初心者向け!オラクルカードの選び方&うまく使うためのアイディア

オラクルカードの選び方として、よく「直感で」「あなたが気に入ったものが一番」というのを見かけると思います。それは間違いないと私も思いますが、如何せんそれだけでは決めかねることもあるんじゃないでしょうか。現実的に「自分にとって使いやすい」という要素を考慮して買いたくなる気持ち、出るよね。

というわけで、この記事では「直感で」「あなたが気に入ったものが一番」から一歩踏み込んだ“オラクルカードの選び方”についてお伝えします。

そもそもオラクルカードってどんなもの?引いてみたい!と思われた方には、手前味噌ではございますが私たちDUCK WORKSのオリジナルオラクルカードで遊んでみていただけると嬉しいです。下のリンク先で無料のワンオラクルができるようにしてありますので、まずは引いてみてください。

オラクルカードのデッキに設定された世界観を意識しよう

オラクルカードはデッキごとにそれぞれの世界観が存在します。大まかに(しかも勝手に)分類するとこんな感じ。

『スピリチュアルな存在』系
神さま・仏さま・スピリット・宇宙的存在・天使・精霊・マスター・龍神などなど、目に見えないフシギな存在からメッセージをいただくもの
『伝承・教え』系
聖書や経典・神話・ネイティブアメリカンの口伝・ハワイアンの精神など、神聖な書物や文化、伝承などからメッセージをいただくもの
『物語』系
伝説上の空間やファンタジーな領域を舞台に、登場人物やシーンなどからメッセージを伝えられるもの
『エネルギー』系
チャクラやエネルギーなどにフォーカスしたもの
『自然現象・アイテム』系
月の満ち欠けやパワーストーンなど、自然界のエネルギーにフォーカスしたもの
『既存のメソッド』系
タロットや数秘術、ルーンなど、既存の占いを下敷きに意味や言葉を構築し、オラクルメッセージとして成立させたもの

こういった世界観に対し、まずは「興味が持てるか」を確認するとよいです。オラクルカードのデッキはみな個性的なので、興味を持って歩み寄るのがデッキと仲良くなるカギなのだ。

それと、オラクルカードに「こういう相手になってほしい」という希望・要望を持つとさらによしです。例えば「日々のセルフケアのアドバイスをしてほしい」場合に「でっかい方向性を示すタイプ」のデッキを使うと会話がちぐはぐになるし、「日常に優しく寄り添ってほしい」場合に「自分とは全然違う世界観からヒラメキをくれるタイプ」のデッキを使うとちょっと刺激的ですよね。自分がどういう相手を欲しているのか?を少し考えてからデッキを選ぶと、そのあたりのアンマッチはある程度防げると思います。

というわけで、私がこれまでにいろいろなデッキを触ってきて感じた、各系統の印象を書いていきます。ついでに、私が実際に何年も使っているお気に入りのデッキも併せて紹介しますので、ご参考あれ!

『スピリチュアルな存在』系

神さま・仏さま・スピリット・宇宙的存在・天使・精霊・マスター・龍神などなど、目に見えないフシギな存在が主役のデッキです。多分これ系が一番多いんじゃないかなぁ。でもって、スピリチュアル系のアレコレに不慣れな人は「そもそもその存在はどういう存在なのよ」となることが多いと思います。私も最初の頃は「そもそもどういう存在??」となっていました。

『スピリチュアルな存在』系のデッキは、総じて存在感が強いです。何せ『存在』がメインに設定されているので、バーーン!とダイレクトに話しかけられているような感覚を覚えることが多いと思います。『存在』とがっつり目が合う。解説書も「大天使ミカエルがあなたにこう告げています」みたいな書き方が多い感じ。

この「話しかけられているような感覚」がクセのひとつで、そもそもデッキに設定されている存在自体にハテナマークが浮かんでいる状態だと、扱うのがちょっと難しいかもしれません。生活圏が違いすぎる人と会話をすると「そもそもどういう意味?」「どういう前提で言っているの?」ということが起きやすいのと一緒です。

また、話題が大きくなりやすい印象もあります。細かい内容を細かく話すよりも、「今の私が取るべき方向性は?」みたいなでっかい話をしやすいというか……神さまや仏さま、大天使はあんまり細かいことが気にならないのかもしれない。天使・精霊・妖精は比較的細かい話もしてくれるかな。

逆に、デッキに設定されている存在を知っていたり興味があったり馴染みがあったりすると、「はーーなるほどね」となりやすいかと思います。一つの質問から始まって、会話をするようにどんどんリーディングを展開することもできます。「そう言うならこっちはどうですか」「なるほどそれならこういう手段もありですか」……みたいに。見知った相手や生活圏が似ている相手との会話がスムーズに進みやすいのと同じだね。

