとき、片思いの相手との関係性を示すところにペンタクル A が出たら、もうちょっとで2人の関係が明確になるかもしれません。よい方向か残念な方向かはこの1枚で予測するのは難しいですが、とにかく何らかの形にはなりそうです。あいまいであやふやな関係を楽しみたい場合はちょっとドキッとしちゃうわね。
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。ご参考あれ!
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