「何でも持ってる、何でもできる」大アルカナ:魔術師【タロットカードの意味紹介】

あなたは何でも持っている。素敵な道具をたくさん持ってる、何でもできる何でも創れる!そういうカードです。とてもエネルギッシュ。

基本的な意味

  • 準備万端、目の前にあるもので何でもできる
  • 創造力
  • 強力な男性的エネルギー

この人は始まりの力を持っていて、手許にはたくさんの道具を携えています。四大元素を表すワンド・カップ・ソード・ペンタクルのすべてが目の前にあって、これらを駆使していろいろなものを創造する魔術師なのだ。それ以外に彼を囲むのは、情熱の薔薇、純粋の百合、そして手にある天地を繋ぐワンド……タロットの世界は、こんなにも豊かでパワフルな1枚から物語が始まるのだよ。それってすっごく素敵なこと!

ええと、魔術師の前にいて世界の後にいる『愚者』は、始まりの前。終わりの後。そういう認識なので、目に見える始まりは魔術師がふさわしい感じです。

正位置の魔術師はまさにそんな何でもできる“始まりの人”で、手許にある道具たちといろんなエネルギーを使って、これからどんどんいろんなものを創り上げていくことを示します。

そう、まだ創っていない。創るための準備はできている。愚者から引き継いだ好奇心とポジティブな情熱を持って、これからどんどん創りましょうね!ってこと。だからこのカードが出たからって安心するわけにはいかないよ。これから一番大切で面白い、創るっていう段階に入るのだからその旅路を楽しんで行こう!っていう、そういうカードなんだよ。

恋愛然り仕事然り学業然り、魔術師が出たらエンジンをかけるとき。私が大好きなものを創るんです!って胸を張って走りだすとき!

逆位置で出たら?

  • 準備不足、せっかくの材料を持て余す
  • 創造力の不足、喪失
  • エネルギーの停滞

道具や材料を持っているつもりが持っていないとか。粗悪なものを持ってるとか。エネルギーがうまく受け取れていないとか、循環を間違えているとか……出発進行!ってしたいけれどちょっと待って、もう一回きちんと手許を見てみよう!っていう注意をしてくれているときが多い。

やる気だけが空回りして、そのまま進めても大したものが作れないよ~とか、とかとか。もしくはもう持っているのに気づいていなかったり、とか。とにかくそんな感じで「始められない!」っていうことですね。

でも多分、その辺のことをクリアにしてスタートを切るには、それらの不備に自分自身で気づかないといけないのでしょうね。創り始める前であるが故、例え「ここが足りていないよ!」と人に指摘されても、「え?そう??」ってなることが多いんじゃないかしら。

私は始まりのタイミングのわくわく感と根拠のない何でもできる感が大好きというかそれだけで生きているような節があるので、愚者と魔術師が出るとテンションだだ上がりです。今朝も引いてテンション上がった!楽しい一日になりそうだぜ。

上記の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。ご参考あれ!