『伝承・教え』系

聖書や経典・神話・ネイティブアメリカンの口伝・ハワイアンの精神など、神聖な書物や文化、伝承などがテーマになっています。もともとが「〇〇の教え」という色の強いものが多く、アドバイスやエールをもらうのに向いている印象です。

デッキのテーマごとに独自の価値観やそれらを含んだことわざ、暮らしの知恵など、さまざまな「そういう考え方があるんだ!」「明日から試してみよう」といった発見の素が散りばめられているのが大きな魅力だと思います。解説書も「ネイティブアメリカンにはこのような教訓が伝わっており~」のような、異文化を教えてくれる感じの書き方が多いので、「へー」となりやすい。

なので、先ほどの『スピリチュアルな存在』系とは対照的に、知らないもの・馴染みのないものを選ぶと、発見の素がたくさん手に入って良いんじゃないかしら。自分の生活圏では手に入らない考え方や知恵にハッとできるのが良いです。とはいえやはり興味がないと理解しづらいと思うので、興味のあるテーマを持ったものを選びましょう。

例えば、こんなデッキ。

ミスティカルシャーマンオラクルカード

名前のとおり、古代のシャーマンに象徴される神秘的な世界が閉じ込められたデッキです。自然界のエネルギーとインスピレーションを結びつける感じなので、エネルギー体感派の人とは相性がいいかもしれない。

解説書はわかりやすく項目立てられていて、「今はこうするといいんじゃない?」という提案が明快に書かれています。デッキ全体のモチーフがモチーフだけにイメージがしづらいこともありますが、出てきた要素について調べてみるとまた新たな発見があったりもして楽しいです。

モチーフと世界観、きれいな絵のおかげで魔法のアイテムを扱っているような気分にもなれるので、神秘的な気分に浸ってリーディングするのが好きな人にもおすすめです。瞑想のお供や、おまじないづくりにもええ感じに役立ってくれるよ。

ちなみに、私はミスティカルシャーマンオラクルカードを使うよりもっと前から、メディスンカードをちょこちょこ触っております。こちらもインディアンの文化・叡智に触れ学びを得ようとするデッキです。個人的にはめっちゃ好きなデッキ!動物たちのエネルギーがグン!と真正面から向き合ってくる感じがする。ああしろこうしろ言わないし、ただ目の前に問いときっかけだけを置いていかれる。好き。

ただ、公式の日本語解説書が手に入らないので、なかなかおすすめしにくいのであります……でも本当に素敵なデッキなのよ。もしご興味があれば、こちらにも触れてみてね。

『物語』系

伝説上の空間やファンタジーな領域が舞台になっているデッキです。登場人物やシーンなどをモチーフにメッセージをもらうようになっています。お伽話を読むような感覚でリーディングができるので、ストーリーの断片からイメージを膨らませるのが好きな人はこっち系のデッキにハマるかもしれません。

例えばこういうデッキ。

シェイプシフターオラクルカード

絵が非常に可愛いですね!お気に入りです!!が、人によっては怖いと感じるかも。如何せんクセが強いからね……絵だけでなく、デッキの世界観・メッセージもとにかくクセが強いです。

こちらのデッキの特徴は、おとぎ話の登場人物のような個性豊かなキャラクターたちがカード一枚一枚に設定されていること。魔物とか、魔女とか、妖精とか。個性的な少女たちがそれぞれの要素を象徴するいきものとセットで描かれています。解説書には彼女らの物語が書かれており、その物語からインスピレーションを得る……という感じ。

彼女らの物語や主義主張から、「今の私は○○な状態なのだ」と自分を振り返るつもりでメッセージを拾うと、ハッとする発見がありますよ。何せ、彼女らはキレイゴトを言いませんから。感情に飲まれて興奮したり怒ったり悲しんだり鬱々とした気分になったりしている“人間らしい私”を浮き彫りにしてくれる。いいですね!

ウィズダムオラクルカード

こちらは優しいテイストでメッセージを得たいときに使います。解説書を見ても、「基本的な意味」「オラクル」「人間関係について」「豊かさについて」「あなたを守る」という5つの項目で説明が書かれていて、とっても優しいの。わかりやすいね!

