今回は、これからルーン占いをしてみよう!という方に向けて、古代のルーン文字を使用したルーン占いの方法をご紹介しようと思います。
ルーン文字ってなんぞや?って方は「ルーン文字ってどんな文字?」をご覧ください。
今回のご紹介する方法は、これが正式なルーン占いとですという事ではなく、一般的な手法として広まっていると思われるものをベースに、私自身が行っている方法をご紹介しちゃいます。色々書いてますけどやり方は超簡単です!はじめやすい占いだと思いますのでぜひ一緒に楽しみましょう。
ルーン占いの2種類の方法
ルーン占いは「古代のルーン占いの方法って?」に書きましたが、木の枝を放り投げて、そこから読み解く形で大昔は行われていたのではないかといわれています。
そこから派生してだと思いますが、現在は現代に合った形でキャスト(放り投げる)する方法とスプレッド(混ぜて引く)する方法のいずれかの方法で占いが行われています。
とはいえ、最初はキャスト(放り投げる)する方法は難しく感じられると思いますので、はじめての方や慣れないうちは、スプレッド(混ぜて引く)する方法のワンオラクルを行ってゆき、ルーン占いに慣れたらキャストをしてみるとわかりやすいかもしれません。
勿論どれが本当の方法という事はないので、この方法を完全に守らなくてはいけないという事はありません。やってみながら合う方法を選んで自分なりにアレンジして楽しみましょう!
キャスト(放り投げる)する方法
キャスト(放り投げる)する方法は解釈の仕方が難しいかもしれませんが、全体の流れなどを見るのにおすすめです。枝を使う方法とルーンチップやストーンを使う方法があります。
昔ながら!枝を投げる方法
必要なもの:布(60cm以上)・9本の木の枝
場所は家の中でも外でもOK
- まず、それなりに大きい布と枝を9本用意します。
- 床もしくは地面に布を敷き、枝9本を手に持ちます。
- 占いたい事を念じながら、枝を布に向かって放り投げます。
- 散らばった枝の配置を見て解釈を行います。
- 布からはみ出た枝は外し、それ以外の枝の重なり具合でルーン文字に見える箇所を探します。
- 見えたルーン文字をメッセージとして受け取り、解釈します。(1つでもそれ以上でもOK)
ルーンチップやルーンストーンを投げる方法
必要なもの:布(60cm以上)・ルーンチップorルーンストーン
- まずそれなりの大きさの布とルーンチップ、もしくはルーンストーンを用意します。小さいカードのようなものでも良いかもしれません。
- テーブルか床に布を敷きルーンを準備します。
- 占いたい事を念じながら、布に向かってルーンを放り投げます。
- 布からはみ出たものや、後ろを向いてしまったものは外します。
- 残ったルーンの中で気になるルーンをメッセージとしてピックアップしてアドバイスとして受け取っても良いですし、隣り合ってグループにみえるようなものをそれぞれのルーン同士がどのように影響しあっているかを考えて導きだしても良いと思います。
似たルーン同士が集まっていないか、違う意味のルーンのグループができていいないか、このルーンとこのルーンに挟まれているからこんな解釈ができるのではないか等、複合的にみて解釈していくと大きな流れを細かいニュアンスで受け取れます。
※放り投げるので、無くしたり何かにあてたりしないように気を付けてくださいね。
スプレッド(混ぜて引く)の方法
ルーン文字をシャッフルして、そこから1つずつ引いてメッセージを受ける方法です。文字を1つだけひいて解釈する方法(はじめてルーン占いをされる方はこちらがおすすめ)と複数のルーンをひいてタロットのようにスプレッドを組んでリーディングする方法があります。
ワンオラクル(1つだけ文字を引く)の場合
必要なもの:ルーンチップorルーンストーンorルーンカード・チップや石の場合は小袋(あればリーディングマット等)
- チップか石の場合は袋にルーンを入れ、占いたい事を念じながら片手で袋の中をかき混ぜる。カードであればカードをシャッフルする。
- 混ぜたルーンの中から、コレと思うタイミングでひとつルーンをひく。
- その文字から解釈を行う
複数のルーンでスプレッドを組む場合
内容に応じて色々なスプレッド(配置方法)にて占いをする事が出来ます。スプレッドを使用する事で、細かく色々な角度からみたメッセージを導き出す事が出来ます。
スプレッドは、何かを参考にしても良いですし、自分で配置を考えて組んでみるのも面白いですよ。
今回は例として3つのルーンを使用して「過去・現在・未来」それぞれにルーンを引いて複合的に見る方法をご紹介します。
