小アルカナ ワンド 5 です。
5人の少年たちがワンドで競り合う姿が描かれています。
小アルカナ『ワンド 5』の基本的な意味
- スートのキーワード:本能・情熱・衝動
- 数字のキーワード:対立・破壊・葛藤
- 競争、切磋琢磨、模擬戦
ワンドを掲げた人物が5人描かれています。争いのように見えますが、彼らはみな若く、色とりどりの普段着を着ています。これは血を流すような争い・戦いではなく、互いに情熱を捧げ合うスポーツや模擬戦を表します。
色の要素
- 赤:情熱、行動力、生命力
- 背景の青:ニュートラル
逆位置のキーワード
逆位置はカードの基本的な意味に対して、否定・過剰・不足・未達のエッセンスを示します。
- 過ぎた情熱による喧嘩、不和
イメージ
これはスポーツでのやりあいですね。若者たちがめいめい棒を持って競い合うスポーツ。戦いの装備ではなく普通の服を着ているので、ガチの「戦い」ではないでしょう。争い合い傷つけ合うニュアンスではない。
というわけで、このカードは「真剣に競い合う」もしくは「ちょっとした小競り合い」みたいなシーンを想起させます。
ワンドのキーワード「本能・情熱・衝動」が基本になるので、しっかりしたルールのある競争、例えばスポーツというよりは、子どものチャンバラのようなイメージです。子どもの遊びと言えど、どんどん白熱して時には喧嘩になるように、ここに描かれた若者たちも真剣な様子で棒を振り合っておりますね。
数字のキーワードに「対立・破壊・葛藤」という要素もあり、ちょっとしたことで仲間割れをしてしまうニュアンスもあります。ワンドは衝動的で急に沸き立つものでもあるので、「うわー喧嘩になると思った!」という予測できる事態ではなく、「あ!喧嘩になっちゃった!」みたいな、予想外想定外の争いとも言えます。この若者たちも、最初は仲良く棒を使って遊んでいたのかもしれないなぁ。
もしも『ワンド 5』が自分自身を表すところに出てきたら、自分の中の複数の欲求がぶつかり合っているのかもしれません。お腹が空いている上に眠くて仕方がない、みたいな。ごはんを食べないと眠れそうにないけれど、ごはんを食べるのもしんどいくらい眠い!みたいな。
逆位置で出るとガチで喧嘩になります。あーあこじらせちゃったね、早めにごめんなさいをしていたらこんなに長引かなかったのに!次の日に会うのも何だか気まずい、じーっと熱がこもって嫌な感じ……そういう経験はきっと誰しもあると思います。お互にいついカッとなってしまっただけで、よくよく考えてみれば大したことではないんだけどなぁ、なんてこともあるでしょう。
もしくは、喧嘩になりそうでならなかった、というときに逆位置で出ることもあります。イラッ!やカチン!を身体の中に閉じ込めてしまったのかもしれません。いずれにせよワンドである以上、単体で読むと理性や理屈、事実や事象は主役にならないので、イラッ!やカチン!を「もうええわ」と解放できたら、もしくはそれらの原因を冷静に分析して整理できれば、あっさりと解決するかもしれません。
喧嘩や切磋琢磨の場に参加する元気がないときにも、『ワンド 5』が逆位置で出てくることがあります。元気を奮い立たせて飛び込んだ方がいいのか、それともじっと傍観する方がいいのか、もしくは仲裁役にまわった方がいいのか……冷静に考えた方がよさそうですね。
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