「問答無用で裁きます」大アルカナ:正義【タロットカードの意味紹介】

情状酌量、という言葉がございます。状況や事情を鑑みて、罪を軽くしたりするアレです。『正義』のカードにはこれがありません……めっちゃ厳しいカードなのです。

基本的な意味

ウェイト・スミス版タロット 大アルカナ 正義
  • ハッキリと白黒つける
  • 基準や規則を絶対的なものとして判断する
  • 最善のバランスを求める

まず、カードに描かれているこの方の目を見てみてくれ。まっすぐにこちらを見ているね。何者もごまかすことのできない、事実を映す目……彼女の前には嘘やごまかしなど一切通用しないことでしょう。右手には剣を持っていますが、こちらは「公平に断罪します」とばかりに真っ直ぐ天に向かって立てられています。で、左手には天秤。この天秤で罪を量って、えいやと剣で斬るわけですな。

図柄からも察せるとおり、このカードが表すものはめちゃくちゃ強めの『公平・判断・バランス』です。例えばシフトの申請をするとき、「実はもう一日くらい出勤できるけれど、何となく休みたいから休み希望を入れておこう」などという細工が一切利かない感じです。抜かりなく「ここ、どうしてもひとり足りないから入ってくれない?」って言われちゃう感じ。ピンポイントで“何となくの休み希望”を指摘される感じ。マネージャーは悪気も意地悪も何も抱えておらず、ただ神さまが「ズルすんなよー(笑)」と調整してくる感じ……

恋愛を占っているときに『正義』のカードが出てきたら、ズルい気持ちでのアレコレや「ちょっと困らせてやろう」なんていうアレコレはまったく通用しない、なんて感じで読めたりします。相手が正にそういう人、とかね。冗談も駆け引きも通じにくい!ってこともある。とにかくまっすぐな気持ちで、「隠しごとはございません、これがすべてです」とクリアにコミュニケーションを取りましょう。

逆位置で出たら?

  • ルールが強すぎる、強制的
  • ルールを私物化し、支配的になる
  • 何も決められない、判断できない

我々は人間という情緒を持った生き物ですので、あまりにきっぱりと白黒つけすぎると反発や不満を生じさせることがあります。また、強すぎるルールや権力を伴う判断の強制は、周りへの抑圧や支配に繋がったりもします。こうなってくると歪みが生まれ、そこから壊滅していくことにもなりかねませんね。

『正義』が逆位置で出たときは、そんな状態に陥っている・陥りかけている要素がないかを確認することをおすすめします。自分にせよ相手にせよ周りの誰かにせよ、その方向性で拡大していったら大変なことになるからね。既に何かしらの問題が起きていて、相手を表すところに『正義』の逆位置が出てきたら、ちょっと警戒した方がいいかもです。今アプローチをかけても、相手はあなたの話を一切聞いてくれないかもしれません。それどころか、相手の理論を強く展開されて攻撃を受ける羽目になるかもしれない。とにかく強めの抵抗・反発がくる可能性が考えられるので、相手の態度が軟化するのを待った方がよさそう、とお伝えすることが多いかな。

恋愛で『正義』の逆が出たときも警戒案件だぞ!自分にせよ相手にせよ、お互いの意見を受け入れて譲歩する柔軟さが失われているときは、対話すると余計にこじれる可能性が高いからさ。ちょっと時間をかけてでも、余裕と柔らかさの在り処を探りながらいきましょう。

以下の記事で、大アルカナ・小アルカナを一覧でご紹介しています。