「日々、練習しています」小アルカナ:ペンタクル 2【タロットカードの意味紹介】

小アルカナ ペンタクル 2 です。
赤い帽子をかぶった男性が、金貨(ペンタクル)を両手に曲芸を披露しています。

小アルカナ『ペンタクル 2』の基本的な意味

ペンタクル 2
  • スートのキーワード:物質・現実・成果
  • 数字のキーワード:二元性・バランス、異質なエネルギー(男性と女性・陽と陰・外と内など)の出会い、疎通
  • 繰り返されるできごと、習慣、日々の練習

波立つ海を背に、赤い帽子をかぶった男性が金貨を2枚持って立っています。両手の金貨には無限大の記号に見える交差した輪がかかっており、男性は曲芸をするように片足で立ちバランスを取っているように見えます。しかし慌てる様子や緊張感はなく、表情はフラットで落ち着いています。海には大きな船が2艘走っています。

色の要素

  • 赤:情熱、行動力、生命力
  • 青:精神性
  • 灰:ニュートラル

逆位置のキーワード

逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。

  • 日々の習慣や生活バランスの乱れ
  • ペースを守れていない

イメージ

ペンタクル 2 は、見るからに陽気な感じの絵柄です。何なんだこの赤い帽子は。長いな。服も赤いタイツも何だか衣装みたいだし、表情もひょうきんだし、謎の金貨でジャグリングしているようにも見えるし。曲芸師さんかしら。これだけ平気そうな表情で曲芸を披露するには、日々の鍛錬が欠かせません。涼しい顔で金貨を操れるようになるまで、毎日コツコツコツコツ練習してきたのでしょうね。

というわけで、ペンタクル 2は日々のコツコツ活動を表現します。毎日毎日同じことをやる!そうやって慣れていくと、身体と頭と心がひとつになって自然とその技を実現できるようになります。

知人のシンガーソングライターから聞いた話によると、「まったく意識せずに楽器の演奏ができるようになってはじめて、歌える。身体が勝手に曲を奏でるようになるまで練習して、そこに歌をのせる」らしいです。これ、まさにペンタクル 2 の世界。

ペンタクル 2 の背景には大きく波がうねる海があります。タロットの世界では海などの水は「感情・潜在意識」のような心・精神を示すので、この男性の背景には感情のうねりがあると読めるのです。しれっとした顔をしているけれど、心はかなり活発に動いている。まったく意識せずに技を繰り出すことができるようになっているからこそ、観ている人たちを意識した演出や表現といったコミュニケーションに心を使うことができるのね。

ペンタクル 2 が逆位置で出ると、フラットさを保てていない、と読めます。ペースが乱れたり、そもそもフラットになるまで練習できていなかったり。経験不足が要因でちょっとパニックになってしまう、というイメージです。十分練習したから大丈夫!と思っていても、いざ舞台に立つと緊張してミスを連発したり……あるあるだと思う。

もしも恋愛をテーマに占っていて、ペンタクル 2 が相手の気持ちを示す場所に出てきたら、よくも悪くも「慣れている」「日常の一部」「緊張しない間柄」と読めたりします。ドキドキやキュンが欲しい段階だとちょっと残念に思うかもしれないけれど、お相手の日常に自然と溶け込めているかもしれない!と思えば悪くないよね。そこから特別感を持ってもらえるようにする?それとも「いなくなったら寂しい」存在になる??作戦の立て甲斐がありそうです。

以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。ご参考あれ!

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