今回ご紹介するのはカップ クイーンです。
非常に感受性が豊かな、愛にあふれたオトナの女性でございます。
基本的な意味
カップ クイーンは、正位置で出るととってもキュートで優しくてロマンティックでおしとやかで芸術的で情緒豊かな女性なのだ。
お膝に甘えたら「大好きよ!」って頭を撫でてくれるような……そんな愛に溢れたお姉さま……いや、お母さまか。
もしもこの人が母親だったら、母もまるで思春期のように娘に合わせて恋愛の話とかもしてくれそうだなぁ。たまにいるじゃない、そういう母娘。
でもって、旦那さんに対してもいつまでも可愛らしい彼女でいられるような、そんな人です。
もちろん女王様ですから落ち着きもあるよ!
愛情たっぷりでお世話してくれるから、新人教育のときにでもひとりいてくれたらフォロー役としてめっちゃいい感じかと思います。
例えば恋愛を占っているときに、障害のところにカップ クイーンが出たら「こりゃ手強いですね」と思わず言っちゃうかもしれない。
だって、相手との関係の醸成を邪魔する位置にカップ クイーンがいるとしたら、場合によっては既にロマンティックな関係を築いている女性(もしくは女性的な男性)がいるかもしれないし、相手の母親が子離れできていなくて子どもの恋愛にめちゃくちゃ口を出してくる上に相手自身もそれをヨシとしているのかもしれない訳です。
いずれにせよ強敵の存在がありそうだと読めますね。手強いね。
逆位置で出たら?
カップ クイーンの逆位置……あぁこりゃ大変だ、繊細すぎるねレディ……涙を拭いて?
悲劇のヒロイン、悲しみの海に沈んで情緒不安定、悲観的だし殻に閉じこもるし、その上で「私はあなたをこんなにも愛しているのよ!」とばかりに愛情を押しつけてくるし、「ちょっと落ち着けよ」って声をかけたところで彼女自身はずっと泣いているからあんまり話を聞いてくれないし。
そんな大人の女性……面倒くさすぎるだろ!!
コートカードは、カップ クイーンに限らず逆位置で出ると「うわぁ……」となる率が高いです。皆さま個性が強いので、それぞれの特徴が悪いように出ると本当にクセが強いの!
特に、クイーンとキングは「うわぁ」ってなるよね。彼らはなまじ大人だからさ。
中でもこのカップ クイーンは、カップの特徴にさらに女性性が足されるってことで、もう本当にTHE・感情!THE・感性!っていうイメージですので、正位置であればそれはとても美しく魅力的だけれども、それが逆位置となって暴走するとなると非常に厄介じゃないですか?
ただ、実際に占っているときに相手や周囲を表すところに出たら、その人は今そういう状態なんだっていうのがわかるので、対処方法を考えることができます。
どのカードでも言えることですが、逆位置をはじめネガティブな意味合いで出てきたときは、うわーと思いながらも覚悟してどう対処するかを考えるのがいいです。
なるほどそういうことね!よっしゃ言動に気をつけます!早く正位置に戻ってもらえるように……!って、覚悟しつつ自分の身の振りを考える。
特に仕事のことを占っているときは、大体において感情と仕事というやつは相性が悪いことが多いので、「とりあえず自分の(もしくは相手の)感情の振れ幅に気をつけて、感情論が挟まりそうになったらどうにか回避して!」って言うことが多いかな。
愛にあふれた大人の女性は、とっても安心できる存在であり甘えられる存在である一方、彼女自身のメンタルがガタガタになると一転して大洪水になるので気をつけましょうね、ということです。
私も日々気をつけて生きているよ!