色調と絵柄が優しく可愛く、解説書の日本語訳も丁寧なので、超超初心者の方はこのデッキから始めるのもよいと思います。先ほど書いたようにカテゴリごとの解説があっていろんな場面で使うための誘導もしてくれるしね。私は状況整理のために使うことが多いので、「基本的な意味」をメインで読みます。

『エネルギー』系

チャクラやエネルギーなどにフォーカスしたデッキです。女性のエネルギーに特化したものなどもあります。ケアやヒーリングの観点で語られていることも多い印象。なので、「今の私はどんな状態ですか?」「どういう行動に向いている時期ですか」「今の私に足りていないエネルギーは?ケアの方法は?」……といった形でリーディングをするのに便利かと思います。

例えば、こんなデッキ。

スピリットメッセージオラクルカード

「スピリットの世界にいる存在たちからの愛に満ちた熱いメッセージを届けてくれます」と公式の説明にありますが、個人的に対話の質がエネルギー系に思えるのでここで紹介します。

「今の自分はどういう状態なのか」「自分の強みを活かす/弱みをカバーするにはどうすればいいか」「抱えている課題のどこに注目すればいいか」という視点で読むと解釈しやすいデッキです。私は、他のデッキで大きな指針を出した後に、スピリットメッセージオラクルカードで細かく分解していく形式のリーディングをよくやります。もちろん、このデッキ単体でもわかりやすいメッセージが出てきます。

絵柄はとても静か!落ち着いた色調で、しん……と心が鎮まるように思います。閑静な図書館のようなイメージ……

こちらの記事で、スピリットメッセージオラクルカードを詳しく紹介しています。よろしければ併せてどうぞ!

シンクロニシティカード

こちらは少し変わった毛色のデッキです。このデッキの特徴は、1つのデッキに色(チャクラ)のグループとメッセージのグループがあって、それぞれから1枚ずつ引き、2枚の意味を掛け合わせて解釈する……という独自の方式を採用していること。

色のグループはチャクラに対応していて、それぞれのチャクラが持つ意味になぞらえたキーワードから自分の状態を探ることができます。そこにメッセージのグループのカードから得た要素を加味して解釈を深めるのですね。

例えば、色のカードがピンク、メッセージのカードが「New World」だとしたら、今の自分には愛を追求する行動と意識が必要で、それを念頭に置いて新しい世界へと踏み出すタイミングを迎えるとよい。みたいに読みます。これが緑の色に変わると、コミュニケーションを行動の重点に置きながら新しい世界へと踏み出す、みたいになる。

ワンオラクルでももちろん使えますが、シンクロリーディングの魅力がわかりやすいデッキなので、「複数の要素が組み合わさって生まれる不思議」を楽しみたい人には特におすすめのデッキです。

また、スピリチュアルな要素がふんだんに盛り込まれています。その手の用語に不慣れな方はちょっとわかりづらいかも……ですが、解説書が丁寧なのでスピリチュアル系のアレコレを勉強するのにいいかもしれません。

『自然現象・アイテム』系

月の満ち欠けやパワーストーンなど、自然界のエネルギーにフォーカスしたものです。植物やアロマテラピーなどをテーマにしたデッキもあります。使い方としては『エネルギー系』と似ている印象かな。今の自分の状態や足りていない要素はどれかな?みたいに探りたいときに便利なのよね。

『自然現象・アイテム系』の嬉しい特徴は、おまじないやアイテムづくりにも役立つこと。「この自然現象に合わせたケアをしたらどう?」「このアイテムが今のあなたの象徴だよ」「このアイテムでケアしてごらん」と具体的なアイディアを差し出してくれる内容になっていることも多いです。

アクセサリーづくりやアロマを使ったリラクゼーションなどを楽しむときに傍にあると楽しいかも。

『既存のメソッド』系

タロットや数秘術、ルーンなど、既存の占いを下敷きに意味や言葉を構築し、オラクルメッセージとして成立させたものです。占いの領域からオラクルの領域にずずい!と引っ張ってきた感じ。タロットベースのものが多いのかなぁ。いくつか触ってみましたが、どれもタロットとはいい意味で別ものだと思います。

タロットベースのもの以外にもいろいろあるので、それぞれベースとなっているものの勉強の一端として使ったり、解釈の幅を広げるきっかけとして使ったりするのにもいいんじゃないかしら。あと、ベースの占術の手順が複雑だったり、道具が扱いにくかったりする場合、便利アイテムとしてカードを使うとかね。個人的には、「ベースを知っているとより深く使える」という印象を持っています。

純粋にオラクルカードとして見ると、優しくて温かいメッセージまみれになりがちなオラクルカード界隈において「厳しいことも言ってくれるデッキ」として活躍してくれるものが多いと思います。ひとつ持っておくと便利なんじゃないかな。

サイキック・タロット・オラクルカード

タロットベースのオラクルカードの中では『サイキック・タロット・オラクルカード』が一番好きです。ウェイト版が元になっています。

サイキック・タロット・オラクルカード:ライトワークス 公式サイト

オラクルカードになると優しくされがちなキツめのカードたちも、このデッキではあんまり優しくされていません。「オラクルカードでもピリリとしたリーディングが欲しい!」という人にはマジでおすすめ。タロットの元の意味も想起しやすく違和感が少ないので、タロットに慣れている人はオラクルメッセージの奥に「タロットだとこのカードね……」とプラスアルファを見出すこともできます。