必要なもの:ルーンチップorルーンストーンorルーンカード(あればリーディングマット等)
- チップか石の場合は袋にルーンを入れ、占いたい事を念じながら片手で袋の中をかき混ぜる。カードであればカードをシャッフルする。
- 混ぜたルーンの中から、コレと思うタイミングでひとつルーンをひく。
- 過去の位置にルーンを1つおく。
- またシャッフルして現在に置き、シャッフルして未来のところにルーンを置きます。
- 裏返っている場合は表向きにして文字から解釈を行います。
- 過去ではどうだったか、現在はどのような状況か、このままだとどんな未来が予想されるか1文字ずつその時系列においての解釈をしていきます。
このスプレッド以外にも、時系列だけでなく課題やアドバイスなどを追加しても良いですし、2択で迷っている場合にはそれぞれに1つずつひいてみても良いと思います。
スプレッドについては、いくらでもパターンが考えうるので、タロットのものを参考にしつつ色々試してみると占いやすいものが見つかると思います。
ルーン占いに必要な道具について
まず、ルーン占いに必要な道具をご紹介。石だったり木だったり骨だったり、カードになっていたり、色々あるので買いやすさや使いやすさで選んでいただくと良いと思います。スマホのアプリでもルーンがひけるものがあるので道具を持っていない時はそちらがおすすめです。
ルーンストーン
石にルーン文字が刻まれたものです。様々な石で作られたものが販売されているので好きな天然石を探してみるのも良いかも。
ルーンストーン一覧
木製ルーンチップ
木に文字が彫られたもの。味があって良い感じ。
ルーンチップ一覧
ルーンカード
オラクルカードのように使用できて使いやすい!カードの絵も様々なものがあります。
【不思議なパワーを持つ神聖な文字】ルーン・オラクル
【古代から伝わるルーン占いの神秘】パワー・オブ・ザ・ルーン
販売されているものを買うのも良いですが、木に文字を彫ったり、紙に書いたりして自分で作ってみるのも愛着が持ててオススメです。ちなみに私は自分で木に彫ったものを使用しています。
販売もしていますので、良かったら以下のページもご覧ください!
ルーン占いでの質問の仕方
基本的にはルーン占いの場合、自分(もしくは占う人を主体として)わかりやすくて明確な質問が向いていると感じています。
「○○出来ますか??」ではなく「○○する為には自分はどうしたらいいですか?」こうしたいという意志の元、アドバイスをもらうような形の質問のほうが、メッセージを受け取りやすいと思われます。今は何を頑張ればよいのか、そんな質問を気軽にしていくと仲良く付き合っていけそうな感覚です。
今の状況って?とか今後の流れ~みたいな大きな流れを細かい角度でみていくのであれば、ワンオラクルではなく、キャストする方法か複数のルーンをひいてスプレッドを組むやり方で、複合的にみたほうがわかろやすいかもしれません。
私の感覚的に、ルーン占いは「自分をどうしていけばいいのか」「自分のエネルギーをどこに向けていったらよいのか」というような自分の方向性を決めて進むための応援が向いていると感じています。とにかく「自分を」って感じがするんですよね。文字を刻んでお守りにする事もあるように、貰ったメッセージをお守りとして自分の勇気や自信に変えていくようなパワーを感じています。
ルーンの解釈の仕方について
ルーン1文字ずつの意味は「ルーン文字一覧」を参考にしてみてください。24個のルーン文字(ゲルマン共通ルーン)にて、私が占いにて採用している意味合いを掲載しています。
そして、ルーン占いではタロットと同じように逆位置を採用して占う方法もあります。逆の位置になっても文字の形が変わらない物(ギーボやイサ等)以外は逆位置として解釈します。その場合その文字が意味するエネルギーが過剰すぎたり足りなかったりというような意味合いでリーディングしていきます。
また、文字が意味するものを、どう自分なりに落とし込んでいくかという解釈法は「ルーン占い解釈の仕方」として書かせていただいております。
最後に
今回ご紹介したルーン占いのやり方であれば、木片を拾ってくるなり、紙に文字を書いて扱いやすいサイズに切ってみるなりで、わざわざ道具を購入しなくてもはじめられる占いです。まぜて、ひいて、意味を見て、気軽にアドバイスをもらってみてはいかがでしょうか。まずは、今の自分にアドバイスを下さい。という形でルーンを1つだけひいていく事からはじめてみると、驚くほど簡単にルーン占いの扉が開かれます。エンジョイ!ルーン占い!