大アルカナの19番『太陽』です。
大きな太陽の下、元気いっぱいの子どもが馬に跨る様子が描かれています。
大アルカナ『太陽』の基本的な意味
- 明るさ
- 生命力・活力・エネルギー
- 祝福・成長
大きくて顔のある太陽がカードの上半分を占め、輝いています。太陽の光線は交互に配置された直線と曲線で表され、陰陽を表現すると言われています。太陽の下にはひまわりが咲き、手前には白馬にまたがった元気な子どもがいます。
子どもの頭には赤い羽根がついたひまわりの花冠、手には赤く大きな旗を持ち、いかにも生命力の塊といった様子です。全裸であること、白馬にまたがっていることから純粋さも感じられます。
色の要素
- 黄:喜び、祝福
- 赤:情熱、行動力、生命力
- 白:純粋さ
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- 生命力不足・活力不足・エネルギー不足
- もしくは過剰な生命力・活力不足・エネルギー不足
イメージ
『太陽』は私の大好きなカードです。馬に乗った赤ちゃんがたくさんのひまわりに囲まれて旗を振っているの。無邪気なエネルギーが溢れていますな!明るくて楽しくてパワフル!
このカードを見てはじめに感じるのは、強い強い生命力ですね。何せ赤ちゃんが描いてある。でっかい太陽の下で楽しそうに笑う赤ちゃん。生命力の塊やね!これからどんどん大きく育つための生命力をその小さな身体にぎゅっと詰めて、無邪気に楽しそうに笑顔でいるの。こんな風に生きられたら最高じゃない??
赤ちゃんがまたがる白い馬もピッチピチな感じがしていいですね。白と全裸は純粋さの象徴とも読めますから、とにかくピュアなエネルギーが描かれていると捉えてヨシでしょう。馬は力強い筋肉の塊ですし、このカードからはちょっとしたマッチョ感さえ感じられます。赤い布も情熱!って感じじゃない?ひまわりも山ほど咲いてるしね!暗い要素が見当たらない!こんな太陽に守られた赤ちゃんですから、例え外敵が現れたとしても一瞬で焼き尽くしてしまうのでしょう。
なので、私は『太陽』が正位置で出たときはすごく嬉しくなります。どんなテーマでカードを引いたとしても、これが出たら安心するし喜ぶよ。始めるにも育てるにも仕上げるにも、熱と光が降り注ぐようなタイミングだよ!って言ってもらえたら、超やる気出るじゃないですか。よっしゃーこのまま楽しむぞ!成果が楽しみだな!って。
逆位置で出た場合は、まず、熱と光が届かない状況をイメージします。曇っていて太陽が見えていない、芽吹きも成長もちょっと待て状態かな?という風に読めます。ただどんなに曇っていても、雲の向こうで太陽はギラギラ輝いているわけだから、逆位置で出たとしても「今はちょっとアツくなりきらんな」くらいのイメージよね。
雲が晴れるのをじっと待つのも雲の切れ目に移動するのも自分次第だし、曇っているからこそその間にできることもあるわけで、逆位置だからって私はあまり悲観的な意味には捉えません。太陽が出ていないと寒いから、裸だと風邪を引いてしまいそう、だったら太陽が出るまで、その手に持った赤い旗をマントにして身体を温めておきましょう……ってな感じで。ほら、馬も一緒にいてくれてるしね。寒いときは馬と身体を寄せあって、赤い布を羽織って太陽が出るのを待てばいいんだよ。
そうそう、生命力は溢れているのに何となく発散できない、動きたいのに動けない、もやもやする……ってときにも『太陽』が逆位置で出てくるよね。本領発揮できていない、何だかやりにくい状況、というイメージです。
また、逆にギラギラすぎて周りを傷つけかねない場合にも同じように出てきたりします。太陽というとんでもなく大きなエネルギーを赤ちゃんに持たせたらどうなるか?ちょっとしたことで大暴走してその辺一帯を焼き尽くしてしまうかもしれません。コントロールできないエネルギーは怖いんだぞ!
『太陽』が逆位置で出たときは、不足にせよ過剰にせよ、自分のエネルギーがどのような状態にあるのか?という問いかけをしてみるのもアリですね。
以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。ご参考あれ!
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