目次
小アルカナ ワンド 4 です。
着飾った2人の人物がワンドの門の向こうから手招きをしています。
基本的な意味
- スートのキーワード:本能・情熱・衝動
- 数字のキーワード:ものごとの完成・安定・固定
- 祝祭、収穫祭、安らぎ、憩い、平和
手前に4本のワンドが立っています。ワンドは花と緑で飾られ、門のように見えます。その奥では花飾りをつけ花束を抱えた人物が2人、こちらへ呼びかけているようです。その奥には石造りの立派な建物、石造りの橋が見え、豊かで安定した生活と人々の往来を感じさせます。最奥には複数名の人物が祝祭を楽しんでいる様子も描かれています。
色の要素
- 黄:喜び、祝福
- 赤:情熱、行動力、生命力
- 緑:生命力、みずみずしさ
逆位置のキーワード
通常、逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
しかし、このカードにおいては逆位置と正位置で意味が変わりません。
イメージ
ハッピーハッピー、みんなでお祝い!といったカードです。このカードは基本的に正逆をとりません。私の印象ではどちらを向いて出てきても至極平和なカードです。
棒を4本立てて、飾りつけて、その向こうにはパーティーが見えますね。そう!パーティーのカードなのだ、これは。棒の向こうにはお出迎えをしてくれている人物もおりまして、そんな彼ら彼女らもちょっとおめかししていて、何ともおめでたい雰囲気だよ!絵柄のとおり、さぁちょっとパーティーにおじゃましましょうか、お祝いの席を楽しませていただきましょうか、というカードです。おめでたい!楽しい雰囲気で一段落!打ち上げだ!!っていうときに出てきやすいですね。
基本としては、「情熱」が「安定」したと読みます。面白いことやろうぜ!ワクワクを形にしようぜ!と動いていたものが、4という数字に到達して安定したのですね。なので、打ち上げをやっているのでしょう。
ひとりで喜びを噛みしめたり、ふたりでしっとりとおめでたい空気を楽しむとかそういうのではなくて、複数人でのパーティーが描かれています。なのでこのカードが何を指しているかを考えるときは、大っぴらにお祝いできる事柄の方がしっくりきますね。「彼氏ができたからお披露目するね、ホームパーティーしよ!」とか「売上目標達成おめでとう!お疲れ会やるぞ!」とか「やったー優勝だ祝賀会だーー!」とか。そういう感じ。実際にお祝いごとがなくても、喜ばしい気分のときや平和で穏やかな気分なのね、と解釈すれば大丈夫かと思います。
冒頭に書いたとおり、正逆どちらを向いていても非常に平和なイメージです。逆で出ても、おめでたいことはおめでたいことだから、他のことに支障がない範囲でお祝いムードを続けていてもいいのではないでしょうか。
実際、このカードが出てくるときは根っこが平和なことが多いです。根本的に複雑でごちゃごちゃした問題について占っているときはあまり出てこない。(過去こういう状態だったんですね、って感じで出ることはあるけれど。切ない!)
例えば、今から半年後までの運勢を見ましょう、みたいなときに出てきたら「ここ平和な時期なんで、楽しいことがあったら素直に喜んでね!」って言う感じ。
基本的には平和なカードですが、例えば質問者はすっごく悩んでるのに、相手のところにワンド 4が出たら「このやろう」ってなるかもしれません。私はこんなに悩んでるのに、彼だけ脳天気にパーティー気分ってどういうこと!?みたいな……
実際に、クライアントさんは胃が痛くなるくらい彼氏との喧嘩について気を揉んでいるのに、彼氏の方はワンド 4状態で話にならない、という例もございました。もうね、そんなときはね、あなたもワンド 4の雰囲気を借りて明るく楽しく「あのときはごめんね?ちょっとアレがこうでこうなったのが嫌だったんだ~」みたいに仲直りに繋げていくのが良策ではないかと思います。
大アルカナ・小アルカナの概要をはじめ、その他カードのご紹介はこちらにて!
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。
1枚1枚を覚えなくてもイイヨ!っていう記事です。タロットを投げてしまう前に読んでみてね。
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。ご参考あれ!
DUCK WORKSの占い、やってます。
具体的な相談ごとがあるとき、コミュニケーションを取りながら細かく掘り下げて「考えの種」が欲しいときは、占いメニューがおすすめです。タロットと西洋占星術をメインに占います。
京都市の東山三条にある事務所での対面占い、Zoomでのオンライン占いが選べるよ!お好きな方でいらっしゃいませ。