ユング・タロット

これはその名のとおり、ユングが提唱するアーキタイプをテーマにしたデッキです。人間が誰しも心に持っているさまざまな要素にフォーカスし、「“今”に影響している自分の性質」を浮き彫りにしてくれます。「今の私はどんな面が現れやすい?」「どういうクセが出やすい?」みたいな質問がしやすいかな。

ユング心理学にまったく触れたことがなくとも、解説書で鏡リュウジ氏が優しくかみ砕いてくれているので意味がすんなり入ってきやすいと思います。でもってタロットと名はついているものの伝統的なタロットの要素はないので、ユング心理学を踏まえたメッセージカードという捉え方をするとよいです。

オラクルカードのデッキと仲良くなろう

悩みや課題についてリーディングする際、解決の糸口をどこから探すかが重要です。私はいつも「状況・感情・思考(行動)」のどれかから糸口を見つけるようにしています。

なので、オラクルカードを使うときは、自分の得意な整理のスタイルを意識しておくと吉です。「今こんな状況じゃない?」「こんな風に感じているよね、こういう感情が大きいよね」「ついついこう考えちゃう、動いちゃうよね!」……誰かに相談ごとを持ちかけられたとき、どういう問いから会話を始めるだろう?そんな風に考えてみましょう。

ここで提案したいのが、自分の得意な整理のスタイルとは違う役割をオラクルカードにお願いすることです。得意なことはカードに頼らずともできるはずなので、「自分が苦手な視点をオラクルカードにサポートしてもらう」ということを念頭において、相棒として活躍してもらうイメージだよ。

状況を見る:今、どういう地点にいるのか

「今こんな状況じゃない?再確認してみよう!」という観点で、状況の整理をオラクルカードにお手伝いしてもらいます。全体的に「私(あなた)は今○○○○な状況です」みたいな解釈がしやすいデッキを使うとよいかと。先ほど分類した中では、『物語』系のデッキや『既存のメソッド系』、特にタロットベースのデッキが割とはまりやすい印象です。

私が所持しているデッキの活用として、シェイプシフターオラクルカードとユング・タロットから登場人物を象徴するカードを出して使うのも面白いです。

状態を見る:今、どんなコンディションか

「こんな風に感じているよね、こういう感情が大きいよね……ちょっと落ち着こうか」という観点で、感情の整理をオラクルカードに手伝ってもらいます。まずは感情を整理して課題に向き合える状態をつくろう、というアプローチですね。感情の渦に飲まれてにっちもさっちもいかなくなりがちなときは、この視点を取り入れるといいと思うよ!

全体的に「私(あなた)は今○○○○な状態です」みたいな解釈がしやすいデッキを使うといいかなぁ。先ほど分類した中では、『エネルギー』系や『自然現象・アイテム系』がいいかもしれない。

優先順位を見る:今、どちらを向けばいいか

「ついついこう考えちゃう、動いちゃうよね!でももしかしたら他のやり方があるかもよ?」という観点で、思考と行動の整理をオラクルカードに手伝ってもらいます。これは実は罠があって、状況や状態の整理をすっ飛ばして「とにかくどうしたらいいか教えてください」みたいに短絡的なリーディングをやると、上手く読めなかったり的外れな解釈をしてしまいがちなのだ。要注意です。

全体的に「私(あなた)は今○○○○を指針にするのがオススメ」みたいな解釈をしやすいデッキがいい感じ。先ほど分類した中では『スピリチュアルな存在』系や『伝承・教え』系が使いやすいかも。

オラクルカードを選んだら、ひたすら慣れると吉

他の占術に比べて、オラクルカードは勉強をしなくてもさらっと使えるのが大きな魅力です。まさに、習うより慣れよ。習うより慣れるのがマジで効果的!眼前に展開された要素から、如何にストーリーを紡ぎだすか……が肝になります。(これはタロットも同じね)

なので、とにかくカードを引きまくって触りまくって慣れまくって仲良くなれば、要素を拾ったりそれをつなぎ合わせてストーリーにしたり、という作業がスムーズにスピーディーにそしてナチュラルにできるようになるわけです。喋るのが苦手じゃないなら、誰かとやると上達が早まると思います。楽しいし、自分で読むだけじゃなくメッセージのアウトプットを伴うので、効果2倍どころじゃないんじゃないかな。ぜひ、ひとりでも、みんなでも気軽にカードで遊んでみてね。

オラクルカードリーディングの手引き 〜習うより慣れろ!の巻〜

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記事を書いた人

フロントエンド・ライティング・占い

ももねこ